○ 梵天山 大畑山

【登った日】 平成23年 11月 20日 (日)
【天  候】   晴れ
【山の名前】 梵天山(460m) 大畑山(753.9m)
【時  間】   9:50〜14:45
【同行者】  単独
【コース】     小平の大杉〜梵天山〜大畑山〜789m峰〜おかぼ平〜小平の大杉

前日の土曜日は夜になっても雨が止まず今週は諦める事にしようかと思っていたのだが、翌日の日曜は予報通り晴天となった。
路面がまだ濡れている状態なので山道もしっとりとしているだろうな等と考えている内に出発が遅くなってしまった。
結局単独時に予定していた奈良部山のリベンジは岩場が濡れていることと出発時間が遅くなってしまったのであきらめ、近場の梵天山に行くことにした。
この山だけではかなり物足りないので、大畑山も含めた周回コースを歩く事にした。
大畑山は大畑からのルートである二百段の石段も見てみたいのであるが、その時は荒神山への縦走とでも組み合わせることにしよう。
自宅から登山口まで20分の地元の里山です。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平22業使、第547号)」

駐車した小平の大杉。樹齢千年位だそうな。
駐車位置の後ろから踏み跡?に従い登ります。
少し登ると山腹を捲くように走る山道にぶつかりますので合流します。
右上の斜面を見上げながら直登ルートを物色します。
山道は御覧の通り。下に引いてある丸太や板は腐っていそうなのでなるべく山側を歩きます。 岩をへつって作られた様な道。
左側へ落ちてもすぐ沢が有るので怖くはありません。でも傾斜は急です。
そのうち道は消えて藪に突入です。進めば進むほど密藪になり、これはおかしいぞと方向を確認すると沢に沿って進んでいるではないですか。 藪をぬけだして歩きやすそうな植林の斜面を登ります。
やれやれです。
ガレた急斜面を登ると正面に大きな岩場が出現。
とても登る気はしないし登れない。
鞍部が見えてきましたので目標にします。
足場は岩と土と落ち葉の混ざった急斜面ですので苦労する。
鞍部からすぐに梵天山頂上です。
頂上には案内板の通り庚申塔がありました。
ここで直登ルートを探るべく南側を少し調べますが、とてもとてもの急斜面と云うよりガケみたいなものですのであっさり調査も終了。
鞍部に戻って岩の混じる尾根に取り付きます。
岩混じりの尾根のコブに石祠。 基本的に岩が主体の尾根ですね。
少し細っている場所もある。 紅葉の残り。
岩を割ってこのような太い松が根を張っています。 尾根途中に少し開けた場所あり。
そこからはこれから訪問する大畑山と789m峰が見えました。 いくつかピークを越えます。このピークは630mのあたり。
660mピークを今度は北進します。尾根は3つに分かれ真ん中が正しいルート。尾根幅が広いので解りづらく左の尾根に進んでしまった。 斜面をトラバースして軌道修正に入りますが画像の様な結構な急斜面を降りる事になりました。
本来の尾根に戻る前に林道に出てしまいました。
この林道は地形図には有りませんよ。
おまけに法面はしっかりとコンクリートが吹き付けてあり登れません。
少し北に進んでようやく草付きの登れそうな斜面が現れました。
山道に復帰です。所処紅葉が見られます。 やがて植林の斜面になり、ここを上り詰めると・・・。
大畑山頂上です。アンテナがありますよ。
頂上の様子。
山名板もちゃんとありました。セルフで証拠写真。
ここでゆっくりとランチタイムです。
789m峰へ向かう尾根は広くてしっかりとしております。尾根の紅葉その1 尾根の紅葉その2。これは黄色ですから黄葉ですね。
今まで辿ってきた尾根とは大違いです。 尾根上に石碑みたいな平べったい岩が2つばかり。
こんなに赤いのもありました。 この区間の尾根だけは目印テープ、ペンキなどが豊富です。
なだらかな公園の中のような緩斜面を登ると・・・。 主図根点のある789m峰です。4方に尾根が延びています。
789m峰からは南に下りますが、所処急な岩尾根となっています。 葉が落ちきる寸前の木々を見ながら。
振り返ると789m峰。山腹には淡い色が混ざっています。 この葉はグラデーションが綺麗ですね。
さらに進むと進行方向右手が伐採されて開けた尾根となりました。 又植林地帯となりますが、明るい尾根です。
この辺りはおかぼ平と呼ばれる場所らしいですが、広い尾根ですのでどの方向にも進めそうです。 半分埋まっている石祠を発見。
ここで尾根が南と西に分かれるので西方向へ。
植林の尾根をくだります。 この先はガケですぐ下に道路が見えます。鋼のワイヤーが張ってあります。この先は行けませんので右側の斜面をおります。
降り立った所は駐車した三叉路の角にある民家の様です。
ちょっと通らせてくださいな。
大杉に帰着しました。お堂の石像に無事帰還のご報告。
説明板には毎年5月に庚申講行事を行っているらしい事が。

789m峰からの下りは一部急傾斜の岩場を降りる場所もあり要注意です。
今回の主目的は梵天山の直登ルートの調査であったが、捲き道のルートでも急斜面の登りは結構きつく、とても等高線の幅の狭いガケ状のルートなどは
調査すら遠慮しておきましょう。
ホントは古い鎖の状態などを見たかったのですが、その場所へも行かずに終わってしまいました。

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