○ 大朝日岳
【登った日】 2016年 8月 13日(土)
【天 候】 晴
【山の名前】 大朝日岳(1870.7m)
【時 間】 4:50〜16:40
【同行者】 おK3
【コース】 古寺鉱泉駐車場〜古寺山〜小朝日岳(巻道)〜大朝日小屋〜大朝日岳〜大朝日小屋〜古寺山〜古寺鉱泉駐車場
先週の鳥海山に味をしめてCTで1時間ほど長い大朝日岳も日帰りで行けるのではないかと目論んだ。
以前の検討時は無理をせずふーみー隊に倣い大朝日小屋泊まりであったのだが。
今回のルートは水場が豊富なので食料を多めに持ち、バテたら小屋泊まり、12時までに山頂に着けたら日帰りにしようと考えた。
古寺鉱泉駐車場には入り口を通り越してしまい右往左往してしまったが、なんとか21時前には到着できた。
途中の路肩には何台か止まっていたので駐車場は満杯かなと思ったが、幸い日帰りの車の出払った後のためか10台以上の空きがあった。
空きがあったのは幸いなのだが、10個以上のヘッデンの光と話し声が交錯しなにやらものものしい。
消防車が3台ほど、パトカーも救急車も止まっている。
聞いてみると登山者が滑落では無くて途中で気持ちが悪くなり動けなくなったらしい。
そこで皆さんで交代で負ぶって駐車場まで運んだとのこと。
それでこの時間になったらしいのだが、ストレッチャーに乗せられた病人は救急車に搬入され病院へと運ばれていった。
そして残りの人たちも「お疲れ様でした」の言葉を最後に駐車場を後にした。
騒動が一致段落すると駐車場は暗く静かな場所になった。
明日は出来るだけ早く出発したいので3:30に目覚ましをセットし寝酒を飲んで就寝となる。
それにしても先週の鳥海山では復路で2人ほど熱中症でダウンし、1人はドクターヘリのお世話になったらしい。
今週は熱中症かどうかはわからないが体調を崩して今回の騒ぎである。
登山者の皆さん、この時期熱中症対策を含めた体調の管理には十分に気をつけましょうね。
翌朝3:30に起きるには起きたのだが当然の事ながら真っ暗である。
そのまま暫くまどろんでいてふと時計を見ると4:00になってしまった。
今日は長丁場である。
さぁ、準備しなくては。
周りを見ると駐車場は満杯となっていた。
準備をする登山者のヘッデンの明かりがそこかしこでうごめいている。
シャリバテにならぬようしっかりと朝食も摂り、周りも明るくなり始めたので我々も出発です。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、
第654号)」
駐車場は満杯。車のNo.は9割以上が山形県外であった。 | 沢にかかる橋を渡って古寺鉱泉朝陽旅館の前を左に。 |
すぐに山道となるが、どうも今日は寝不足気味で体調がいまいち。 | 合体の木。なにか命名に無理がありそうな気がしないでも無いが。 |
一服清水で本日の飲料水を確保。冷たくて美味しい水です。 空のテルモスに目一杯詰める。これで一日中冷たい水にありつけます。 |
ハイトスはいまいち調子が上がらないがおK3は元気いっぱいである。 最近はほとんどおK3が先導するパターンが多くなった。 |
ハナヌキ峰との分岐合流点。 | 三沢清水に到着。この水は少しぬるめなので補充はしない。 |
樹林隊を抜けると日差しが容赦なく照らし出す。 | 汗を掻きながらようやく古寺山に到着である。3時間以上かかってしまったが、ルートのほぼ半分と考えるとまぁまぁのペースですね。 |
大朝日岳がどっしりと見えます。手前には小朝日岳。 | 小朝日岳は捲きましょう。復路に余裕があれば登りましょう。 |
巻き道はほとんどが下りですね。 | 小朝日岳を振り返ると結構急峻なのがわかります。 |
復路は小朝日を登れる元気が有るじゃろか・・と考えながら。 | 大朝日岳がどんどん大きく見えてきました。小屋も目立ちます。 |
小朝日を捲いた後はなだらかな稜線歩きとなります。 | 銀玉水です。ここで水を補充。またしても冷たくて美味しい水です。 |
銀玉水を過ぎるとやや急登になります。 | 1796標高点が見えてきました。 |
そこには「霊山朝日嶽神社奥宮」の石柱が。 | 大朝日小屋までもう少し。あれま、まだ11時前ですよ。ヤレヤレ。 |
小屋で一休み。おK3がここで山バッジを購入。600円也。 | さぁ頂上に向かいましょうか。 |
小屋からは10分との事だが我々は15分かかった。 | それほどの急登も無く頂上に到着。 |
何はともあれ記念撮影。 | 二等三角点ですね。 |
素晴らしい景色です。朝日連峰。 | 中岳、西朝日岳、竜門山から先は以東岳へと続く。 |
日照はきついが風は涼しいのである。
こんな贅沢な景色を眺めながらのランチは格別である。 山の中の山に来たのだなぁと言う感慨がわく。 本来ならばみー猫さんのように連峰のいくつかを縦走したいものであるが・・・眺めるだけで満足することにしよう。
さて、11:30であるから十分日帰りで日没前に駐車場に戻れそうである。 |
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小屋の標識には西朝日岳、以東岳とあるが、以東岳までは1日がかりの縦走となるのでしょうね、 | 中岳の中腹には大きな雪渓が。 金玉水は鞍部を少し下った場所らしい。今回必要無いので行かない。 |
小屋の周辺はお花畑。 | カラフルです。 |
さぁ、戻りましょうか。小朝日が待っていますよ。 | 時間は十分に有るのだからゆっくりと行きましょう。銀玉水で水を補充。 |
小朝日のこの急峻な斜面を見て・・・諦め。戻りも捲きましょう。 | 古寺山まで戻りました。やっと半分か。いや残り半分です。 |
2人で飽きた飽きたと云いながら戻ります。ここは山形だが。さぶっ。 | 古寺鉱泉にようやくたどり着きましたよ。 |
あそこに行くと鳥原山へ行っちゃうんだよね・・と云っている。 | 駐車場は1/3程度の混み具合となっている。 |
余裕で日没前に戻ることが出来た。
鳥海山よりは距離が長いのだがなぜか今回の方が楽に感じた。
一つには水場が豊富なので最初から一番重い水を担がなくても良いことではないだろうか。
とにかく温泉で汗を流して湯船で足を伸ばしたい。
帰り道に丁度大井沢温泉「湯ったり館」があるので好都合である。
300円と格安であった。
しかし今回もまた長い長い自宅までのロングドライブが待っている。
2人で運転を交代しながらSA,PAで休みながらへとへとになって帰桐した。