○ 千葉の山巡り

近辺の県で千葉の山はまだ訪れたことがない。
みーさんの地元でもある山々はいつか機会があればと思っていたが伸び伸びとなっていた。
土曜日は孫が来る予定だったのであるが、親の方が風を引いたらしくこれも延期になった。
それでは空いた土曜日と日曜日をフルに使って房総半島に繰り出すことにした。
そういう事情のためホテルの予約が直前のため限定されるがこれは贅沢を言ってはおられない。
ホントは磯料理のおいしそうなお宿の泊まりで、ゆったりとした千葉の山巡りのはずだっのだが。

せっかく千葉に行くので通り道の海ほたるを見物していくことにした。
本来は山歩きが主なので余計なのであるが、厳しい山々では無いのでまあ良いではないかと。

PAに入るのに結構時間がかかりましたが一度は来てみたかったので満足です。
後は最初の目的地である高宕山登山口の奥畑へナビをセットします。

 

 

○ 高宕山

【登った日】 平成24年 2月 11日(土)
【天  候】  晴れ時々曇り
【山の名前】 高宕山(330m)
【時  間】  11:25〜14:10
【同行者】   おK3
【コース】    奥畑駐車場〜八良塚分岐〜郡界尾根分岐〜高宕山〜郡界尾根分岐〜八良塚分岐〜奥畑駐車場


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、 第548号)」

奥畑の駐車場は広く20台以上駐車出来そうで、マイクロバスも駐まっています。運転手さんが中で登山者の帰りを待っているのでしょう。 道路を挟んだ向かい側に高宕山への道標。
2.7kmだそうです。
ここから登山道が始まります。 登山道は整備されております。
擬木の階段です。 八良塚への分岐。時間があれば寄りたいところです。今回は無理。
山腹を捲くように進むと郡界尾根コースへの分岐が。
あまりアップダウンはありません。
山頂を大きく回り込んで進むようです。
大きくえぐれた場所を通過します。
山頂をぐるりと回り込むように登ると階段。 ロープのたれる斜面を登って最後の階段を登ると・・・。
山頂です。屋根の落ちた石祠です。奥の院。 山頂からの景色1。
山頂からの景色2。山頂直下でランチタイムです。 下りは最短距離で戻ります。これは自己責任で。急斜面です。
ロープが張られた旧道ですので今は使われていないようです。 次があるので急いで下山しましょう。
駐車場に戻ってもまだ10台以上の車が残っています。

マイクロバスは居なくなっていますので、たぶん途中ですれ違った20人の団体さんがそうだったのでしょう。

時間の関係で八良塚へ寄れなかったのは少し残念です。

戻りに八良塚で休憩していた単独の男性に話しかけられました。

不思議なのはこちらは何も言っていないのに、話の内容は近辺のバリエーションルートの事ばかりでして、自分の顔に「ヤブ」とでも書いてあったのでしょうか。

自分らの見た目はごく普通の里山ハイカーにしか見えないはずなのですが。

今日の予定は次に御殿山、そしてホテルの近くの大山または高塚山です。
御殿山登山口は2つ有るのですが、東星田のほうが近いのでナビをセットします。



○ 御殿山

【登った日】 平成24年 2月 11日(土)
【天  候】  晴れ時々曇り
【山の名前】 御殿山(363.9m)
【時  間】  14:50〜16:00
【同行者】   おK3
【コース】    駐車場〜分岐〜御殿山〜分岐〜駐車場


