○ 鍋足沢の頭

【登った日】 平成23年 9月 17日 (土)
【天  候】   曇り
【山の名前】 鍋足沢の頭 (1059m)
【時  間】   10:40〜15:10
【同行者】  単独
【コース】     高沢林道ゲート〜900mピーク〜鍋足山〜鍋足沢の頭〜林道出会い〜高沢林道ゲート

鍋足沢の頭は鳴神山から座間峠へと向かうルート上にあり、その頂は1059mと鳴神山より少し標高が高い。
この頂は座間峠や丸山、十二時山への分岐路近辺に位置しますが、自分にとって里山歩きを始めた頃に何度も通過した思い出深い頂です。
鳴神山からこちら方面に向かう場合、多くの人がこの場所で憩う気持ちの良い頂でもあります。

この日は予報では1日中雨であったのであるが、朝起きてみると曇り空である。
北方向の空を見るとどんよりとした鉛色の雨雲が空全体を覆っている。
やっぱり今日は自宅でゆっくりとと思っていたが、先日鍋足沢の頭の山名板の事を思い出したので出かける事にした。
せっかくこちら方面に出かけるのであれば、鳴神山から行くのではなく、前回岳山訪問時に訪れて気に入った900mピークを再訪することにした。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平22業使、第547号)」

なんと登山開始目的地に到達する前にゲートに遮られてしまいました。
又、梅田から鍋足へ向かう途中が道路工事中であり、交通整理のお兄さんに「戻りはお昼と3時の休憩時以外は通行できませんので・・・」と云われ、何が何でも3時過ぎには戻ってこなくてはなりません。
しょうがないのでゲートに駐車し、林道をテクテクと歩く。
ようやく前回岳山周回時の登山口まできました。
前回900mピークへの急登で懲りているので今回は少し先から取り付くことにします。
林道が大きくカーブする手前のこの辺りが良さそうです。
しかし画像の林道を直進して取り付き場所を探しますが良さそうな場所が見つからず少しうろうろしてしまう。
どこも同じ急登なのでエイヤッと雑草と茨の混じる急斜面をよじ登る。
最初から靴も軍手も泥だらけである。
急斜面なので生えてる物が頼りであるが、茨の木はいただけない。
植林地帯から雑木に変わるが藪はそれほどでもない。
しかし藪用のゴーグルは欠かせない。
小枝がはねてビシビシと顔に当たる。
稜線に出るとはっきりとした踏み跡が現れる。
マーキングのテープも見られるが、一体誰がこんな所を登るのだろう・・・と自分の事を棚に上げて思う。
お気に入りの900mピークに到達です。
でも空いたペットボトルがレジ袋に入れられてぶら下げてあるのは見苦しいなぁ。この近辺、枝の先っぽにペットボトルを差してあるのを多く見受けられるのだが、何か意味でもあるのだろうか。
前回は周辺の里山が綺麗に見えたのであるが、今回は曇りなので全くダメ。
岳山でさえこのように雲の中である。
唯一すぐ隣の鍋足山だけが何とか全体像を見せている。 一休みの後ピークから鞍部にいったん下ってから登る。
まだまだ緑が濃いのであるが少しずつ色づいて来ている。
少しだけ岩場も登る。そして頂上付近の大岩を左から巻くと・・・。 鍋足山に到着。桐生市水準点があります。
ここから直接左斜面に降りてしまい、少し藪を漕ぐことになってしまった。
鍋足山の西斜面は広く明確な踏み跡が無いのでこちらから降りるときは要注意です。トラバースして稜線に復帰。 稜線は市境でもあるので境界標石が良い目印になる。
稜線上から草木湖が見えました。 座間峠−鳴神山の標識を過ぎて稜線に出ると破壊された道標。
これが鍋足沢の頭から50m程の場所です。
何とか読めますが、あまりにも汚くなってしまいました。回収袋に入れる。 お役目交代。これも持って3年でしょうかねぇ。
さて時間も迫って居ますので駐車場所までの最短距離を行きます。
傾斜はこのくらいなので「秘技幹抱きつき」を繰り出す必要はない。
斜面のトラバースはきつくなってきたので水のない沢におりますが、ここは下草が繁茂して足場がよく見えない為、ちょっと歩きづらい。
何とか林道出会いに出るが、利用されていない林道は背丈ほどもある雑草に覆われています。その下には何とか踏み跡を発見。 下るにつれて雑草の背丈は低くなってきます。
前方に開けた場所が現れた。ようやく林道らしくなりましたよ。
林道はそのうち轍も出てくるようになり歩きやすくなります。遠方に仙人ヶ岳方面でしょうか、桐生と足利の境界周辺の山々が見えます。 後ろを振り返れば鳴神山がどっしりと。
ここから見ると双耳峰であることが分かりますね。
時間節約のため林道をショートカット。傾斜は前と同じくらい。 たったか降りていくと高沢林道が見えました。
何とか時間は間に合いそうです。

ゲートが見えました。

この後サッサと支度して車に乗り込み何とか指定時間内に工事現場を通過できました。

あと10分遅かったら17:00の作業終了まで通行止めとなり、どうやって時間をつぶせば良いのやらですよ。ヤレヤレ。

幸いに雨には降られずに済んだ。

今回は雨の中の藪歩きを覚悟していたのでこればかりは幸いであった。

しかし登山靴も服も一度もコケていないにも関わらず泥だらけとなってしまった。

おK3に「どこ行ってきたの?」と云われてしまった。

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