○ 袈裟丸山

【登った日】 平成23年 5月 21日 (土)
【天  候】  晴
【山の名前】 前袈裟丸山(1878m) 後袈裟丸山(1908m) 中袈裟丸山(1903m)  小丸山(1676m)
【時  間】  7:00〜15:00
【同行者】  おK3
【コース】   折場登山口〜小丸山〜前袈裟丸山〜後袈裟丸山〜中袈裟丸山〜後袈裟丸山〜前袈裟丸山〜折場登山口

今週末、袈裟丸山がアカヤシオの最盛期を迎えているのは各情報より確実である。
今までは喧伝されているそのあまりの混雑ぶりに行く前から気圧されて足を向けることは無かったが、1度くらいは花見と思って出かけてみることにした。
袈裟丸で有ればおK3も何度か行っているので安心であろう。
せっかく行くのだから後袈裟まで足を伸ばしたいもので、出来ればその先の中袈裟までは大丈夫であろうか。
本当は奥袈裟まで行きたいのは山々であるが、少々の藪は必須であるので今回はやめた方が無難であろう。
今回最後の最後でうれしい再会があった。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平22業使、第547号)」

この時期、駐車場は6:00前にすでに満杯となり、以降路肩駐車です。下手をすると駐車場からずっと北に下った折場橋辺りまで路肩駐車の車が繋がります。

ここは地元の利を生かして・・・6:40・・・我々としては早めに着いたつもりである。

しかし駐車場からは150mほど過ぎた場所に何とか停めることが出来るといった具合である。ヤレヤレである。
折場橋まで行って停めるのならばいっそそのまま北上したくなると思う。

そもそも122号を袈裟丸方面の林道に左折したときの事である。
左折前に前方には4台の車が走っていたのであるが、そのうち3台が我々と同じ方向に左折するではないか。

ここを左折する車は9分9厘袈裟丸登山者であろう。
塔ノ沢登山口分岐で迷っている車もあってチョット渋滞。
と云う訳で混雑はこの時点で十分予測できた。

とにかく準備をしてお花見登山開始である。

健脚?コースはロープが張られて通行禁止の様だ。 登って最初にミツバツツジがお出迎え。
笹原の登山道はずっと先まで登山者の列が見えます。 前袈裟の南東にあるピークが山腹から上までピンクに染まっています。
期待できそうです。
ありゃま、満開満開です。 こちらはちょと色が薄い株ですね。
賽の河原に着く前に十分に堪能したと思っていたら・・・。 その先も延々と続きますよ。
皆さん所々で立ち止まって撮影に余念がありませんでした。 ここなんざぁアカヤシオの屋根になっています。
少し色の濃い株。 アップしてみる。
ずっとアカヤシオを眺めながら小丸山まで。 小丸山の山頂も登山者でいっぱいです。とにかく賑やかだ。人も花も。
これからむかう袈裟丸連峰。 鞍部の避難小屋で立ち止まる人はいませんでした。皆さん先へ。
前袈裟山頂の南東にあるピークですが、この方向からもピンクに染まっているのが判ります。直登ルートだとあそこを通過するのですが。 方向を少し右手に変えると前袈裟ですが、こちらの山腹は打って変わって深緑が主体。
いよいよ前袈裟への急登が始まります。 虎ロープも頼りましょ。
笹原の尾根に出ると頂上はすぐそこです。 広い頂上は登山者が思い思いの場所で休憩中です。
一休みの後八反張へ下ります。
以前にあった「八反張は危険なので通行禁止」であるとの行政の立て看板は無くなっていたような気がしますが・・・。
途中の展望の良い場所から後袈裟を眺める。
右後ろ遠くに見えるは男体山でしょうか。
雪がありませんね。
八反張です。以前とそんなに変わっては見えないが。 その昔山歩きを始めた頃の話だが、ここでおK3が戦意喪失し戻ったことがある。今回は片足ケンケンと云う訳にはいかないが、ただの慎重に渡る場所程度であった。進歩したものである。
尤もその時は雨で、霧で、おまけに残雪を乗り越えてだったのだが。
八反張を通過後は急登し一気に後袈裟頂上へ。
狭い後袈裟頂上は登山者でいっぱいです。
休憩しようにも場所も無いので中袈裟にむかいましょうか。

