○ 高水三山 (高水山、岩茸石山、惣岳山)

【登った日】 平成 25年 2月 3日(日)
【天  候】  晴
【山の名前】 高水山(759m) 岩茸石山(793m) 惣岳山(756m)
【時  間】    9:00〜14:55
【同行者】  おK3
【コース】    青梅柚木苑地駐車場〜高源寺〜高水山〜岩茸石山〜惣岳山〜614標高点〜556標高点〜324標高点〜東光寺〜青梅柚木苑地駐車場

高水三山は今まで何度も行きそびれているのである。
人気スポットであるので一度は歩いてみたいと思っていたのであるが、どうしても欲が出て黒山、あわよくば棒ノ折山まで足を伸ばしたいなどと考えてしまうととんでもなくロングコースとなってしまい、結局結論が出ずにズルズルと引き延ばしてきたのである。
今回そんなに欲張らずに軍畑から周回する事を考えた。
軍畑近辺には大変有り難いことに駐車場が3カ所もあるのである。
1:軍畑園地 2:青梅柚木苑地 3:寒山寺P
これならばゆっくりと出かけても最悪寒山寺駐車場に停めることが出来るであろうと思われる。
今回軍畑を起点に周回することを考えたので惣岳山からどんなルートで軍畑まで戻るかが問題である。
北から順に今回辿った614,556標高点を通る尾根ルート(平溝尾根)、破線道が地形図に記載されている谷久保沢沿いのルート、544,490標高点を通る尾根ルート(沢井尾根)の3通りが候補である。
実際にこれらのルートが歩けるのかどうかは判らないので現地で判断と言うことで出かけた。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、 第548号)」

最初に向かった青梅柚木苑地駐車場は驚いたことにガラガラで、他に3台停めてあるだけでした。綺麗なトイレもあります。 軍畑大橋を渡り、高源寺に向けて車道を歩きます。後から電車で来たと思われる登山者にどんどん追い抜かれます。皆さん歩くのが早いなぁ。
石碑と高水山登山道入り口の看板のある分岐を右に。 するとすぐに高源寺でした。ここには簡易トイレもありました。
道ばたの民家の庭先にロウバイが咲いていて良い香りが辺り一面に。 よく見ると福寿草も。ズームで撮ってみた。
車道の終点から堰堤に向かいます。 この看板から山道に入ります。もう2.4km以上歩いているのですね。
登山道は良く歩かれており、整備も充分です。 日陰では踏み固められた雪が凍りついていました。要注意。
所々に合目の石柱。 常福院まで来ると山頂はすぐそこ。
高水山山頂に到着です。駐車場から2.5時間かかりました。 山頂にはこのような石祠と・・・。
少し大きめの石祠も。水だけ飲んで岩茸石山に向かいましょ。 最初はちょっとだけ急な岩混じりの斜面を。ロープが張ってあります。
日陰はやっぱり踏み固められた雪が。でもここはあまり滑りません。 岩茸石山への登りはちょっとだけ急登。
登りきると・・・。 頂上です。登山者が大勢。結構若い人が多いですね。
振り返ると辿ってきた高水山が。 何はともあれ記念撮影。三角点も確認。
黒山から棒ノ折山方面。川苔山も見えますね。 ベンチを借りて今日もマルちゃん製麺を大鍋で。
30人以上はいる賑やかな山頂を撤収して惣岳山へ降ります。
出だしの登山道がひどい泥濘で、おK3が「あぁー登山靴が泥だらけになる」と嘆いております。ハイトスはスパ長なので一切気になりませんね。

途中の723ピークは捲いて通過します。鞍部では大岳山、 御前山といった奥多摩3山の2峰を眺めることが出来ました。惣岳山への登りは木の根と岩混じりの急登ですので両手も使って登 ります。

おK3後方にはどんどん後続隊がやってきますよ。 惣岳山の頂上には青渭神社。
さっさと記念撮影をして休憩無しで下山します。 降ると木祠が祀ってありました。青渭神社の真名井天神という水場ですが、こんこんと湧いているわけでは無く水たまりとなっていました。
その祠の先の御岳駅方面を右手に見送り高水山と記された方向に進みます。なぜ高水山なのは不明です。沢井駅方面が良いのでは? しばらく行くと沢井駅方面の道標が。
やっぱりこの道標がわかりやすいでしょう。沢井尾根を進みます。
しばらく進むと大きな岩が。
ここいらで一本。しかし分岐からは急にパタリと人が絶えましたね。
その先に赤テープの二重巻き。ここで思案です。ここは東に進むと平溝尾根、及び谷久保沢方面、東南だとそのまま沢井尾根で駅方面です。
あえて踏み跡の薄そうな東のルートを選択しました。何故かというと沢井尾根は544ピークへ行けないと沢井駅へ降りることになるからです。 しかしすぐに小藪が出現。これはまずったかな。(笑)
突入するハイトス。
おK3も突入。このくらいはへいちゃらですね。
幸いに小藪はここだけでした。
源頭ということだろうか。
赤テープに谷久保沢と書かれていた。
小藪を過ぎると歩きやすい尾根となった。 植林の尾根であるが結構明るくて快適である。
おK3が青梅市の2級基準点を発見。ハイトスは気がつかず。 この尾根ははっきりとした踏み跡があります。
尾根の分岐ではルーファンが必要ですが、このオレンジ色の目印テープが適度な間隔で導いてくれるので有り難い。 全体的に急傾斜な場所は無く、比較的になだらかな尾根歩きを楽しめました。とにかく軍畑の駅をめがけて降ります。
小さな送電鉄塔に出くわす。 この辺りからは巡視路の為か踏み跡がよりしっかりとしたものになって来ました。
最後は急に緑の下草が生えた斜面となり・・・。 お寺の境内に飛び出した。
東光寺です。
山号である龍澤山の額が掲げてあります。
うーん読めません。石碑は不許葷酒入山とあり、酒臭い輩は入ってはならぬと言うことかしらね。
お寺からの道を下ると踏切に。軍畑の駅が見えました。 軍畑大橋を渡り・・・。
駐車場に戻りました。

なんと一般ルートでは4時間と思しき所を6時間掛けてしまいましたよ。

惣岳山直下の分岐以降の歩きは急にそれまでと違って誰にも会わない静かな尾根歩きを楽しめました。

今回歩いたこの尾根は途中一カ所だけ小藪がありますが、後は全く危険な箇所も無く快適な尾根歩きを楽しめました。

ただし尾根の分岐は何度もありますのでその都度方向を吟味する必要があります。

今回はどこを歩いても車道、林道へ出るのが判っていますので気楽でしたが、基本的に目印テープを辿ることでほぼ思い描いたルートをなぞることが出来ました。

惣岳山からは平溝尾根、沢井尾根、その間の谷久保沢の3ルートにてプチバリを楽しめそうであるが、今回平溝尾根を歩いた感触では他のルートもそこそこ歩かれているのでは無いかと思われます。

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