○ 大菩薩嶺
【登った日】 平成23年 8月 28日(日)
【天 候】 曇り時々晴れ
【山の名前】 大菩薩嶺(2056.9m)
【時 間】 7:35〜11:30
【同行者】 おK3
【コース】
上日川峠(ロッヂ長兵衛)〜福ちゃん荘〜雷岩〜大菩薩嶺〜雷岩〜賽の河原〜親不知ノ頭〜大菩薩峠〜福ちゃん荘〜上日川峠(ロッヂ長兵衛)
ロッヂ長兵衛でゆっくりと朝食を摂った後、談話室のTVにて今日の天気予報を見て又してもがっくり。
下山時間を過ぎるであろう12時頃から晴れると云うではないか。
文句を言っても始まらないし、その時間に合わせて登るわけにも行かないし、予報は必ずしも正確とは限らないし・・・。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平22業使、第547号)」
少しガスが掛かっていますが、晴れることを信じて歩き始めましょ。 | 最初は舗装道では無くて山道を歩きます。 |
30分ほどで福ちゃん荘。登山者が大勢たむろしていますよ。 皇太子御夫妻が休憩なされたそうな。 そういえばロッヂ長兵衛にも登頂時の写真が飾ってあったなぁ。 |
あーぁ今日もこんな天気か。 でも雨が降らないだけましか・・・等と考えながら歩いていると思われる。 数日前から咳きが止まらず体調不良のハイトスであった。 |
雲が切れて陽が差しはじめましたが肝心の富士山は・・・・・。ガクッ。 なんと雲の衣を纏っておいでですよ。 |
この後高度を上げても状況は悪化するばかりであった。 すっかり諦めて雷岩を素通りし頂上へ向かう。 |
大菩薩嶺頂上。展望は無いので休んでいる人もいない。 | 我々も雷岩に戻りエネルギー補給。 |
神部岩が丁度標高2000mだそうです。 | 神部岩は登ると云うより登山道の一部のよう。 |
これから向かう大菩薩峠への稜線。 | 又してもガスが巻いてきましたが、なんか小石を積んだ大きなケルンがポツリポツリと出てきましたよ。 |
賽の河原です。 | 少し先へ行くと親不知ノ頭。本来ここも眺望の良い場所なのでしょうが・・ |
振り返って見た大菩薩嶺方向。 | 大菩薩峠を象徴するような石塔がありました。 中山介山作の記念碑だそうです。 |
その作者の名を冠した介山荘。登山者が大勢。 | 方位盤がありますが今日も全く役に立たず。想像するだけ。 |
すぐ後ろのピークも見えなくなりましたね。とにかく記念撮影。 | ここからの下山道は車が通れる幅で未舗装の車道みたいなもんです。 |
勝緑荘。周辺には車が停まっているが廃屋の様相である。 | 渓流の流れが癒しです。 |
富士見新道というのがあるらしい。面白そうなルートである。 鎖場の鎖が撤去されたとか何とか書いてありますよ。 |
山小屋 富士見山荘。ここも廃屋のようです。 晴れていれば富士山が綺麗に見えるのでしょうね。 |
ガスの林道を下る。結構すれ違う人が多い。 | 福ちゃん荘まで戻りました。又しても大勢の登山者がたむろしてます。 |
復路はそのままアスファルト道を下りました。 | ロッヂ長兵衛に着きましたがガスは晴れないままです。 |
ロッヂ長兵衛の真ん前にあるキャンプ指定地のベンチでランチです。
当初予定はこれから水牆山荘まで行って富士見平小屋キャンプ地で幕営のはずであったが2日連続でこの天気の為意気消沈となりこのまま帰ることにした。 ロッヂ長兵衛でもらった割引券を利用し大菩薩の湯のでゆっくりと温泉につかり、一眠りの後帰桐した。 お天道様にそっぽを向かれ散々であった。 こんな事もあるのだと言い聞かせるが、今年の夏はあまり良い事が無い。 |
大菩薩嶺はいつもと違い登山者はバラエティに富んでいる。
山ガールも沢山、そして子供連れのファミリーで登山する人達が多いのには驚いた。
そういえばロッヂ長兵衛で同宿だった親子連れもそうで、小学校1年生の女の子とかいっていた。
ファミリー構成員の子供年齢が小学生くらいの子が多いのが特徴的だろうか。
山行が散々だったのでせめて山梨のお土産でも買って帰ろう。
大菩薩の湯の売店で巨峰を買う。
自分らの年代では山梨の葡萄の代表と云えば巨峰である。今はどうなのは知らない。
武井農園に寄って桃とプラムを購入。
少しおまけしてくれましたよ。武井農園のおねえさん、ありがとう。
ところで福ちゃん荘は大勢の日本赤軍兵士が幹部と共に一網打尽となった場所なのであるが、我々の年代の者には強く記憶に残っている場所で有る。
大菩薩峠近辺で大学のサークルとか何とか偽って軍事訓練を行っていたらしいのだが、警視庁と山梨県警の合同部隊により全員検挙された事件である。
佐々木譲の「警官の血」では2代目(映像化されたときはたしか吉岡秀隆が演じていた)が潜伏捜査で組織に潜り込んで検挙の手引きをしたと云う設定になっている。
たぶん小説はフィクションなのであろうが警察機構が地道に捜査し、情報を収集して検挙に結びつけたのは事実である。
おかげで大規模なテロが事前に阻止されたのである。
今回その舞台となった福ちゃん荘であるが、同じような話題で会話を交わしている登山者は結構多いのではないだろうか。