○ ヒライデ沢

【登った日】 2015年 9月 5日(土)
【天  候】  晴れ後曇
【山の名前】 前袈裟丸山(1878m)
【時  間】    7:00〜14:15
【同行者】  たそがれオヤジさん
【コース】    折場登山口〜折場橋(入渓)沢終点登山道合流前袈裟丸山小丸山折場登山口

ここ一ヶ月以上に渡り山歩きをしていない。
相方のおK3が変形性膝関節症となってしまったのが一番大きな原因ではあるが、その他天候とか子供たちが来桐したりでなかなか歩けなかった。
今年の遠征計画は夏も秋もすべてご破算となった。
行くならば単独となるが、どうも気持ちがついて行かない日々であった。
そうこうしている内に九月になってしまったではないか。
幸い5日の土曜日は天気も良さそうなので今年最後の沢として根本沢でも遡行してみようかと考えた。
根本沢は根本沢コースの登山道があるが、沢通しで歩ければ少しは沢歩きのまねごとでもできるのでは無いかと考えた。
しかし普段からこの沢は沢登りの対象とはされていないのでおもしろみに欠けるのはわかっているのだが。

そういう予定でいたところ、たそがれさんからどこかに行くのだったら同行しませんかとの事。
根本沢の予定だと話をしたら、前にななさんの沢デビュー候補であったヒライデ沢はどうかとの事。
以前に調べたこともあるのでそちらに変更。
たそがれさんは昨年にヒライデ沢を伐採地付近まで歩かれているとの事であった。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、 第654号)」

折場登山口に7:00の約束で、10分前に着くとたそがれさんはすでに到着されていた。 準備して7:00丁度に歩き始める。まずは入渓点の折場橋まで車道を歩く。
入渓したとたんに小さな滝の登場である。 お次の滝。たそがれさんが果敢に正面の岩に取り付いた。
次々と小さな滝が現れる。 水量も多いしここは直登は無理だなぁ。
ここはどうしようか。 へつってみる。
この先はへつれないのでここから登ろう。 それ!。
ずっと緩やかな傾斜が続く沢です。 前回たそがれさんが尾根に向かった伐採地付近。
ここは右にしようか左にしようか。 よじ登る。
おなじくよじ登る。 倒木は少なかった。
  水量が少なくなったあたりで笹が出てきました。
笹藪よりも水流の中の方が歩きやすい。 細ってきてそろそろ水はおしまい。
右上方は登山道方向。少し藪をこげば行けるが。 まっ、しかし笹藪が深くなったこと。背丈を超えますね。
小丸山と前袈裟の間の登山道に行くのも良いが、なぜか突然踏み跡のようなものが現れる。

たそがれさんと相談して登山道方向とは逆方向のその踏み跡を辿ることにした。
しかしすぐに踏み跡は跡形も無く消え去ったのであった。

余談であるが、背丈ほどの笹藪をかき分けて進んでいくと、前方で大型動物がガサガサと言う大きな音を立てて逃げ去った。

水でも飲みに来ていたのでしょうかね。

「おーぃ、くまごろう!!」と声を掛けてやった。

鹿かもしれませんがね。

たそがれさんが「鹿はこんな密藪には入り込まないのでは?」といわれたので熊か猪かもしれませんね。

尾根に出たが笹藪は相変わらず。 途中でへばってたそがれさんとトップ交代。
すぐに離される。「オーィ待ってくだされ。」と言っているんですかね。 久しぶりの藪歩きでした。
尾根の上方に行くにつれ笹の背丈も短くなった。 傾斜も緩んだなぁと思ったら登山道に飛び出した。
山頂には二人組と三人組のパーティ。 われわれも食事にしましょう。
たそがれさん差し入れの冷えたALL-FREE.。おいしい!!
後袈裟を見に行ったのだがご覧のとおり。 下山は登山道を辿ります。途中に紅葉の始まった木が。
小丸山で1本。押留沢の時は両足が痛くて痛くてへばってしまっていたことを思い出す。 たそがれさんは今日は調子が悪いらしく、おかげで自分の遅いペースでちょうど良い塩梅だったようだ。
二子山への分岐を過ぎて・・・。 賽の河原。
袈裟丸を振り返るも霞んでいて何も見えない。 お気に入りの斜面。
ずっと変わらないなぁ。 あの沢の遡行は我々初心者には無理だろうなぁ。
折場登山口まで戻りました。

ヒライデ沢は易しい割に小滝が連続して楽しめる沢でした。

ずっと傾斜も緩いし、危険な所も無い。

ななさんには悪い事したなぁと言うのが正直な感想。

押留沢よりもこちらの方が沢デビューには向いています。

おまけに今回のように少々藪漕ぎもあるのでななさんにピッタシでしょう。

今回こちらに誘ってくれたたそがれさんには感謝です。

もう一度来てもいいなぁと思える楽しめる沢でした。

たそがれさんが復路でサワートレッカーから地下足袋に履き替える。

そこはクッション性がいいので石を踏んでも痛いことは無いが側面がほぼ無防備だそうです。

このため石や木に側面をぶつけると痛いそうですが、なんと言っても軽快に歩けそうなのとザックに収納時はコンパクトであることは利点ですね。

考慮の余地ありですぞ。

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