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、 第548号)」

農道のような狭いコンクリート舗装道を進むと駐車場が有りました。
簡易トイレが2つもあるこの場所には3台ほど駐車可能です。
指導標に従って御殿山に向かいます。
作業道を行き着いたところは崩落地の修繕の工事現場の様です。
工事は完了した様にみえますが。
旧の登山道は崩落しているのかよくわかりませんが、なんとか踏み跡をたどって急斜面を登ります。
おK3はこれが登山道なの???と良いながら登ってきますよ。 遊歩道とおぼしき場所が倒木でふさがれています。
でも人が通れるスペースがあります。先人が開けてくれたのでしょう。 もう一カ所屈んで通る場所あり。
その後は普通の遊歩道です。 高照禅寺からの登山道と合流します。
ロープがかけてあり立入禁止の看板が。えーっそうなの。 途中に展望台らしき場所あり。水準点がありました。
合流地点以降はよく踏まれた登山道になります。 大日山、宝篋塔山への分岐。
御殿山への最後の急登です。 山頂は木々に覆われています。
目の前に明日登る予定の伊予ヶ岳が。 同じく富山が綺麗な双耳峰を見せています。
石祠が大小2つ。 山頂中央の大きな木の根元に手製の山名板。
三角点で記念撮影。 山頂の大きく葉を茂らせた木を背景に東屋。
15時を過ぎてしまったので下山にかかります。 倒木の隙間ですが、自分にはきつい。
おK3はするっと通り抜けられます。 登った急斜面は下りでは滑るので要注意です。
駐車場まで戻りました。するとここにも倒れていますが立入禁止の看板がありましたね。 駐車場の側のU字溝ブロックの上にこんなものがおいてありました。
今日の山小屋?代わりはホテルアクシオン館山。

近辺の200m級の山である大山または高塚山へと考えていましたが、ホテルに到着するともう17時を過ぎてしまったのでやめておきましょう。

ホテルには海から戻った黒いウェットスーツに身を包んだサーファーが。

こんな真冬でもやるんですねぇ。

ちなみに予約時は残り3部屋でしたから、ひょっとしたら満室なのかもしれません。

翌朝は7時からの朝食をゆっくりと摂って・・・さぁ今日は3山を巡って帰ります。
順路は富山、伊予ヶ岳、鋸山です。

 

○ 富山

【登った日】 平成24年 2月 12日(日)
【天  候】  晴れ
【山の名前】 富山(349.5m)
【時  間】  8:50〜10:40
【同行者】   おK3
【コース】    伏姫籠穴駐車場〜鞍部〜富山北峰〜鞍部〜富山南峰〜鞍部〜伏姫籠穴


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、 第548号)」

時間の節約の為、伏姫籠穴入り口まで車で行きます。
ここには綺麗な水洗トイレがありました。
準備をしてさぁ出発です。
最初の内は作業道のようですが結構立派な道路です。
道端には水仙の花が。ほのかに香ります。 作業道は舗装されています。
作業道の終点から遊歩道が始まります。 ずっと良く整備された階段を登ります。
水場のようですが、上部の水たまりを見るとちょっと遠慮かな。 崩れないようにコンクリートで固めてありますよ。
双耳峰の中間点に到達です。まずは北峰へ。 吾妻屋と「里見八犬士終焉の地」の標柱。
北峰山頂です。 携帯電話の鉄塔でしょうか。
皇太子、皇太子妃両殿下御散策記念だそうです。 山頂には櫓があり富士山をはじめとする山々が。ズーム。
山頂から景色を眺めていると登山者がどんどんやってきます。 あそこに見えるは本日予定最後の山、鋸山ですね。
複数の団体さんに占拠されたような北峰から南峰に移ります。 観音堂。
観音様が良いお顔で。 南峰山頂。こちらは静かで他に二人居るだけです。
南峰にも鉄塔が。 鉄塔の柵の側に石祠がありお酒が供えられていました。
往路をとっとと戻ります。下りは早い早い。 戻ると1台車が増えています。
せっかくなので籠穴を見物してきましょうか。 籠穴には伝説の姫や八犬士の魂を擬したモニュメント。

少し寄り道をしてしまいましたが、次のお楽しみである伊予ヶ岳へ向かいます。
この山は地元のみーさんも何度かこられている山で、千葉で唯一「岳」がつく山だそうです。

 

○ 伊予ヶ岳

【登った日】 平成24年 2月 12日(日)
【天  候】  晴れ
【山の名前】 伊予ヶ岳(336.6m)
【時  間】  11:20〜13:00
【同行者】   おK3
【コース】    平群天神社駐車場〜展望台〜伊予ヶ岳南峰〜展望台〜平群天神社駐車場


