○ 飯豊山

【登った日】 2017年 9月 22日(金)
【天  候】  晴後曇
【山の名前】  飯豊山(2105m) 地蔵岳(1539m)
【時  間】    5:50〜15:10
【同行者】  おK3
【コース】    大日杉登山口〜地蔵岳〜切合避難小屋〜御秘所〜水場分岐〜本山小屋

日帰りの難しい飯豊山は切合避難小屋か本山小屋の泊まりを余儀なくされる山行となる。
初日に切合避難小屋までの場合は翌日登頂し、再度切合避難小屋に泊まる必要がある。
初日に本山小屋まで行くことが出来れば山中での泊まりは本山小屋だけで済みそうである。
山中に1泊となるか2泊となるか両面の準備の為食料を余分に持って体調と進捗で決めることとした。
登山口はポピュラーな川入にするか、大日杉にするかであるが、おK3の希望をくんで大日杉とした。

21日の14:00に桐生を発ち、東北道、磐越道を走り会津若松ICで高速を降りてR121を途中喜多方市のレストランでゆっくりと夕食を摂ったりしながら北上する。
道の駅「田沢なごみの郷」を過ぎた先で白川湖方面へ左折し岳谷親水公園キャンプ場に向かう。
大日杉登山口には20:30の到着となったが、駐車場には7台の車が止まっていた。
駐車場はゆうに30台は駐められるスペースが有った。
寝床の準備なんぞしていると大日杉小屋の方向からこちらに向かってヘッデンの明かりが近づいてくる。
なんとこの時間に下山してきた登山者の様である。
日帰りの登山者なのであろうかたいしたものである。

寝酒を飲んで21:00には床についた。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、 第654号)」

駐車場の風景。
丁度2人組が出発したところである。
ゲートを過ぎて橋を渡った所に大日杉小屋と登山届け提出の小さな小屋がある。
登山届けを出してこの登山口標柱より登山開始である。 なるほど、なるほど。もう大日杉は無いのですね。
大日杉ルートは最初の目標である地蔵岳までが急登の連続である。 長い鎖場。掴んでも掴まなくても・・・足場がしっかりしています。
長之助清水はパス。水の用意は充分ですから。 立派な杉がお出迎え。
樹間に山並みが。 急登が続きます。
最初の目標の地蔵岳が見えてきました。 結構汗を掻いて地蔵岳山頂。一段上に三角点も。ランチタイム。
目指す飯豊山。今日はどこまで行けるだろうか。 地蔵岳を背景に。「語りの丘」近辺。
少し平らな草原の斜面が見えました。 紅葉も始まっていますね。
ダケカンバでしょうか綺麗です。 御坪。石祠がありました。
分岐。古い茶色の標柱には左:種蒔山経由切合小屋、右:御沢経由切合小屋と有りました。地形図を見ると沢経由の方が近そうです。 御沢に向かいます。笹の下に踏み跡はあるのですが・・・。
とにかく進みましょ。
御沢に飛び出しました。後はこの沢をつめるか、途中で何か尾根に向かう目印があるでしょう。・・・しかし有りませんな。暫く沢を遡行しますが、おK3が「こんなの百名山の登山道じゃぁない」と言い出す。
確かにそうなのだがこのまま沢を登れば切合小屋の直下に行けるのだが。はい、わかりました戻りましょう。
渋々分岐まで戻って種蒔山経由切合小屋方向に進みます。
しょうが無いでしょう。
今回沢靴は無いし、小滝でもあったら苦戦するでしょうからね。
おまけに今回確保道具類は一式持ってきていないし。
種蒔山頂上へは向かわずに途中で捲くように登山道が続きます。 沢を行くより確実ではありますな。
切合避難小屋到着です。ここで1本。
途中で追い越してきた人たちが先行していたはずの我々が後からやってきたので不思議がっていました。
時間がまだ早いので本山小屋まで行けそうです。
なのでこの小屋に泊まることは無くなりました。
山肌が少しずつ色付いていて綺麗です。
ちなみに切合避難小屋の直前に東方向を見ると・・途中まで遡行した沢が見えました。最後は稜線への急登になりますが、やはり沢をそのまま登った方が断然早かったと思っております。
云わないけど。
だんだんとガスが出てきて遠方は全く見えません。 これでは今日中に山頂に立つのは諦めるしかありませんね。
谷川の草紅葉を彷彿とさせる。 小さな沢沿いに登ります。
  姥権現。
等身大の地蔵様のように見えた。権現様です。 岩場にさしかかりました。
御秘所です。「おひそ」と呼ぶらしいです。 鎖も有りました。
こんな感じで登ってね。 おK3もあっさりとこなしました。
少し傾斜がきつくなってきました。 水場分岐です。夕食と朝食用に採水に行きましょう。
100m弱降ると水場。豊富に出ていました。冷たくて美味しい水でした。 水場分岐からはすぐに建物がガスの中に見えてきた。小屋にしては小さいと思ったらトイレでした。
本山小屋。

