○ 行者山 (根本山)

【登った日】 2019年 9月 28日(土)
【天  候】  晴
【山の名前】 行者山(1120m)
【時  間】    7:00〜13:20
【同行者】  Kさん
【コース】    ふじくま橋〜十七丁石祠〜籠堂跡〜男坂不動明王〜根本山神社〜行者山〜十字路トラバース〜中尾根〜 ふじくま橋

根本山瑞雲倶楽部のKさんに江戸時代からの歴史遺産である根本山参詣路の十七丁の石祠を案内いただいた。
今まで二十丁と十四丁の間の石柱は見つかっていないが、十七丁の場所と思われる石祠のある場所を発見し、距離的にも十七丁の場所であると特定されたとの事です。
案内していただけるとの事でしたのでお言葉に甘えました。

約束の7時に駐車場に着くとKさんの他にもう一台。
根本山瑞雲倶楽部のUさんでした。
今日は別ルートで熊鷹方面の探索に行かれるとのことでした。
不死熊橋の手前の根本山瑞雲倶楽部設置の案内図で本日の目的地十七丁石祠の場所をレクチャー。
二十丁と十四丁を直線で結び丁度中間当たりの尾根を少し登った場所とのことです。
まずは二十丁まで。ここで矢印方向には行かず直進します。 小さな岩を越えて振り返って見る。
沢沿いに進みます。 北西からの沢の合流点で尾根に取り付きます。
尾根を見上げる。古道は沢沿いに行くのかもしれないとKさんの弁。 しかし現在は倒木がひどくてとても調査すら出来そうにありません。
Kさんが以前来られたときの目印。 この小さな岩の横を登って行きます。
少し登るとなんと薄い踏み跡を見つけました。 後はこの踏み跡を辿って尾根に向かいます。
尾根の上にはとがった岩が。 岩の少し尾根上部に石祠がありました。十七丁。左側の石祠の奉納者名と右側の石祠に彫られた神社名はなんとこの先4丁の先の木根畑沢にある二つ並んだ石祠と全く同じです。
丁石は残念ながら発見されておりませんが、この場所であれば沢方向の斜面のどこかに眠っていそうですね。
十七丁から根本沢に向かって降ります。 十四丁の一般道に復帰しました。
折角なので神社まで足を伸ばしましょうかね。 最近になって根本山瑞雲倶楽部のUさんが流されて暫く不明だった「川講中」の石柱を見つけ出されたそうです。
「川講中」の石柱は上部が割れた形跡も無いので「川講中」そのもののようですね。さぁ先に進みましょ。 鈴台。
根本山瑞雲倶楽部の夜説明板つきです。
この岩の上の石柱はKさんが知る限りなんと60年前からこの場所にあるそうですが、本来の場所はもっと参詣路の上部にあったと思われるとのことでした。 籠堂跡に到着です。
さて男坂で神社まで行きましょうか。
色々ありましてこのような注意を促す看板設置となったそうな。w お不動様にご挨拶をして・・・。
男坂を登りましょ。 石祠は2年前に比べると幾分苔むした感じが。
2年前の雪と氷に比べるとこの時期では普通の登山道並となっています。「危険大」はちょと大袈裟かな。人によって難易度はことなりますのでしょうが無いか。 さて、江戸時代の中が腐っていそうな鎖は使えないので、その代わりにロープが垂らしてありました。神社まで直登できるので迂回するよりこちらの方が早いですね。
根本山神社に参拝し行動食を摂りました。 さぁ、行者山に向けて鎖場を登りましょ。
奥社の土台が少しずれてきているような気がしますが、 行者山に着いて検討会。南西尾を降りましょうかね。それとも中尾根の十字路をトラバースするルートがあると云うことで、今回は自分がまだ歩いていないのでトラバースルートになりました。
薄い踏み跡があるので躊躇無く・・・。 途中で踏み跡は消えてしまいましたが尾根に向かえば良いので適当に進んでいくと再度踏み跡に遭遇し尾根にたどり着きました。
その後は中尾根をとっとと降ります。石祠で一本。 林道に飛び出てからは林道のショートカットルートで根本沢まで一気に降ります。
不死熊橋から根本沢を眺める。

今回も思ったがやはり根本沢は沢登りには向かないなぁ。

滝も魚止めの滝くらいしか無いし、おもしろみに欠けますね。

水遊びを目的とするには良いかもしれないが。

 

調査を終えたUさんと不死熊橋で合流。

お疲れ様でした。

調査結果は収穫有りでしたでしょうか。w

と言うわけで十七丁の二つの石祠の再発見により古道は現在のルートとは異なり二十丁からは根本沢の右岸の少し高巻いた場所だったようです。

ちなみにKさんが根本山神社の宮司さんに聞いたところによると、倒木でとても行けそうに無い枝沢の上部当たりにはその昔人家があったそうです。

そうなると古道はあの枝沢に沿っていたのかもしれませんね。

そうすると丁の計算が合点がいくらしいです。

Kさん、案内をいただき有り難うございました。

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