○ 栗生山

【登った日】 2015年 12月 29日(月)
【天  候】  晴
【山の名前】 栗生山(968.3m)
【時  間】    8:00〜12:40
【同行者】  たそがれオヤジさん
【コース】    涌丸駐車地〜605m標高点〜707.5m三角点〜798m標高点〜一般道出合〜栗生山〜葛葉峠

今月は所用が多くまともな山歩きが出来なかった。
そんな折にたそがれさんが栗生山のヤブ尾根を考えているとの事。
よろしかったらいかが?との事ですのでお言葉に甘えてご一緒させてもらうことにした。

栗生山の登山ルートは一般道の他に葛葉峠からのルートを歩いているが、南南西尾根の今回のルートは以前に検討はしたが車の回収の問題で完全に諦めていたのである。
ところが昨年6月に山旅Diaryの仮面林道ライダーさんが諦めていたルートを歩かれた。
しかしながら戻りの車道歩きが1時間45分と云うことで、やっぱりそうなるよね・・・と逡巡せざるを得ない。
ところが二人であれば車をデポする事でこの問題はあっさり解決である。

年も押し迫った29日に道の駅に7:00集合でたそがれさんと待ち合わせ。
時間通りに落ち合い二台で葛葉峠へ向かう。
葛葉峠にハイトス号をデポし、たそがれ号で涌丸の尾根取り付き地点に向かう。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、 第654号)」

涌丸の路肩スペースにたそがれ号を駐車。 さぁ出発です。自分は1ヶ月ぶりの山行です。
あれが605標高点と思われる。仮面林道ライダーさんは右手より取り付かれて激ヤブに遭遇とのこと。 我らは太陽光発電施設を左手に見ながら直登してみましょう。
山腹に何らかの施設が工事中であり、その開けた上端までは藪も無く楽に登れます。 雑木林に入ると石祠。このルートはこの先のにもいくつもの石祠が有りますので古道と思われる。
幸い激ヤブでは無く小籔ですみました。しかしうっとうしい。 籔を避けて尾根の縁に出ました。
赤城山が・・・あれでは吹雪いていそう。 このまま尾根の縁を歩きましょ。
得たいのしれない運搬車両が放置されている。 快適な尾根を進むと・・・。
707.5m三角点に到達。 石祠がありました。
目指す栗生山は右の台形状の山と思われる。 作業道とおぼしき場所に出たのでしばらく辿る。
斜面に石祠。もう少しで崩れそう。 鞍部は大きくえぐるような形状で作業道が通っていた。
対岸の尾根には明瞭な踏み跡がある。 林業関係者の目印と思われる赤のペンキが目立つ。
露岩が出てきましたよ。 小さいのがごろごろと。
この岩の上は景色が良いかもしれないと登ってみる。 赤城の上空は相変わらずですなぁ。
798m標高点に到着。特に山名板の類いは無い。 少し下ると石祠。
峠道に出たようです。 その先は急な岩混じりの斜面。何も無いところは四つ足で登る。
灌木があるところは細い枝をつかみながら。 とにかくよじ登る。
桐生方面の山並みが見渡せた。

たそがれさんからちょっと切り立った目立つ山は根本ですかね?それとも鳴神山?と聞かれたが、はて・・・即答できない。

ひょとして三境山かなぁと思う。


 kotsunagi567 さんから教えていただきました。

この山は鳴神山で、「西側からは、椚田峠と山頂の間の急坂がこのような形に見える」とご教授いただきました。

数十回も登っている山なのにわからないとは情けない話です。
鳴神山も根本山も周辺の山々に囲まれているし、鳴神は双耳峰との先入観から???となっておりました。

こつなぎさん、有り難うございました。

気温は風花が舞う状態で何度もフリースを脱いだり着たりしたが、たそがれさんは一貫して着脱をしない。 初冬の里山そのもの。
先方に岩場のようなものが見えてきた。
大岩出現。左から捲きましょ。 岩場が続く。少しは楽しめました。たそがれさんが先に登って見下ろしている。鳴神山の西尾根の岩場に似ている。
ルートを少し外した突端に石祠。 栗生山が目の前です。左に方向転換。
右も左も捲くのはおっくう。エーィ登ってしまえ。 岩場が続く。この岩はさすがに下れないので左から捲いた。
振り返ってみて見たところである。
栗生山の南峰?に登り詰めた。この先は明瞭な踏み跡。 少し下ると一般道に合流。一般道から登ってきたハイカーと遭遇。
本日唯一出会った登山者だった。
この地点に至るちょっと前から太ももに筋肉痛。だましだましゆっくりと登る。少し登って山頂だが登りがやけにきつくなる。 山頂でランチタイム。たそがれさんからミカンをいただく。ゴチになります。足を投げ出して軽くマッサージをする。
展望場所から赤城を見るが完全に吹雪いていると思われますなぁ。
風花のサイズが大きくなって来ましたよ。
葛葉峠方向。右のピークの後ろがゴールです。
岩場から北に向かえば良いのでコンパスも合わせない。
下ったところで栗生山を振り返る。
ヤシオの季節は山肌全体がピンクになる。
5年前に往復したルートだが、記憶は当てにならないものだ。
思い描いていたものと違うのである。
3つのピークの中間地点が見えてきた。 最後の登りなのだが、登りになると足が言うことを聞かない。
小用をを足すのでたそがれさんに先に行ってもらったら、なぜか一度来たことのある自分が方向を30度ほど間違えて尾根末端まで降りてしまった。別荘地に入り込んでしまった。 情けない話である。
後は勝手知ったる斜面を下るだけと思いせっせと降りたのだが本来の方向と30度も違えばこうなってしまう。
車道にでてテクテクと葛葉峠に戻る。
たそがれさんには寒い中待たせてしまって悪いことをしてしまった。

GPSの軌跡には余計な回り道をしたエビデンス。(笑)

いいわけをしながら帰路への準備。

涌丸の駐車地へ戻ってお疲れ様である。

今回のルートはなかなか楽しめた。
藪は最初の少々のみであった。
江戸中期の苔むした石祠を見ながら古道であった山道を辿れます。
一部岩場もありますが見た目より難しい場所は無いので注意してやり過ごせば大丈夫。
問題は一人だとチャリデポ等の手段を講じないと1時間45分の車道歩きが待っていると言うことでしょうか。

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