○ 御前山
【登った日】 平成 24年 4月 8日(日)
【天 候】 晴
【山の名前】 御前山(1405m) 惣岳山(1340m) 湯久保山(1044m)
【時 間】 9:05〜14:55
【同行者】 おK3
【コース】
日向平の路肩スペース〜小河内峠〜惣岳山〜御前山〜湯久保山〜日向平の路肩スペース
大岳山から鋸山への稜線から眺めた御前山は秀麗な山容でひときわ目を引いた。
聞けば奥多摩三山の一つであるという。
この山をすぐに訪れなかったのはそのコース取りである。
どうしても奥多摩湖側からのピストンやバスを利用した周回となるのだが、これといったぴったりくる決め手が無い。
それでは檜原村の日向平はどうだろうか。
ここに駐車できれば陣馬尾根と湯久保尾根を伝って周回できそうである。
調べてみると両尾根とも走行記録がある。問題は適切な駐車場所があるかどうかが心配であるがとにかく行ってみよう。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、
第548号)」
日向平までの途中の道路には、路肩に停められそうな場所が数ヶ所ありましたが、まずは周回の起点となる場所まで行ってみました。 日向平の地図上の二股は実際には三叉路となっておりますが、周辺には停められそうな場所がありません。 路肩駐車可能な場所まで戻ろうかとも思いましたが、小河内峠の道標が目に入りましたので三叉路を直進して進んでみた。 民有地なのかどうか不明であるが、断りを入れる民家も周りには無い。邪魔にはならなさそうなのでこれ幸いに駐車させてもらうことにした。 さて周回のルートであるが、最初は反時計回りのつもりでいたが、どうも来る途中で湯久保山への登山口が見当たらなかった。 |
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そのままコンクリート道を歩いて行くと春日神社に到着。神社を過ぎて最奥の民家の脇を通り山道に入る。民家の脇を通るときにその民家の方?に昨日は降雪があったので滑らないよう気を付けるようにと親切な声をかけられた。 | 尾根の突端とおぼしき場所から尾根にとりつくが、画像のようなモノレールの軌道に出くわした。 これに沿って少し登ると踏み跡に出た。 その先にて居住のされていないと思われる民家を2軒ほどやり過ごす。 |
踏み跡は有るような無いような・・なので尾根を忠実にたどることにした。 | そのうちにこのような道標に出くわすとそこには明瞭な道型が。 |
登山安全祈願の荷付場地蔵。結構新しい。平成22年建立。 | 旧小林家住宅への分岐。 |
尾根は快適に歩けます。 | 日陰では昨日の雪が残っています。 |
猿江分岐。尾根通しでは無く猿江集落経由の場合はここで合流。 | 中ノ平遺跡。竪穴式住居跡が発掘されたそうです。 |
遺跡から先は尾根の中腹をたどります。 崩落と修復が繰り返されたような場所もあり要注意。 ファミリー向けでは有りませんね。左側は落ちると結構急峻です。 |
雑木と植林の間の登山道をゆく。 |
左手には奥多摩三山の一つ三頭山。その右は月夜見山でしょうか。 | この斜面の道についた雪は要注意。雪の下は枯れ葉なので慎重に。 |
鞍部が見えてきました。なにやら道標も見えますよ。 | 道標はこれ。御前山へは2.3km。西へ行けば三頭山ですね。 |
小河内峠です。背景は奥多摩湖。 ここまで誰にも会わずに来ましたがこの尾根には登山者の足跡が3人分ほど見受けられた。 |
ここからはメインストリートですのでしっかりとした登山道です。足跡の一つは逆方向でしたので時間も考慮すると三頭山j方面へでも向かったのでしょうか。 |
柵があったりして登山者を誘導してくれます。 | ヤセ尾根も通過しますが、足を滑らすと結構悲惨かもしれません。 |
目指す御前山が大きく見えてきました。 | だらだらとした緩い斜面を登ると・・・。 |
惣岳山山頂です。北方向から何人かの登山者が登ってきました。 | 体験の森への分岐。惣岳山を過ぎてからは前後に他の登山者が。 |
御前山山頂にはもっともっと大勢の登山者がひしめき合っていました。 ベンチも満席でしたのでピクニックシートを広げてランチです。 |
三角点。この山頂は眺望はあまりよろしく有りません。 空気が澄んでいれば富士山も望めるのでしょうが、春霞ではNG。 |
下山にかかります。東側は階段状になっていますが日陰のために凍っていますよ。念のため軽アイゼンは持ってきておりますが、出すのも億劫。 | 滑りながらも何とか下って分岐へ。ここから南下します。 この分岐で東に向かうと前回御前山を眺めいていた鋸山です。 |
湯久保尾根登山道は植林帯の中をただひたすら下ります。ここから先はまたしてもだれにも会わない歩きとなります。足跡も少ないので今日湯久保尾根をたどった人は少人数のようです。途中の道標には藤倉方面は通行止めとありました。沢へ降りるルートの様ですね。冒険はしない。 | 踏み跡は左ですが、湯久保山へは直進したい。でも倒木で遮られている。これはそのまま湯久保尾根を下る場合に湯久保山を捲くのでこのようになっているものと解釈し直進する。おK3が「ほんとに大丈夫?」などと言っているので「そんなこといってないではようきなされ」と促している。 |
少し登ると湯久保山頂上でした。 | 湯久保山からは湯久保尾根を離れて南下して日向平に降ります。 |
途中の道標。小岩バス停と藤倉バス停。もちろん藤倉バス停へ。 | 登山道のすぐ上に不自然な石が・・と思ったらやはり石碑であった。 |
湯久保山からの尾根はひょっとしたら藪かもしれないと少し心配でしたが大丈夫でした。樹林帯を抜けると・・・。 | 明るい伐採地となり、なんと水道???。散水栓とありました。 山の中の登山道に蛇口ですよ。普通は驚きます。 |
開けているので南の山々が・・。どれかが浅間嶺なのでしょうか。 | 少し下ると貯水タンク設備が。散水用の貯水を目的としてるのでしょう。 |
水仙の花と馬頭観音?像。 | もっと降ると民家の屋根が見え始め、登山道そばには梅の花が。 |
石仏が並んでおわします。 | 民家の横をすり抜けてコンクリート舗装道に出ました。 |
日向平の十字路が見えてきました。あの正面の道をくねっと左へ曲がりそして右へ180度曲がって登った先が駐車場所です。 | こちらの尾根にもモノレールの軌道が。 でもこちらは2本有るからジレールとでも言うのでしょうか。 |
コンクリート道を降りたった場所はバスの回転場所。
藤倉バス停です。 画像の石垣のコンクリート道を降りてきました。 1/25000図の降り口の破線道とは異なりますが、まっいいか。 1/25000図の破線道が当てにならないのは百も承知。 十字路から駐車場所までは数分の登りです。 今日の日帰り温泉は秋川渓谷に来たのだからという事で、瀬音の湯にて汗を流して帰桐した。 瀬音の湯は結構混んでいた。 渓谷散策のハイカーも結構多いのでしょうか。 |
今回時間が余ったら帰りに浅間嶺に寄るつもりであったが、残念ながら登り口確認だけで終わった。
次回この方面には三頭山に登りに来ることもあろうかと思うのでその時にでも訪れてみよう。