○ 雨飾山

【登った日】 平成 24年 9月 1日(土)
【天  候】  晴
【山の名前】 雨飾山(1963.2m)
【時  間】    7:00〜14:30
【同行者】  おK3
【コース】    雨飾高原キャンプ場前駐車場〜ブナ平〜荒菅沢〜笹平〜雨飾山〜笹平〜荒菅沢〜ブナ平〜雨飾高原キャンプ場前駐車場

 先々週に行きそびれた雨飾山へ、何度目かの正直でようやく足を運んだ。
情報はひらさんのhighトレッキングから豊富に得られた。
この山はみーさんもK2隊も秋に訪問され、素晴らしい紅葉を堪能されたようですのでやはり秋なのかなと思いつつも、何度か計画倒れになって居ることも有り、かなり紅葉には早すぎるが決行することにした。
ちなみにこの両隊は示し合わせたかのように同じ年の同じ日に登っておられる。
なんと言ってもアプローチが遠いので何度も計画倒れになっているのだが、いっそのこと前の晩に駐車場まで行ってしまえとばかりに金曜日の仕事を終えた後、夕食を摂り準備をした後シャワーを浴びてさっぱりして夜中のドライブとなりました。
結局21:30に桐生を出立して北関東道へ。
長野ICを降りた後2カ所ほど道間違えなんぞしながら駐車場にたどり着いたのが2:30過ぎですのですぐに仮眠に入ります。
到着時は3台のみの駐車で寂しいもんです。
明るくなったのと周りの喧騒で目が覚めるとなんと6:00近くでは無いですか。
外に出てみるともう20台以上の車が止まっています。
それほど急ぐわけでもないのでガスでお湯を沸かして朝食の準備に取りかかり、結局前夜泊したのに出発は30番目?くらいとなりました。
出立時も車がどんどんやってきてこの駐車場はそろそろいっぱいになるのではないでしょうか。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、 第548号)」

