○ 霧ヶ峰(車山)

【登った日】 平成24年 2月 4日(土)
【天  候】  曇り時々晴れ
【山の名前】 車山(1925m) 蝶々深山(1836m)
【時  間】  9:55〜13:45
【同行者】   おK3
【コース】    車山肩駐車場〜車山〜車山乗越〜蝶々深山〜車山肩駐車場

先週の赤城山五輪尾根では悪天によりスノーシューハイクが満足に出来なかったので今回は霧ヶ峰まで遠征することにした。
スノーシューハイクツアーもあるし、日本百名山でもあるので結構登山者も多いと思ったら結構閑散であったのは意外である。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、 第548号)」

車山肩の駐車場はほんの狭いスペースのみ除雪されており広い駐車場すべては使えません。全部で9台の駐車でした。
山歩きが半分、写真家が半分といったところでしょうか。
今回の周回予定は反時計回りで最初に車山を目指します。
ネットの情報通り寒いです。風もあります。
手袋を二重にしてるにもかかわらず指先が冷たくて痛く感じます。
トレースはあるような無いような。これは直前の踏み跡などは風で表層の雪が巻き上がってすぐに跡を埋めてしまうからですね。 本当はダイレクトに頂上に向けて登りたいのだが、踏み跡をたどらないと膝まで沈んでしまい歩きにくいのです。
ある程度登って後ろを振り返ると八島湿原が白い平原となり、まるで結氷した湖の様に見えます。 おとなしく夏道の踏み跡をたどって登っていくと気象庁の車山気象レーダーが見えてきました。
しかしここまで写真家1名にあっただけです。
山頂にて記念写真。残念ながら360度のパノラマは曇り模様でサッパリです。先週と同様下界は快晴だったのですが山頂からはNG。 山頂からの風景。
肝心の山並みの辺りに雲の帯がたなびいて・・・残念賞。
本来ならば八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、富士山とすばらしい眺めを満喫出来る予定だったのですが。 山頂のレーダー施設の建物側面は雪が張り付いていて白い壁のようです。どこからかザックを背負っていないカップルが現れましたが???。
山頂の車山神社。
4本の御柱で囲まれています。
神社のすぐ下方にはスキーのリフトのトップがありました。
先ほどのカップルはここから登ってきたのですね。
下りはスキー場のゲレンデの端を遠慮しながら下ります。
ボーダーやスキーヤーがすごいスピードで横を滑り降りていきますよ。
前方に登ってくる人あり。明らかにスキーヤーではありませんね。
同じ仲間です。我々とは反対の周回をしている登山者でしょう。
ゲレンデから車山乗越に行こうとするが結構沈むので、遠回りであるが踏み跡のある尾根に向かう。ちょうどリフトで登ってきたと思われる6人パーティが尾根を登り始めたのでついて行くことにした。
しかしこのパーティは途中で降りてきてしまう。何でも途中で踏み跡も消えてしまい、結構沈むのでラッセルが大変らしい。ゲレンデ方向に降りて行っちゃいましたよ。
我々はそのまま尾根をラッセルしながら進むがやはりきつい。
どうせきついなら乗越までダイレクトに進もうと方向転換。
左画像は方向転換後の斜面。
ほぼ膝までのラッセルとなるが、新雪でもあり雪が軽いのでそれほど苦ではない。しかしだんだんと疲れて来ますよ。
何とか車山乗越までたどり着いた。ここは踏み跡も濃く沈まない。
乗越から先は歩きやすい。柵に導かれて進みます。
先ほどの6人パーティも乗越にたどり着いたようです。
蝶々深山方面へは踏み跡がありません。
皆さんここから車山肩へのルートを採るようです。
我々は予定通り蝶々深山へ向かいます。トレースは無く綺麗ですね。 おK3最初は難色を示すが物見岩へは行かないからと云って説得する。
風が強い蝶々深山の山頂です。兎に角写真を撮って退散です。
当初予定は物見岩から八島湿原まで周回するつもりでしたが、登山者も少なく、まして蝶々深山でさえ足を伸ばす人が他にみあたりません。
そんな訳で下りは沢渡方向にダイレクトに下ります。
途中から雪が柔らかくなりまたしてもラッセルとなる。
当然おK3の機嫌が麗しくなくなりますよ。膝上まで沈みます。
蝶々深山からのなだらかな斜面を苦戦して降りてくるとようやくトレースに遭遇しました。おまけに灌木帯のため風もありませんのでここで1本。 沢を渡り登りにかかると灌木も無くなりトレースも雪に埋もれています。
しかしくぼみとして残っているので跡をたどります。
トレースを外すとやはり膝上まで沈むのでこれは助かります。
トレースをなぞるとこの程度で済みます。 振り返って八島湿原。
先ほどまでいた蝶々深山のなだらかな山容。
どうせラッセルなら最短距離で下れば良かったかな。
車山肩が見えてきました。
ゴールはすぐそこです。
夏山の一般的なルートを周回するつもりで来ましたが甘かった。
夏に3時間くらいだから、踏み跡も多くあり4時間もあればと思ったのだが、所々沈むし、初っぱなで当初予定はとても無理で有ると。

まして蝶々深山、物見岩、八島湿原方面を歩く人は他には見当たらなかった。
最初の出だしからそこそこの風があって寒く、やはり厳冬期の雪山は霧ヶ峰といえども侮れない。

今回も快適なスノシューイングとはいえなかったが、結構面白かった。

ラッセルにしても腰まで沈む程では無かったのと短い距離なので何とかなった。

本日の日帰り温泉はすずらんの湯。
源泉の露天風呂がちょっとぬるっとして温泉らしく良かった。
事前にHPから割引券を印刷していったので700円のところ600円でした。

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