ここで休憩中の登山者の一人と一瞬目が合った。
誰じゃろうかと思い巡らせるが記憶にない。

可能性があるとすれば石塚さんであるが、HPでは横顔と後ろ姿しか見たことがないので全く自信がない。

奥さんは判るのであるが、あいにく日差しを避けているのか下を向いてうつむいておられるようなのでやはり判らない。

まさかのぞき込むわけにもいかないし、お声がけして違う人だったら失礼になるので先を急ぐことにする。

中袈裟への入り口を確認していると、すぐそばに居たご夫婦が「行くのですか?そんな気がしましたよ。」と話しかけられた。
誰か道連れがいればといったところか。

ここから先は踏み跡はしっかりしていますが石楠花の藪が少し邪魔だったり倒木が有ったりします。 概ね問題なく歩けますが、少し判りづらいところもありました。
踏み跡が二手に分かれたので巻くのかなと思い下側の踏み跡をたどると結構下ってしまい雪渓が見えてきました。一緒に出発したご夫婦は上側の稜線上を進まれたようです。 こりゃ間違えたみたいと云う事で方向転換。稜線に向かうと先ほどのご夫婦と再度遭遇。我々は余計な回り道をしていたようです。
画像の笹は深そうですが、その下にはくっきりとした踏み跡があります。
頂上が見えてきました。 後袈裟もそうでしたが頂上直下は急登です。
中袈裟頂上には山名板が一つ。他には熊野修験の新旧の木札が。

狭い山頂で一緒に登って来た若いご夫婦と改めてご挨拶。
すると「ハイトスさんですか?」と聞かれました。
HPを見ていただいているようで、なんか照れくさいです。

話を伺うと「楽しい群馬の山歩き」のきゅうさんと何度か会ったことがあるそうで、お互いきゅうさんの昔のサイト名で話が良く通ずる。(笑)
松井田のMaruさんご夫婦でした。

自分もきゅうさんのHPで松井田ハイカー云々という記事を覚えていたのですが、そのご本人でした。

お互い写真を撮り合う。

そこへ奥袈裟方面から単独行の男性がやってきましたよ。
ほとんどずっと一人で他の登山者と会えてうれしいのだそうです。
途中で六林班へ縦走する二人と会っただけと云っておられました。
伊勢崎の方だそうです。何でも5時半に折場を出発したそうで、奥袈裟まで行くつもりならばそれくらいでなくてはなりませぬなぁ。

帰りは中袈裟直下の日陰で一休みした他はさっさと帰ります。
八反張もすいすい。
あっという間に前袈裟まで戻りましたが、頂上は昼時とあってか沢山の登山者が店をひろげていましたよ。
前袈裟山頂の南東方向ピークはこの方向から見てもピンク色ですよ。 白樺と笹の美しい鞍部を眺めながら。
アカヤシオを眺めながら満足感に浸りながらの下山です。 お気に入りのカラ松林の中にもピンク色の株がぽつりと。
折場の登山口に着くと車はだいぶ減っています。
水場で顔を洗いましょ。ところでこの水は飲めるのでしょうかね?。
数珠つなぎだった駐車場所は自分らの車だけ。

周りの車は皆帰ったんだねぇなどと話しながら帰り支度をしていると声をかけて来る人が・・・。
なんとビックリかずさん御夫婦です。今回は小丸山までだったそうです。
しばらくぶりの再会ですが、今回はかずさんは奥さん同伴です。
かずさんは前に会ったときより若返っていますよ。不思議な人だ。
何でも途中でともぞうさんと出会ったらしいが、今日はお一人だったようだ。
さすがにこの時期三ッ岩岳と同じでヤシオに魅せられるように人が集まりますね。
かずさんとは話題がつきないですが、ご婦人お二人をあまりに待たせちゃ申し訳ないのでそこそこで切り上げる。
またどこかでお会いしましょう。
後袈裟で見た方がひょとしたら石塚さんご夫婦だったのかどうかは帰ってから聞いてみましょう。

アカヤシオのピーク時に初めて訪れた袈裟丸山でしたが、来て良かった。
一度は見ておいて損は無い。(笑)
時に今回はこんなに花が多いのは初めてで有るという声を多く聞きました。
我々は比較しようにも比較するものが無いので「なるほどそうなのか」と思うだけであるが、今年は素晴らしい当たり年なのは間違いが無いようである。

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