○ 武川岳 伊豆ヶ岳

【登った日】 平成23年 1月 29日 (土)
【天  候】  曇り時々晴
【山の名前】 武川岳(1,051.7m)  二子山(882.7m) 焼山(850m) 蔦岩山(1,004m) 前武川岳(1,003m) 伊豆ヶ岳(1,294m)
【時  間】  08:10〜15:20
【同行者】  おK3
【コース】   果樹公園あしがくぼ道の駅駐車場〜二子山〜焼山〜蔦岩山〜武川岳〜前武川岳〜山伏峠〜伊豆ヶ岳〜大倉山集落〜正丸駅

今月の初旬に訪れた秩父の武甲山であるが、その周回路で鳥首峠分岐から妻坂峠への下りで膝にきてしまい、又、時間の余裕も無いため目の前に見える武川岳を断念した。
その時妻坂峠で一緒に休憩していた単独行の女性が「武川岳は二子山からの縦走がいいわよ」と教えてくださった。
よしおK3が寒いから嫌だと云う雪山は止して武川岳に行こう。
色々と調べてみると事例がいっぱい出てくるではないですか。
中でも一番気に入ったのが伊豆ヶ岳経由で正丸駅から電車で駐車場所の芦ヶ久保駅まで戻るというルートである。
西武秩父線は1時間に2本の割合で運行しているので待ち時間の期待値は15分であるので時間を気にする必要はない。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平21業使、第522号)」

