○ 押留沢

【登った日】 2015年 7月 12日(日)
【天  候】  晴
【山の名前】 押留沢 
小丸山(1607m) 双子山(1556.4m)
【時  間】    6:45〜18:40
【同行者】  たそがれオヤジさんみー猫さんななころびさん
【コース】    餅ヶ瀬林道ゲート〜押
沢〜県境尾根合流〜小丸山〜二子山〜台石山〜ゲート

今年初めての沢は久しぶりにT-Familyそろい踏みとなった。
ななさんの沢デビューと言うことで入門用の易しい癒やし系の沢のはずだったが。
沢そのものは確かに癒やし系・・・しかしアクシデントを伴う行程が長すぎた。
自分の不注意によるものだが、皆さんに迷惑をおかけしてしまい恐縮至極である。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、 第654号)」

ゲート手前に6:30集合。10分前に到着したら皆さんすでに到着されていた。 準備をしてさぁ、出発です。
最初は林道を入渓地点まで。ハイトス最初から遅れる。
入渓地点に到着。一服後沢に下りましょ。 餅ヶ瀬本流をやり過ごし押留沢へ。
最初の小滝。 右側から登ってみる。
最初のシャワークライム。 ななさんが取り付く。涼しいでしょ。気持ちいいでしょ。
ハイトスのシャワーの様子をみー猫さんが動画で撮ってくれたのであるが、アップの仕方がわからない。
この沢は至って癒やし系で入門用の沢である。 水中の様子。
釜はそこそこ深そう。石楠花滝。左からへつれそうな気がするが・・。
シミュレーション・・・・やめておこう。
今日はこればっかり。(笑)
このあたり釜につかるのも良さそうだが・・・。
ここへ来る前に滑って足を取られ思いっきり川底の石にニードロップを食らわしてしまった。痛かった。(泣)
ズボンの膝が破けてしまい、見ると血がにじんでいる。
たそがれさんに大判の絆創膏をもらい応急手当。
ひょいひょいと岩を超えていくみー猫さんとたそがれさん。 ここも釜にどっぷりとつからないと超えられないねぇ。
水中の様子。 3条の滝。
綺麗なナメが出てきた。 全員で記念撮影。
なにか渓相が怪しくなってきたなぁ・・と現在地を確認。
赤薙沢に入り込んでしまったらしい。
トラバースの意見もあったがハイトスが足を痛めているので間違え地点まで戻ろうと言うことになった。
そうで無ければこのメンバーだと絶対にトラバースである。
なぜ御慈悲にすがったかというと、・・・。
なんとこのナメを過ぎたあたりでハイトスが落とし穴にはまってしまったのである。
おまけにはまったのが痛めている左足で、その上にはまった拍子にすぐ上にあった直径20cmほどの石が膝のお皿めがけて落っこちてくるでは無いか。声が出ないくらい痛かった。やさしいななさんが「休んだ方がいいですよ・・」と声を掛けてくれるが。
そんな訳でせっかく登った沢を注意しながら下る。
本流にもどりこの沢一番の10m滝。左から捲く。 以下めぼしい渓相を。
みー猫さんには物足りなかったことでしょう。 ようやく細ってきました。
渓相が怪しい。どうもこのままだと八反張に行きそう。 軌道修正で2つほど沢をトラバース。
不思議なことにトラバースに踏み跡があったりする。
同じように間違える人がいるのかしらん?。
そしてここが最終目的地の沢の終点。
しかしあの崖をどうやって登るの?。
左側に登れそうなルートがありそうにみえるのだが皆さん右側から登って行ってしまった。
足痛にシャリばてが加わってもうだめ。補給。
ななさんに写される。この後左側のルートに這い上がる。
しかしこちらも急斜面で幹に捕まりながら四苦八苦しながら這い上がる。
皆さんよりかなり東側に飛び出したらしい。
何とか縦走路に這い上がったが、足が言うことをきかなくなっており木に捕まって屈伸運動をしながら皆さんを待つ。 この後小丸山を目指すもハイトス一人取り残される。
痛めた左足を庇った為か、右足まで痛くなってきたのである。
もう最悪。
下りや平地では何とかついて行くが・・・。 小丸山では皆さんをずいぶん待たせてしまった。
道標を支えに休息をとる。なさけなや。 遅れたお詫びでは無いが、まだまだ冷えているノンアルを皆さんに一口ずつ賞味いただく。冷たい飲料がなによりのご褒美?。
時間を気にしながら二子山へ。 台石山への登りがきつかった。完全にへばってしまった。
みー猫さんにロープで引き上げてもらったりした。
台石山からの下りはもう足が下りでも言うことを効かず補助ロープを取り出して後ろ向きで降りる。少し楽。でも余計にスピードダウン。 団子岩?。
足が痛くてほとんど写真を撮っている余裕も無かった。
何度も自分を待っていてくれた皆さん。望遠で撮る。 ようやく石祠へ。
この尾根の下りは自分が希望したのであるが、この石祠を見たかったのが一番の理由だったのだが。
途中で方向が違うよ・・・といってはみたものの皆さんすでにかなり先まで下っている。
駐車位置に直に下ったと言うことでしょうか。
このため最後に渡渉が待っていた。
林道に這い上がってよれよれになりながら駐車位置へ。
この時点では右足がちょっとひねっただけでもかなりの痛みが走るようになっていた。
これは困ったなぁと思いながら何とかたどり着いたことに安堵。
車が見えてきました。

12時間もかかってしまった。

当初予定より3時間ほどオーバーである。

その理由の80%は自分が原因である。

そもそも足のトラブルが無くてもこのメンバーではお荷物なのである。

いつも下りでようやく遅れを取り戻すのであるが、今回は両足が踏ん張れずに下りもまともに歩けなかった。

皆さんに申し訳ない気持ちいっぱいのハイトスであった。

疲れ切った皆さんはおのおの帰宅の準備にかかり順次「お疲れ様・・」と林道に消える。

最後に残ったななさんと少し立ち話をしてから帰ることに。

クラッチが無いから左足はまぁいいや。

何とか右足がちゃんと動けば運転も出来る・・・・あぁ良かった大丈夫だった。

草木ダムで休憩するが足が言うこと効かず車からなかなか降りることが出来ない。

両手で右足を持ち上げて降りた。

立ってしまえば歩けるのでゆっくりと休養すれば元に戻るであろう。

 

※ 台石山の山名について
   桐生山野研究会のMさんよりご指摘がありました。
   「二子山は2つの頂を合わせた名称」ということで、元からの名称と後世の山歩きの人が名付けた名称とが区別できなることを危惧されております。
   
   台石山の名称は俗称と、当HPの記事では読み替えをお願いいたします。

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