○ 川苔山 本仁田山

【登った日】 平成 24年 5月 26日(土)
【天  候】  晴
【山の名前】 本仁田山(1224.5m) 川苔山(1363.3m)
【時  間】    8:35〜16:35
【同行者】  おK3
【コース】    鳩ノ巣町営駐車場〜チクマ山〜本仁田山〜大ダワ〜鋸山〜舟井戸〜川苔山〜舟井戸〜大根ノ山の神〜鳩ノ巣駅〜鳩ノ巣町営駐車場

 先週、先々週と走行中に登山者と出会わない山が続いたので今回は少し賑やかな山が良いとのたもう。
そこで思いついたのが奥多摩でも人気ベスト3に入るであろうと思われる川苔山に決定。
そういえばこの間たそがれさんも推してくださった山でもあるし、みーさんも昨年秋に歩かれていて新緑の季節も良さそうだとのことで有る。
さぁてコースであるが、せっかく川苔山へ行くのだったら本仁田山に登らない手は無い。
奥多摩からバスに乗って川乗谷、百尋の滝を見物しながら川苔山へ登り、戻りは鋸山経由で本仁田山、そして安寺沢に降れば良い。
たぶん満車であろうと思われる鳩ノ巣町営駐車場に運良く駐車出来ればそのまま花折戸尾根を登って本仁田山から先に登るのも良い。
鳩ノ巣駐車場の空き次第でコースは決めることにした。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、 第548号)」