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、 第548号)」

途中の道路から見た頂上付近。わくわくしますね。頂上は絶壁ですね。 平群天神社に車を駐めさせてもらいます。
駐車場はほぼいっぱいです。大勢の方が登っておられるようです。 登山道入り口にはこんな大きな案内板が。
最初の内はなだらかな良く整備された登山道。 この道標が合点がいきません。確かに富山はこちらの方向かもしれませんが、山道でつながっているとは思えないので・・・???です。
徐々に傾斜が出てきますが、整備された階段登りとなります。 頂上直下には吾妻屋。ここで一休み。
ロープのぶら下がった頂上直下の登りにかかりましょ。 使えるものは使って。
ここはどうやって登ろうかしら。 あっけなく頂上でした。
北峰も見えますがこちらがメイン・・・。時間の関係で割愛。これが失敗。 吾妻屋まで戻ってランチにしましょ。
少し大きめのカップ麺で豪華?に昼食。 平群天神社に参拝し安全祈願と今までの御礼。

どう見ても南峰がその形状からしてもメインの山頂で・・と思い込んでいたのですが、なんと北峰の方が三角点もあり標高も高いではないですか。
急いで下山して失敗失敗。
やっぱり双耳峰は両方登らなくっちゃいけませんね。

ちなみに頂上の写真ですが、驚きです。
後方の若いカップルなのですが、男の方が鎖の外の岩に立ったかと思うとジャンプしてますよ。
彼女に写真を撮ってもらっているのですが、見てる方がひやひやです。
彼女が中々うまい具合に撮れないらしく3度もジャンプしていました。あぁー怖!!。
とても感じのよいお二人でした。

今回遠征の最後は鋸山です。
日本寺の石像もゆっくりと見物したいものです。

 

○ 鋸山

【登った日】 平成24年 2月 12日(日)
【天  候】  晴れ
【山の名前】 鋸山(329.5m)
【時  間】  13:40〜16:30
【同行者】   おK3
【コース】    日本寺無料駐車場〜日本寺散策〜展望台〜鋸山〜展望台〜日本寺散策〜日本寺無料駐車場


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、 第548号)」

日本寺無料駐車場はほぼ満車状態です。 最初に大仏様。でかい。圧倒されますね。
石段をこれでもかと云うほど登ります。 西国観音。石像をアップで撮ってみた。
あれが地獄のぞき。見てる方も怖いですね。あの先端には行けないな。 兎に角鋸山へ向かいます。地獄覗きを下から見る。
百尺観音。ということは33m?。これも圧倒されますね。 北口管理所をいったん出て鋸山へ。
石切場の跡は何か映画のシーンに出てくるような場所です。 展望台への分岐ですが先ずは山頂へ。
途中のピークには電波施設。捲かずに通過させてもらいます。 鋸山山頂。今回遠征の目的達成です。展望台に戻ります。
展望台では途中すれ違った数少ない登山者2名が居て懇談。 ちょうどフェリーが出航していくところでした。
戻りも石切場の跡を見ながら・・どうやって切り出したものでしょうかね。 小さな石祠が岩のくぼみに。
戻りは降りた石階段を登るわけで・・・結構疲れが出てきましたよ。 北口管理所に戻りましたが、時間が遅いせいか管理人はもう居ませんでした。
日本寺の寺域に戻って石仏の観覧を続けましょ。弘法大師の護摩窟。 周辺にはたくさんの石仏。
大仏まで戻りました。夕日が当たって暖かみのある雰囲気です。 ここにも水仙が沢山咲いています。
梅がそれはそれは良い香りを周辺に振りまいていますよ。 まばらとなった駐車場から山域を振り返る。

今日はとても良い天気でまるで春の陽気でしたので結構汗もかきました。
日帰り温泉は木更津まで行って湯の郷かずさで汗を流して夕食も摂る。
後は久しぶりに首都高を東北道を目指して走るが、相変わらずスピードをだすは、車間距離は短いは、合流がしょっちゅうで、しかも急に合流してくるものだから、田舎者ドライバーは流れに乗るのが精一杯です。

結局7山の予定であったが、初日に寄り道したため200m級2山は登れなかった。
しかしこの二日間は結構充実した山歩きが出来て満足でした。


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