果樹公園あしがくぼ道の駅に駐車。広い駐車場です。左上に見えるのは芦ヶ久保駅で、戻りは正丸駅からこの駅まで戻ります。(08:12) 道の駅から西方向に進み、農産物加工所前を通ると道標があり、その先の秩父線ガードを潜っていきます。
ガードを潜るとすぐに山道となります。 水場がありましたが今日は必要なし。二子山まで70分とあります。
最初の内はなだらかな登りですが、沢を離れる辺りから如々に急に。 こんな岩場を左手に見ながら斜面を登ります。
尾根に合流しました。登山道は尾根伝いと思っていたので少し意外。 二子山雌岳への最後の登りは急登です。ロープが頼りになります。
二子山雌岳山頂。展望無し。写真だけ撮って雄岳へ。(09:35) 雄岳へは10分とありました。下って登ると・・・。
二子山雄岳山頂。三角点が有りました。(09:44) 二子山からは歩きやすいなだらかな下り坂をゆっくり降ります。
途中に林道への分岐が有りました。 焼山への登りではうっすらと雪が残っていました。
後ろを振り返ると二子山が。
日本中至る所に有りそうな双(二)子山。
焼山に到着です。ここで女性2名のハイカーと遭遇。我々とは逆方向のルートを回っておられる様です。お互い写真を撮り合う。(10:27)
武甲山の東斜面がよく見えます。この風景を見ながら大休止。 焼山から蔦岩山への間は一部分登山道と林道が平行しています。
蔦岩山。山名板が2枚ほど有りました。(11:25) 武川岳が見えてきました。ここから見るとなだらかな山ですねぇ。
武川岳への最後のなだらかな斜面。 武川岳山頂到着です。何人ものハイカーが昼食休憩中。(11:46)
今日の昼食は又してもカップラーメン。色の綺麗な鳥が周辺を飛び回っているので撮ってみた。10枚以上撮ったが何とか見れるのはこれだけ。 今日の第1目標のなだらかな広い山頂を持つ武川岳を後にして山伏峠への長い尾根を下ります。
前武川岳です。ここは名郷方面への分岐点でも有ります。(12:29) 左側雑木林、右側植林地の尾根を滑らないように注意しながら。
膝痛になると嫌なので腹筋を使い工夫しながら降ります。
いつもながらの下りは早いおK3。
山伏峠までもう少しの所に名栗げんきプラザへの道標。
ショートカットなのでしょう。
車道の上部に出ましたが金網で遮られ、おまけに金網を越えても擁壁で車道に降りられません。左は踏み跡が濃いのですが、地形図の点線道からは遠くなるので右へ。(どうも左へ行っていた方が良かったようだ。) 倒木やこのような小藪があるが、踏み跡はしっかりとあり、朽ちた木の階段まであるがあまり利用はされていない様だ。
しかし間違いで無いことは確か。
峠の車道に降り立つおK3。(13:08)
藪はほんのちょとだけだったので機嫌を損ねる程では無かったようだ。
対面の伊豆ヶ岳方面への登り口と思われる空き地があった。
注意してみると左側に尾根へと登る踏み跡が有った。
尾根に取り付けば大丈夫とせっせと登ると・・・。 鳥居が出現。そして北方向からは濃い踏み跡も。石祠にお参りしましょ。
伊豆ヶ岳への尾根は良く踏まれた歩きやすい道です。 途中、このように階段も整備されていたりします。
岩場の薄い土に根を張った杉は強風に耐えきれなかったのでしょう。 伊豆ヶ岳頂上直下の最後の急登です。
高畑山、子ノ権現方面への分岐と思われます。 分岐のすぐ先が頂上でした。立派な頂上標石です。木製も有り。(13:56)
ポツリポツリと人がやってくる頂上で行動食休憩を取ったあとは下るだけですが、なになに女坂は崩落があり下っちゃダメとある。それじゃ男坂? 男坂の下りもロープが張られていて通行しちゃダメなようである。
結局女坂の迂回路ができておりそのルートをおとなしく下る。
男坂の登り口に立ってみる。どうも岩登りの技量を要求するからではなくて落石が多いので通行を制限しているだけのようだ。自己責任と有る。 男坂を下りたかったなぁ等とブツブツ云いながら北方向に下る。
すぐに分岐点があり、東へ向きを変えて正丸駅方向へ向かう。
地形図でつづらおりの場所であるが、急な滑りやすい斜面である。
幸いにロープが沢山張ってあるので利用させてもらいましょ。
植林帯をどんどん下ります。
岩の下に何か書いてあります。「休んでけ岩」だそうですよ。
良く踏まれた植林帯の下りが続きます。 パイプ製の立派な橋が架かっています。
沢沿いのなだらかな山道になりました。 名栗げんきプラザへの道標。えっ・・ここから行くのでしょうか?。
今日は疲れた様子がほとんど見えないおK3でした。 沢に目をやると氷が貼り付いています。ツララも。真冬ですものね。
車道が見えました。もう山道はおしまい。3人ほど休んでいます。 この場所は「馬頭さま」。馬頭観音が祀られているようです。(14:57)
車道を正丸駅に向かって下る途中に安産地蔵尊。
おK3、二人の娘達の為にこれ幸いにとお参りする。
秩父線のガートを潜るとすぐ左が正丸駅です。(15:20)
この駅の芦ヶ久保方向の場所に1日500円の有料駐車場があり、何人もの登山者が利用しているようだ。全部で10台の区画があった。
正丸駅で待っていた5人ほどの登山者は皆飯能方面の電車が来たら乗り込んでいった。

駅には二人だけが取り残されたがまもなく15:40発の芦ヶ久保方面行きがやってきた。

電車賃は1駅区間で170円。

たまには電車で景色でも見ながらと思ったら、この区間はほとんどトンネルであった。ありゃ。

芦ヶ久保駅に着いてすぐ下にある駐車場へ。

さぁ、今日の温泉は前回が武甲山温泉だったので満願の湯へ。

平日650円、土日は800円でした。

全行程7時間と少々で有ったが、今回のルート(逆回りもそうだが)は1時間前後で拠点がある為に長く感じない。

我々とは逆ルートで回るハイカーが多いように感じたが、実際は色々なルート取りが出来るので一概には言えないのかも知れない。

次回伊豆ヶ岳に来るとすれば子ノ権現を周回するコースが面白そうだなぁ等と思いながら人気の奥秩父ハイキングコースを後にした。

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