○ 米山

【登った日】 2023年 5月 25日(木)
【天  候】  晴
【山の名前】 米山 (992.6m)
【時  間】    8:20〜13:50
【同行者】  おK3
【コース】    大平駐車場〜登山口〜711m峰〜米山 (往復)

原三角点とは明治初期に内務省地理局が測量のために埋設した測量点で、その後使命を終え撤去されており、現存するのは全国でわずか3箇所のみであるという。
雲取山、西上州の白髪岩、そしてこの米山である。

すでに前二か所は原三角点訪問が目的では無かったが、たまたまその場所にあったというのがきっかけであり、ならば3か所すべて行ってみるかとなった次第である。
特に二回目の白髪岩の原三角点は立派で歴史を感ずるその風貌は明治の新国家樹立後の息吹を想起させる様だというとちょっと大げさか。
ということで柏崎にある米山の原三角点を見に行こうということになった。

微妙な距離であるので日帰りではなく柏崎に前泊することにした。
柏崎の「みなとまち海浜公園」には夕飯を市内で摂った後夕方に到着したのだが、平日のせいか広い駐車場には車が数台のみ。
静かな場所でゆっくりと熟睡出来ました。

翌朝大平駐車場までは30分も掛からず到着。


この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています。

大平駐車場。すでに6台の駐車。平日でも人気の様です。
土日は路肩駐車となるまで車両が来るようだ。
熊が生息しているようだ。
この時間帯ならば大丈夫とは思うのだが。
山道を少し登って林道に出る。林道を数分登ると大平登山口へ。 さぁ、登山開始です。階段状に整備されている登山道。
小広い空間が現れる。最初の休憩場所となる。 まだ700mしか来ていないらしい。
アップダウンは無くほぼ登り一辺倒。 米山山頂と直下の小屋がよく見えます。
山頂まで1750m。二ノ字の標識。 どんどん登って711m峰に到着。まだ半分に届かない。
西方向に白く冠雪している山々が。頚城三山と思われる。 ブナ林の中を梯子を登る。
オオイワカガミが登山道両脇に数多く見受けられた。 ガンバレ岩と言われているらしい。
躑躅もチラホラ。 「しらば」と読むようだ。地蔵の石像。
さぁ、山頂へ。
あと一登り。
破線道との合流地点を覗くと階段と残雪。踏み跡からして結構使われているようだ。
ブナの大木。 小屋の一部が見えたらあっけなく頂上です。
小屋内でランチタイム。2階建ての立派な小屋です。
佐渡、弥彦、米山国定公園。米山山頂。 現在の三角点。
これがお目当ての原三角点。白髪岩のものに比べると小ぶりであった。 柏崎の市街と港湾。昨晩泊まった海浜公園も見える。
直江津方面。 頚城山塊。北アルプスは後ろに隠れてしまって見えない。
南の苗場山方面。 米山薬師は日本三薬師の一つだそうな。
石祠にご挨拶後、下山に掛かります。 下るとすぐに水場の標識。30秒だけど必要ないのでパス。
だだひたすらに下る下る。 広場まで来たので登山口はあとちょっと。
登る時は登りが続いて少々キツク感じたのだが、下りはその反面膝に負担がかからない様に飄々と降ります。

途中から高崎からおいでになった自分と同年代の男性と色々話しをしながら下った。

なんでも原三角点は知らなかったらしく、ただ単にこの近辺に来た時に目立つ著名な米山を登ってみたいのでやってきたという。

三階節に歌われるように昔から有名な山なのでしょう。

駐車場から海浜公園に戻り、公園内のシーユース雷音というホテルの日帰り入浴にて汗を流して帰桐した。

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