根本山 もう一つの尾根コースと沢コース

    (峰の平からの尾根コースとカヤデ沢コース)

【登った日】  平成20年9月27日
【天  候】   晴れ
【山の名前】 根本山周辺
【時  間】   9:40〜14:20
【同行者】  単独
【コース】      駐車場所〜沢分岐〜鞍部〜奥の院登り口〜峰の平〜西南西尾根〜沢分岐〜駐車場所

Map

今回は根本山周辺の探索を行ってみた。
不死熊橋からは根本沢コースと中尾根コースが一般的であるが、この二つのコースのあいだに立派な沢と尾根がある。
WEBで調べるとこの沢(カヤデ沢)と尾根も走行している報告がある。(カヤデ沢の方はほとんど根本沢と間違えた為のようだが。)
根本山頂上へは今回行かないが、せっかく違う沢とはいえ沢コースであるから、到達した鞍部から少し下って奥の院経由で
鎖場を回って来ることにする。(沢コースといえば鎖場)

恒例の不死熊橋からの沢の様子である。
ここから沢コースへと入る。
途中の高巻きから沢へ戻らずに、崩落している林道に出て、そのまま突き当たりのカヤデ沢に入る。水量は根元の本沢に比べてとても少ない。
踏み跡も薄いかとおもいきや、結構はっきりとした踏み跡であり、目印のテープも有ったりする。結構このルートも利用されていると思われる。 かわいらしい滝の様な箇所が現れる。
そのまま走行可能です。
苔むした橋が有ります。
使用する必要も全くないが、乗った途端に崩れそうである。
鞍部まで2/3程来たところで沢が左右に分かれます。
どちらでもいいのですが、鞍部を乗り越えて奥の院入り口まで下るので左の沢方向へ進みます。(水はほとんど涸れている。)
ここから少し傾斜がきつくなるが、途中に洞穴を発見。
熊が冬眠出来そうな洞穴ではある。
分岐からの最初の岩場を乗り越えるのに少し手こずりました。
直登ではなく左に巻けば良かったと反省。(登った後上から撮影)
急登になってきます。あと少しで鞍部と思われるが、たまらず一本入れます。(左端に青空が見える。) ようやく登り切って鞍部に到着です。鞍部特有の風で汗がひきます。
左は峰の平への登り、右へは中尾根十字路方面への登りとなります。
さてここを直進して下り、奥の院入り口目印のお地蔵様を目指そう。
トラロープが張って有ります。
このルートは根本沢コースでの登りでは、鎖場をエスケープする場合に利用されるルートです。
根本沢コースの下り利用でも鎖場よりはこちらの方がお勧めです。
途中で大木が・・・。
結構荒れていますが、通行には支障は有りません。
奥の院登り口の目印となるお地蔵様です。

ここまで来たと言うことは、登り口を通り過ぎているので少し戻ります。

テープ目印が有りました。

よく見ると奥の院への小さな道標が有ります。

鎖を登って鐘突堂に到着です。

今日は2度鐘を鳴らしてみました。 奥の院の様子です。
本当は正面から撮りたかったのですが、ハイトスの体重では入り口の板が持ちそうに有りませんでしたので。
さあお待ちかね?の鎖場の始まりです。

しかし今日は誰にも会わない。

奥の院あたりではさすがにハイカーに会うかと思っていましたが。

相変わらずスリルが有ります。

鎖場を登り切ったところが峰の平です。

峰の平から南西方向のピークに移動し昼食とします。
そう言えば前に来たときに、ここで宴会をやってた人たちがいたな。
でも進入禁止の看板は何故?。根本山頂方面と間違えるからならば、道標で良いのではと思うが。
ここからが要注意です。
ピークからは尾根がいくつにも分かれているのでコンパスを見ながら南西から南南西方向の尾根に下ります。(要は一番左側の尾根)
この後はなだらかな気持ちの良い尾根下りです。
気持ちよく尾根を下っていると遠くに白い目印?が。
この尾根では初めての目印だなと。
やけにふくらんでいるな。

近づいてみると何とゴミでした。(枯れ木にぶら下げてあります。)

今日一日気持ちよく沢歩き、尾根歩きを楽しんでいるのにこの一件でいっぺんに不愉快な気持ちになってしまいました。
最初は腹がたち、そして少し悲しくなりました。

このルートをたどるような人は一般ハイカーではなく、少し変わった低山薮山歩きを好む人だと思われます。
そのような人は自然を大切にしますのでこんな事は全体にしないと思っていたのですが。

だとすれば、善意にとって昼食後にゴミ袋回収をうっかりと忘れていったに違いない。とすればしょうがないのでハイトスが回収するか。

プリプリものである!。

どんどん傾斜がきつくなり、立ったままで下る事が難しくなって来たところで朝に通った沢方面へ降ります。そして林道終点に降り立ちました。 林道からはガケ崩れで押し倒されたカーブミラーを横目に根本沢コースに合流します。そして駐車場まで。
三境林道開始地点(駐車場)ですが、この看板全体を道路真ん中においておけば、不死熊橋でのマナー違反駐車問題は解決かなと考える次第です。

実は今日も不死熊橋の真上まで戻ってくると、林道関係者(桐生土木事務所?)と思われる車両がゲートをあげて通過する所でした。

今まで滅多に見ないものを2回連続で目にするとは。

幸い今日は道をふさいで駐車するような不心得者は居なかったようですが。

今日はとても天気が良くて、気持ちのよい山歩きが出来たのですが、ただ1点ゴミの放置だけがが残念です。

明日はおK3が武尊に行きたいと言うので早起きしなくては。

 

余談であるが、熊鷹からみた根本山では東南の尾根も目立ちます。

地形図上ではこの尾根もなだらかに降りられそうである。(しかしあまり利用価値がなさそうであるから探索はどうしようか思案要。)

これにて根本山への通常考えられる登り口は全て走破した事になるかと。

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