鳩ノ巣駐車場は土日は7時半には満車となるというのでほとんどあてにはしていなかったが通り道であるのでダメ元で寄ってみた。

するとなんと3台分のスペースが残っているではないですか。
これ幸いにと停めた後の準備中にも数台やってきまして満車ですよ。

8時過ぎでも停められることができました。ラッキー!。

これにて本日のルートが半分決定です。川苔山からの下りは滝見物にするか舟井戸から鳩ノ巣へ直に降るかは頂上で決めましょ。

登山口は地形図によると車道とJRのトンネルの間に・・・・登り口には階段といえなくも無い段もあり何とか登って登れなくは無いがおK3にはちときつそうである。

こんな場所が登山口では有り得無いと思い直し、駐車場のすぐ目の前の最初は民家への橋だと思われた場所に戻る。

偵察に行ってみるとどうもここが登山口のようである。 違っても尾根に乗れればいいやと濃い踏み跡を登ってみましたよ。
尾根には鳩ノ巣駅、本仁田山の指導標が有りましたので間違い無いと思われます。とりあえずヤレヤレです。 最初の内は結構急登が続きます。
尾根は登山道がくっきりで藪は全くありません。
御前山方面だと思うのですがどれがどれだか確信が持てません。 杉の植林と雑木の混ざる登山道をゆっくりと登ります。
登ってきた尾根は花折戸尾根と言うようです。花の季節は綺麗なのでしょう。日向からの尾根はゴンザス尾根と言う変わった名の尾根です。 1040mピークにはチクマ山と書かれた山名板が掲げられていました。
新緑の尾根をゼーゼーハーハー言いながら登る・・その1。 その2。新緑が綺麗ですね。
安寺沢からの分岐。ここでこちらから登ってきた登山者と出会う。
この方ですが安寺沢からのルートはずーっときつい登りの連続だったとぼやいておられましたよ。
分岐からはひと登りで頂上です。頂上には先客が5名。
遠方の都心方向は霞んでいてよく見えません。無線の移動局が交信中でした。ちゃんとループアンテナを設営していましたので飛ぶでしょうね。
軽食を摂って大ダワに向かいます。 少し降るとコブタカ山だと思われる場所に立てられた道標。
ここからも鳩ノ巣駅方面へ降れます。
大ダワの道標は賑やかです。ウスバ乗越ルートも魅力ですが今回は鋸尾根の予定ですので舟井戸方面へ。 少し登ると鋸尾根を捲くルートである舟井戸、川苔山方面の指導標に「通行禁止」と貼り紙。事前情報にて危険な事は分かっています。
本来サブルートである鋸尾根ですが、「通行注意」でした。
悪路、急坂ですが通行禁止では無いので予定通り鋸尾根へ。
目の前の急登となる踏み跡と左に捲くような踏み跡がありました。
左の方が踏み跡が濃いのでそちらに回りましょうかね。
しかし所詮ピークに登るわけでして薄い踏み跡をトラロープに助けられながら急登をこなします。この辺り踏み跡は薄くなり、おK3に大丈夫なの等と聞かれますが、ロープ等が有るのだから間違ってはいないのです。 鋸山の3つのピークの最初のピークから西へ伸びる尾根に出ました。
結局こちらもそれほど楽では無いので直に登った方が手っ取り早かったかもしれないなぁ等と言いながら東方向のピークに向かいます。
これがまた岩混じりの急登でして4本足で登りますよ。 最初のピークの直下の尾根に出ました。
本日の核心部、鋸尾根は結構楽しめます。それほど危険な場所ではありません。おK3曰く先週の栃木の里山とそれほど変わらないそうです。 ここの登りは傾斜がきついのでロープをささえとしましょうかね。
ここを登ったすぐ先が鋸山の頂上と思われる。
上から見ると結構急傾斜です。ロープをしっかりつかんで落ちないでね。 鋸山の頂上ですが山名板の類いは探したのですがありませんでした。
頂上から降ると眼下に舟井戸のベンチが見えました。
鳩ノ巣駅へ降るルートには何人ものハイカーの姿が見えました。
ここまで来れば川苔山頂上はすぐそこなのですがこの最後の登りが結構急なのです。舟井戸からは人口密度が急上昇。
百尋の滝ルートからの合流点が見えました。 川苔山頂上が見えました。登山者であふれているようです。
この山は人気の山だと言うことがよく分かります。
女性3人組がベンチでなんと角切りステーキを焼き始めました。
赤ワインも飲んでますよ。
ジュージューといういい音とにおいでまわりの注目を集めていました。
まぁとにかく若い人の方が多い。
山ガールファッションの女性も大勢います。
とにかく広い山頂は登山者でいっぱいです。
残念ながら景色は春霞であまり良くありません。
我々はステーキとワインとはほど遠いいつもの粗食ですが、おいしくいただいて喧騒の山頂を後にします。
本仁田山が我々を含めて7人しかいなかった事を比べるとこの違いはやはりルートの滝と晴れていれば富士も見える景観にあるのでしょうか。
今回全行程で唯一ともいえるツツジの満開の株。 結局滝見物だとバスとJRを乗り継ぐ事になるので直に鳩ノ巣駅に降ることにしました。
舟井戸の真新しいベンチで一休み。直進が鋸尾根ルート。
ほとんど道路と化している左が鳩ノ巣駅方面の下りルートです。
この下りルートは延々と続く植林地の登山道でして、はっきりいってつまらないですな。
大ダワからの捲き道の合流点です。
ここにも通行禁止の貼り紙。しっかりとした踏み跡がありましたが。
登山道のすぐ側の木に巣箱が設置されているのだが、こんなに人通りが多いのでは鳥も警戒して巣作りなんてしないのではと思ったりする。
なんと山側の側面が石垣となっています。 飽きた頃に山道が終わり作業道に出ました。
作業道はほんの少しでこの大根ノ山の神からはまた山道となります。 この下りは長いだけでほんとおもしろみが全く無いなぁ。
ようやく鳩ノ巣の町並みが見えてきまして長い下山ルートも終わりです。

鳩ノ巣駅を横目で見て駐車場に戻りました。

今日は結構暑かったので汗もたくさんかいたので直近の温泉に直行。

もえぎの湯に行くとなんと混雑により30分待ちだそうです。

待つのが嫌いな我々はそれではとちょっと足を伸ばしてつるつるの湯へ。

さっぱりして夕食をと思ったら食堂は19:00がオーダーストップ。
時計を見ると19:05です。

しょうが無いので高坂SAで前回同様人気No.1メニューにて空腹を満たし帰桐しました。

次回この山を登るときは奥多摩からバスで川乗橋、川苔山、戻りは赤久名山経由の尾根歩きで古里へ降るのが面白そうである。

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