○ 鍋割山

【登った日】 2018年 1月 3日(水)
【天  候】  曇り後雪
【山の名前】 鍋割山(1332m)
【時  間】    10:35〜14:15
【同行者】  おK3
【コース】    鍋割山登山口〜鍋割高原〜獅子ヶ鼻〜謎の石積遺構〜前不動分岐〜鍋割山〜前不動分岐〜(前不動コース)〜鍋割山登山口

今年の初登りはまだ雪が少ないと思われる鍋割山の南西ルートにしましょう。
ここ数日赤城山は白くなっており、本来ならば例年のごとく黒檜に行きたいところだが、今年は鍋割山の未踏ルートに決めた。
先日かずさんの記録で「謎の石積遺構」探索記事を拝見したが、自分も見てみたくなったからである。
ついでの帰りは前不動にも寄ってみたい。
まぁ3時間もあれば周回できるルートなので出発が遅くなってしまった。
我が隊の場合は今回に限るというわけではないが。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、 第654号)」

鍋割山登山口に停めて準備。登山道に足跡はない。もたもたしている間にもう一台車が止まったと思ったらサッサと先に出発された。 本日二人目の足跡をつけることになった。
積雪は数センチでワカンも必要ない。
ちょいと登るとすぐに視界が開ける。 登りながら後ろを振り返ると榛名連山が。この時は快晴であった。
そこそこ急登である。岩もあったりして。 急な場所にはロープのお世話になりましょ。
このあたりが獅子ヶ鼻でしょうか。鍋割山本体が良く見えます。 岩場になったと思ったら・・。
急登になりましたよ。
ロープをしっかりとつかんで。
登りきるとこの看板。かずさんの記事によればこの近辺10mほど東に入れば遺構があるはず。
あれかな。 しっかりとした石組です。高さは2mくらい。
富士山の遙拝所またはおこもり堂という説もあるらしい。 「コ」の字型の形状で、南方向が開けていますね。
満足して山頂に行きましょうか。ハイトスは今日はスパ長。
風が強くなってきましたよ。細かい雪も降り始めるし。
おK3は軽アイゼン。
一応ワカンは背負っているがそんなに雪は深くはない。
雪に埋もれた階段を上りきると山頂です。 記念撮影をしてランチタイム。
お正月ですからお雑煮を作ってあったまりましょ。 雪も結構降り出したので誰もいない山頂を辞して下山です。
地形図からするとたぶんこの看板のあたりが前不動の分岐。
以前は前不動経由登山口の方向板もあったらしいのだが。
雪で覆われて踏み跡はわからないのだが、笹のない場所が登山道と思われるので行ってみる。ほぼ間違はないと思う。
なんとか霊神の石碑。お不動様ではないようだ。 雪と風が強くなってきた。目を大きく開けていられない。
雪の下は落ち葉で滑りやすい。傾斜があるのでロープがありがたい。 なだらかになった。あれ、吹雪かれて前不動を見損ねてしまった。
急斜面が終わるとなだらかになり登山口方面の指導票に行きつく。 南へ下ると往路の分岐地点に。
あらま、おK3号が真っ白になってますよ。

降りてしまえば風も雪もそれほどではない。

鍋割だからと甘く考えていたが、真冬の赤城はなめてかかってはいけませぬな。

吹雪かれると本当に往生する。

 

さぁ、帰りましょ。

麓まで下りると太陽が差しているではないですか。
赤城を見上げると雪雲に覆われたままであったが。

 

今年の初詣は貴船ではなく帰路途中に寄れる赤城神社にしましょう。

こちらは参拝客も貴船に比べると少ないようで一切待たずに参拝できた。

前不動を拝めなかったのは残念であるが、雪のない時にでも再訪することにしよう。

今まで鍋割のこのルートを避けていたのは面白みがなさそうだと思っていたからであるが、謎の石積遺構が契機となり訪れてみて結構面白いことが分かった。

時間のあまりとれない時などは半日でも登れ、急登もあるのでそこそこ楽しめる。


吹雪かれたのは想定外であったが、しょせん下界の天気予報は当てにしないほうが良い。

今回スパ長で通したがあの傾斜の上り下りを見るとアイゼンのほうがよかったような気がする。


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