6:00ちょっと前に起き出したときの駐車場の様子。
正面がトイレと休憩所。左が登山者用テン場。(500円/人)
その上がキャンプ場の管理棟。帰りにここでバッジを買いましょう。
朝食は初めてレトルトのおかゆを試してみたが、これが寝不足の寝ぼけ眼の食欲の無い状態でも中々食べやすくて良かった。
さぁ出発です。最初は木道を歩きます。
尾根取付には山頂まで180分と書かれた標柱。 初っ端から急登が続きます。すぐに汗が。
ブナの木が目立つようになってきたなぁと思ったら・・・・。 ブナ平です。休憩地に良さそうな場所です。
山肌を捲くように進むと下りはじめ荒菅沢へ到着です。
ここで沢沿い上流の方向に景色が開けました。。
これが布団菱岩峰群か・・・。秋にはこの斜面も色づいて絶景でしょうな。
荒菅沢には大勢の登山者が散らばって休んでいます。
ここには雪渓が残っていますので沢水は冷たいの何のって・・10〜20秒ほど手を付けているのが精一杯。
沢からも急登が続きます。 広いスラブ状の岩盤が草木の繁茂を拒絶しています。
岩石主体の尾根は傾斜もあり想像以上骨があります。
登山道の岩は浮いているのも多いので落とさない様に気を付けます。
振り返って見下ろすと先ほど休んだ荒菅沢と雪渓が見ます。
又その右奥(画像中央やや右上)には駐車場も見えます。
丸太の梯子が設置されていて親切です。鎖だと難易度が上がります。 左手前方に目指す山頂が見えてきました。
笹平に上り詰めました。ここは金山、天狗原山へと古い道標に書かれたいましたが・・・・これらの山は遠すぎますよね。 笹平からみた雨飾山。
台地状の笹平の真ん中を登山道が山頂に向けて続いています。
笹平を少し行くと糸魚川方面への分岐がありました。梶山新湯雨飾温泉とありました。長野側、新潟側双方に雨飾温泉があるようです。 雨飾山への最後の急登となる登山道には登山者がまばらな列をなしています。これが秋の最盛時は連続しちゃうらしいです。
この最後の急登は結構急峻で同じく落石に注意です。 上り詰めた鞍部から南峰を見ると・・・混んでます。なので最初に北峯。
北峰には石祠と石碑が祀られています。
北峰は新潟側になるようです。
おK3北アルプスを眺めて何を想う。
「待ってろよおまえ達!」とでも心の中でつぶやいているのだろうか。
北方向を見ると鋸岳、鬼ヶ面山といったいかにも怖そうなゴツゴツした山々が雲にまみれて見ます。さぁ南峰に移動しましょうか。 長野側の南峰。
人は多いのですが休憩場所も広いので余裕です。
標柱の真下に三角点と石祠と募金箱。 笹平を見下ろせる場所を確保してランチの準備です。
まずは最近の定番。
簡易クーラーボックスから冷え冷えのを取り出してぐぐっといっぱい。
暑い夏のこの一口が最高です。
後立山連峰は一部雲遮られていますが、一部白いものがはっきりと見える。あれが白馬岳の大雪渓ではなかろうか。いやいや違いましたよ。みー猫さんから教えていただきました。朝日岳の雪渓ですね。
戻りは同じルートを降ります。 荒菅沢を見下ろす。こうやって見ると結構雪渓が残っていますね。
400m単位にこの標識が。目安になります。 下りで撮るものも無いので花を撮ってみる。
雲が晴れた合間にとげとげの山容の山が見えたのだが山名は判らない。自宅に帰って調べてみたが、昼闇山なのだろうか。 これは焼山と判る。
この後ろには火打山が見えるはずであるが雲に隠れているようだ。
くだりも落石に注意してゆっくりと降りましょう。 丸太の階段はこの様ににしがみつかずに足下を見て降ります。
くだりは早いおK3の本領発揮です。 ブナ平まで降りたようです。ここまで来るとゴールがすぐですね。
尾根取り付きから木道を歩いていてふと小川を見るとイワナ?が悠々と泳いでいました。禁猟地域なので人が近づいても安心しているのか。 駐車場に戻りました。車列は路肩まで延びていますよ。
キャンプ場管理棟で山バッジを忘れずに買って帰路につきます。
日帰り温泉であるが雨飾荘に寄ったら看板に15:00までとある。

こりゃダメだと言うわけで事前に調べておいたもう一つの案、小谷温泉の大湯元山田旅館。
ここを通りかかると登山者の姿がチラホラ。
なんか混んでいそうな予感がして最終案の道の駅小谷 深山の湯へ。

これが大正解でした。
天然温泉の源泉掛け流しの湯が良かった事、そして併設されている食事処の「鬼の厨」で食事をすると温泉代が半額の300円になるという。

割引も良かったが、ここで食べたお勧めの「かまど定食」の満足度が高かったこと、そして一番気持ちの良かったのが店長さん?はじめスタッフの皆さんの対応が親切できびきびとして大変好感が持てたことです。

充分に満足して長い長い帰路につきます。
お風呂から上がって少し仮眠しましたが、寝不足である事には変わりは無いので充分気を付けて帰りましょ。

雨飾山はアプローチに難があるが山自体はサクッと登れる山だと思い込んでいた。

実際登って見た感想であるが、中々目先が変わり飽きさせない面白い山であった。

尾根の急登をこなすとブナの林が。
山腹を巡るとその先には雪渓の残る沢が出てきて、そこでは迫り来る岩峰群を目にする。
スラブの山肌を見ながら岩尾根を急登すると山頂が見えてくる。
そして上り詰めた笹平はその名の通りささに覆われた台地で、その先には山頂への最後の急登となる登山道が目に入る。
山頂からは日本海、頸城山塊、後立山連峰が見渡せて山頂にいても飽きることが無い。

このように秋の紅葉時期では無かったが結構満足度の高い登山が出来た。
ただ聞くところによるとこの山は晴れる確率が非常に低いとのことで有るので我々としては雲の無い快晴とまで行かないがそこそこの展望も得られたので良しとしよう。

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