○ 御嶽山

【登った日】 平成23年 10月 10日 (月)
【天  候】  晴
【山の名前】 剣ヶ峰(3,067m) 
【時  間】  06:55〜14:00
【同行者】  おK3
【コース】  田ノ原駐車場〜八合目金剛童子〜王滝頂上〜剣ヶ峰〜お鉢巡り〜二ノ池〜王滝頂上〜八合目金剛童子〜田ノ原駐車場

御嶽信仰の聖地でもある御嶽山を訪れた。
地元川内の三峰山と三十六童子に始まった御嶽巡りはついに総本山への到達となりました。
夏場は白装束の信者の方の方が多いくらいだと云う事ですが、この季節では講の方々は見受けられず登山者のみであった。

事前にアプローチに掛かる時間を調べてみると何と桐生からは6時間も掛かると云うではないか。
とても日帰りは無理なので前泊することとして前日日曜日の夕方に桐生を出た。
途中で休憩や夕食の時間を入れて丁度6時間で田ノ原駐車場に着いた。
御嶽湖から田ノ原までのくねくね道が長いこと長いこと。
驚いたことに駐車場には我々と同様車中泊と思われる20台上の車が既に停まっておりました。
なるべく大きな音を立てないように寝床をセッテッングして、11時PMには冬用のシュラフに潜り込む事が出来た。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平22業使、第547号)」

4時半過ぎには目覚めたのだが寒そうでなかなかシュラフから出にくい。

そのうちに外が明るくなってきたので意を決して起き出す。

やはり車外は肌寒くはあったが、真冬の寒気とまでは行かないのでフリース1枚を着込んで準備に掛かる。

目の前にはこれから登る御嶽山がドーーンと朝日を浴びておわします。

おぉあそこに登るわけですね。

お茶を沸かして朝食を摂り、テルモスに暖かいお茶を入れる。

駐車場は2段となっているが、我々のトイレのある1段目駐車場は8割の入りと云ったところであった。

準備中にもどんどん車がやって来ます。

さあてと、駐車場入り口にある鳥居が登山道の始まりです。 最初は広い砂利道でした。
大江大権現。 あかっぱげ・・だそうです。
八合目の金剛童子。 古い丁目石。
少し上には石室がありましたので中で休憩してみました。 富士見石。今日は残念ながら見えません。
九合目。 一口水。試しに飲んでみる。水量はとても乏しい。
九合目にも石室がありました。 登山道右手には切り立った崖が。
中央不動。 王滝頂上の小屋がだんだんと大きくなってきました。
急登をこなすと王滝頂上です。 頂上には御嶽神社。ここから先は風が強くウィンドブレーカーを着る。
剣ヶ峰へは一旦八丁ダルミへ下ります。 御神火祭場のモニュメント。
地獄谷方面の噴煙の硫黄臭の中、剣ヶ峰への斜面を登る。 剣ヶ峰山荘直下の急登。あと少しだ。
剣ヶ峰山荘に到着です。ここで風を避けて小休止。 山荘から石段を登ると山頂です。御嶽山頂神社。
山頂標柱と背景には二ノ池。遠方に見えるは乗鞍岳ですね。
他にも雲と一緒に中央アルプス、南アルプス、北アルプスの山々が見えましたが、肉眼でかろうじてなのでUPする程の画像とはならない。
二ノ池後方には摩利支天山と継子岳。
二ノ池は綺麗なエメラルドグリーンですね。
王滝頂上方面を振り返る。噴煙が目立つ。 さぁお鉢巡りに出かけましょうか。
お鉢巡りでは三十六童子が配置されている。 すべての童子の石碑をカメラに納めながら歩きましょうかね。
古い石碑が横に並んで置かれている童子もある。 地獄谷方面。
お鉢巡りをする人は少ないようだ。 一ノ池が背景となる。
継母岳。すぐそこで難なく行けそうではある。 剣ヶ峰を振り返る。
金剛護童子。 少し岩場も歩く。
三十六童子すべてカメラに納める。 ここが三十六童子の終点。
少し上に古いお不動様がおわしました。 ここから二ノ池へ下ります。
二ノ池新館と摩利支天山、賽の河原方面。今回は行かない。 二ノ池は縁が凍っています。
例年は万年雪の雪渓があるらしいのですが今年は消えていた。 ここの鳥居は根元から折れていた。風で????。
二ノ池からは剣ヶ峰を捲いて八丁ダルミへ向かいます。 捲き道はこんな所です。
八丁ダルミで噴煙の噴出口をズームしてみる。 帰りは駐車場を見ながらただひたすら下ります。
下りはずっと淡々とした石の登山道下りで途中で飽きて来ますねぇ。 思ったほどの紅葉は見られませんでした。残念。
駐車場は1段目も2段目も車がいっぱいです。真後ろの山は三笠山。 帰りに遙拝所に寄って家内安全のお札を購入する。
駐車場まで戻りました。

一度歩いたので頂上の様子や戻りのトラバース道、崩落して崖となっている箇所など、より実感を持って見てしまいますね。

御嶽山を登頂したので三峰の未踏峰は八海山だけとなった。

三笠山は何と当時は全く意識をしていなかった群馬の諏訪山の手前にあったヤツウチグラがそうなのである。

御嶽山や八海山と比べると規模、知名度共に低く寂しいものがある。

八海山は近いうちに是非一度は行って見たいと思ってはいるのだが、鎖場が連続する結構険しい箇所もあるらしいので事前準備を怠らないようにしなくてはなりません。

コーヒーを涌かして一休みして、さぁ温泉で汗を流して帰りましょうか。

寄った日帰り温泉は「御嶽温泉 王滝の湯」です。

途中舗装路が途切れ砂利道を走ってたどり着きます。

はっきり言って渋いです。

建物も渋いし、お風呂も渋いです。

風呂場とトイレと6畳の休憩室以外何もありません。

自分は結構このような秘湯は味が有って好きです。

500円。源泉掛け流し(源泉温度が低いので加温しているらしい)。

湯船の窓から御嶽山を見ながら疲れを癒します。

今回土日と所用があったのだが、こういう時はえてして天気が良い。
日曜日の夕方には済みそうだったので、日曜のうちに登山口まで行けるどこか適当なお山はどこかいなと調べたところ、木曽駒、空木岳、恵那山が
候補となる。
それではと、秩父御嶽山の続きと云うか締めくくりという意味で木曾の御嶽山になったのである。

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