○ 五輪尾根 (敗退)
【登った日】 平成24年 1月29日
【天 候】 雪
【山の名前】 出張山
【時 間】 9:50〜11:35
【同行者】 おK3
【コース】
沼尻駐車場〜出張峠〜出張山〜敗退地点〜さいたま市少年の家〜沼尻駐車場
今週は前々からスノーシュー遊びに行くことに決めてはいたのだが、肝心の行き先が中々決まらない。
と云うのも夕方には用事があるのであまり遠出も出来ないという制約があるためである。
先週黒檜に行った際にたそがれオヤジさんが赤城の五輪尾根の様子について聞かれたのだが、これがヒントになって五輪尾根スノーハイクに決定。
当日朝の出がけに何気なくメールを確認するとたそがれさんから、自分たちも五輪尾根に行くので現地で・・・とのこと。
先日様子を聞かれていたのは行く予定があったのだと遅まきながら気がつく。そうだったのか。
しかし例のごとく我々は出発時間が遅いので現地で行き会えるかどうかは微妙ではあるがその旨返信して出発する。
赤城南面道路を走行する分には快晴で、最高の登山日和見なのであるが、頂上まですっきりと見える榛名に比べて赤城山頂付近はすっぽりと雲に覆われている。
下界はこんなに良い天気なのに赤城山頂はどうも雪模様である。イヤな予感が少しするが。
しかしそのうちに晴れるであろう・・・と云う全く根拠のない楽観論に終始するハイトス隊であった。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、
第548号)」
細かい雪の吹きつける中、沼尻の駐車場に到着。天候はご覧の通り。 なぜかワカサギ釣りと思われる車がいっぱいで、湖上にもテントが多数。 気温はマイナス10度。寒いなか震えながら準備して出発。 たそがれ隊はこんな天候の中でどうされただろうか。 少なくともこの辺り一体にたそがれ号は見当たらないが。 |
今回のルートは出張峠から尾根を縦走し、足柄山まで行って尾根を湖畔に下る予定である。 少しくらい雪が降っても縦走路そのものは起伏も少ない優しい尾根歩きなので大丈夫であろう。 さいたま市少年の家の前で道路反対側の深山方面への山道に入る。 |
トレースと云うかわずかなくぼみが残る登山道を行く。 | 雪は止まないし、おK3少し元気がありません。 |
出張山への分岐まできました。これから登りにかかります。 | 最初の内はそれほどの傾斜もありません。 |
木々の枝の表層には雪が付着して周り一面墨絵の世界です。 | 急登ではスノーシューのクランポンを目一杯に効かせながらだましだまし登ります。こういう場所はワカンの方が登りやすい。 |
雪の下に鎖が隠れていたので引っ張り出して利用します。 | 登り切ったところが出張山山頂です。 |
あーぁ、すぐ目の前に見えるはずの大沼も湖畔がうっすらと見える程度。 雪は止まないし、吹雪と云うほどではないが風は吹いているし。 特に尾根上は時折強風が吹き付けて、唯一外気に触れる顔の表面はその寒気と雪粒で痛いくらいであった。 |
とにかく薬師まで行こうと歩を進めますが、ここまでくるとトレースも無く、ラッセルとなる。表層の雪は40cm程の軽い雪であり、その下には締まった雪層があるのでそれほど沈まない。 しかしこの風はやっかいである。 |
快晴の五輪尾根で楽しいスノーシューイングのはずであったのだが。 これでは苦行に来たみたいなものである。 おK3は今日は不機嫌にはならないが、すこし心細くなってきたらしい。 |
相変わらず尾根上の強風は収まらない。 ふと見ると自然の家への分岐の道標があるではないか。 あーぁ止め止め・・・本日はこれにて撤収しましょ。 |
南斜面に少し下っただけで風は嘘の様に弱くなった。 少し余裕が出来たので景色など撮ってみる。 |
トレースは無いが獣道はある。鹿の足跡であろう。たどってはいけない。 方向にだけ気を付けて降りる。 |
こんな景色の中で大きな鹿が尾根方向に走り去っていった。 雪の下の笹を食料としているのであろう。雪化粧のカラ松もまた美しい。 |
傾斜が緩むと先方に建物が見えてきた。 たぶんさいたま市少年の家か、東毛林間学校であろう。 |
スノーシューでもこれくらい沈む。 | せっかく下り斜面でソリ遊びをしようと準備してきたが・・・残念!。 |
遊歩道でもあるのでしょうか、橋を渡ります。 | さいたま市少年の家と東毛林間学校の中間に出てきました。 |
車道を少々歩いて駐車場へ。 | 雪が止んだので湖上のテントがよく見えます。 |
今年初めてノスノーシューは残念な結果に終わりました。
帰りは湖畔を一周して帰りましょうととろとろ運転してると携帯にメールが入り、たそがれ隊も撤退とのこと。
どうも我々とは逆方向から歩かれたようである。
どのみち我々と同じような目に遭われたことでしょうから期せずして同じ結論となったようである。
ちなみに黒檜登山口には全部で10台ほどの車がありました。
この分だと黒檜頂上付近も風が強くて大変であったことでしょう。
下る途中の姫小百合駐車場ですが、ほぼ満車状態。
そのうち何台が登山者のものかは判りませんが、今日も鍋割、荒山へ多くの人が登っているのでしょう。