管理人がおられ寝床を配分してもらう。
利用代金は一人2000円です。

ちなみにここでは事前に予約をすれば夕食と朝食の提供も受けられるそうです。

全部で14人の宿泊でしたが3人の登山者が食事の提供を受けていました。こうなると営業小屋に近いですね。

管理人の話によるとこの小屋は定員は50人と云うことで、この場合は「刺身」で身動きがほぼ出来ないそうですが何とか体を横にすることが出来るそうです。
それ以上の80人を受け入れたこともあるが、この場合は体育座りでまず寝ることは出来ないそうです。

 

カレーの晩ご飯。
いつものでかい鍋を取り出したので皆さんに注目されてしまった。
しかしそんな豪華な晩ご飯を作るわけでも無くて、ただお湯を沸かしただけで期待を裏切ってしまいました。

夜中に鼾の音で何度か目が覚める。
耳栓をしているのだが。

はて、鼾以外の音も聞こえますよ。
屋根をたたく雨音です。
しかも結構激しい。

あー、今回は天候が良さそうなので北では無くてこちらにしたのになぁ。

4:00には皆さん起き出して準備を始めたので我々も起床。
雨は少しだけ弱まったようです。
トイレに行くのに傘を借りて様子を見に行く。
だめだこりゃ。

登山者のお一人がスマホで雨雲の様子を調べてくれた。
これから雨は小やみになって6:30頃にはやみそうだとのこと。

ゆっくりと朝食を摂ってシュラフの片付けをして・・・やっぱり雨はやみそうにありません。

諦めて雨具を着て山頂に行ってきましょうかね。
7:00まで粘りましたが諦めて空身で山頂を踏みに行きます。

 

【登った日】 2017年 9月 23日(土)
【天  候】  雨後曇
【山の名前】 飯豊山(2105m) 地蔵岳(1539m)
【時  間】    7:00〜14:00
【同行者】  おK3
【コース】    本山小屋〜飯豊山〜本山小屋〜水場分岐〜御秘所〜切合避難小屋〜地蔵岳〜大日杉登山口

雨の中、ガスの中をちょいと山頂まで。 とにかく記念撮影をして。
ここからの大日岳の景色を期待していたのですが。
石祠と。 三角点。
小屋に戻ってザックを回収。管理人ご夫妻に「お世話になりました」。 白馬岳で古いザックカバーが用を成さないので今回から新しいザックカンーバーです。
御秘所は今日は濡れているので慎重に。 飯豊連峰のみー猫さんの眺めた景色を見たかったのですが。残念。
大日杉と三国岳への分岐。間違ってはいけません。 幸い途中で雨は上がりましたがガスは相変わらずです。
往路で見過ごした目洗い清水。
水場は直下にありそうでしたが必要ないので調査はしなかった。
一部登山道はぬかるんでいて何度か滑る。
そして1度ならず転ける。
地蔵岳まで戻りました。後は降るだけです。大休憩。 地蔵岳への登りはきつかったなぁと思いながら降ります。
時間に余裕があるのでゆっくりと降ります。 大きな杉まで戻りました。ここまで来るとあと少しですね。
鎖場は濡れているので鎖を掴んで慎重に降ります。それでも滑った。 登山口にたどりつきました。あー疲れた。
登山口のベンチでラーメンを作って小腹を満たしてさぁ温泉ですよ。

往路で一緒だった親切なおじさんに「群馬から来たのならば白川湖方面では無くて川入に行く道路が通れるよ」と教えてもらったのでその道を採った。

「いいでのゆ」が通り道に見つかったのでここに決定。

この施設は宿泊も出来るようです。

 

二日分の汗を流してさっぱりして帰路につく。

東北道は渋滞間違い無しなので新潟経由の関越道で帰ろうとしたが、おK3が「会津なのだからそのまま日光経由で帰れるんじゃない?」。

そうだねと云うことで栃木百名山巡りをしていた時によく使ったルートを目指しました。

途中日光の手前のレストランで夕食を摂って6時間を掛けて帰桐しました。

結構疲れましたね。

これで今シーズンの百名山巡りは終了と云うことになりまして少しほっとしているところです。

山もきついがアプローチも時間がかかり車中泊を余儀なくされるので結構疲れが蓄積します。


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