仙人ヶ岳

【登った日】 平成20年3月30日(日)
【天  候】  晴れ時々曇り
【山の名前】 仙人ヶ岳(663m)      地図
【時  間】  9:00〜15:30
【同行者】   単独
【コース】     泉龍院駐車場〜一色山(中尾根 寝釈迦)〜雨降り山〜前仙人ヶ岳〜仙人ヶ岳〜黒川林道〜黒川ダム〜泉龍院駐車場

今回から新兵器 CASIOのPROTREK PRW-1000J-1JRを使ってみる。
電波時計、高度計、気圧、温度、方位、ワールドタイムetcの多機能であるが、方位と高度がどの程度使えるかのテストを行う。


 思ったより軽くて良さそうだ。

観音山と同じ泉龍院駐車場横の登山口です。
いつも駐車場でお世話になっている泉龍院です。

 

中尾根へと登る途中に涸れた松の木が・・・。
なだらかな登りが続きます。
途中振り返ると菱の団地が一望できます。
あっという間に一色山に到着です。

いつもHPを参照させていただいている楚巒山楽会さんの山名プレートがあります。

活動感謝いたします。

高度計を290Mに設定します。

観音山へは寝釈迦の尾根を左方向へ行きますが、今回は右へ、雨降山方面と向かいます。
整備された遊歩道を降りてゆくと黒川ダム方面の指標がありました。
東屋を発見。あそこで休憩することにしよう。
東屋からの景色その1

桐生市街

桐生川と群大工学部の建物と思われます。

東屋からの景色その2

吾妻山遠望。

あの山は何度登ったことかと。

しばらく行ってふと後ろを振り返ると観音山の頂きが。

(画像左手)

気がつくと雨降山はとっくに通り過ぎていました。
どうも遊歩道の終点辺りがそうだったらしい。

ちょっとわかりづらいですが梅田の町が木立の合間から見えます。
小高いピークに到着です。

ここが前仙人???

おかしいな、山頂の標識もないし、でも高度はほぼ合っているが。???

もう少し先に進んでみることにしよう。

先ほどのピークをくだって登ると本物の前仙人ヶ岳に到着しました。

ここで本日初めて人に会いました。(昼食の準備中でした。)

お一人で仙人ヶ岳から来たそうで、何でも今日は競技をやってるらしく人がいっぱいいるとのこと。
その他ルート情報を交換し、後数十分だよと励まされ我は仙人ヶ岳を目指します。

途中の尾根はこんな感じ。

左も右も落ちると悲惨ですが、道はしっかりしています。

下ってまたすぐ登りの場所で少し走ってみる。
惰性で登りを一気に登ったは良いが息が切れて・・ハーハーゼイゼイです。

やめときゃ良かった。

すみれ山好会さんの標識です。

帰りはここまで戻り下矢印の黒川ダム方面へ向かいます。

なんか岩が出てきました。

岩の中から松の木がしっかりと生えています。

岩に仙人ヶ岳とマジックで書いてあります。

 

それほど厳しくはないが、少し注意を要する岩場がありました。
仙人ヶ岳頂上です。
前仙人ヶ岳で会った方の情報通り、人だらけ。
30人以上が一斉に昼食の真っ最中でした。
私も隅っこで昼食を執ります。
食事が終わった団体さんの一人が遠望できる山々の説明を始めました。
鳴神山、袈裟丸山、皇海山、日光連山・・。
ふむふむとうなずきながら聞いていたのですが、最後にすぐしたの谷を指さして、「すぐそこの谷は桐生なんですよ。」・・・ えっ???
確か私の記憶が正しければこの山頂自身が県境のはずなのですが・・(桐生と足利の境界のはず)
あえてつっこみはしませんが、確かに頂上にいる間に桐生方面からくる人は少なく(私を含めて3人)、小俣方面からは何十人とやってくる。
低い山ですが足利市の最高峰とのことで、足利市の人にとっては桐生の吾妻山みたいなものなのかなと感じた次第です。
団体さんはしばらくして引き上げたのですが、とたんに静かになり本来?の静寂さが戻りました。
頂上は結構広く、眺望は少し木が邪魔かなといったところです。

鳴神山、袈裟丸山、皇海山、日光連山といったところが遠望できます。

静かになったあともぽつりぽつりと人が登ってきます。

コーヒーを沸かしてしばし単独行の同年代のおじさんと歓談。
何でも梅田から鳴神山を登ってきたところだそうです。
うっ・・すごい。健脚家ですね。
いろいろ聞いていくと鳴神山から吾妻山への縦走もやったことがあるそうです。

山歩きは金がかからなくていいんだわ・・はっはっは
健康にもいいしね・・はっはっは

と豪快な方でした。

元来た道を引き返し、黒川ダム方面へと向かいます。

杉木立の中をただひたすら下ります。

結構急ですので雪があると大変そうです。

すみれ山好会さんの指標です。

どんどん下ります。

すると林道(作業道)に出ます。

ここまで来るとあと急な下りはありません。

まだ余力があるような無いような。時間はまだある。

ふと先を見ると左手に作業道が分かれているではありませんか。
ひょとしたら小友沢の頭へ行けるかも・・と思ってしまったのがいけなかった。

事前の調査ではそんな道なんてないのに・・・。

とにもかくにも脇道を上り始めました。
急登ですが、なんかおかしい。

最初にあったと思われた踏み跡もなくなり、息を切らしながら登る事約30分、右手に大きな岩は垂直に切り立ってます。

もう少しで頂上が見えそうなのですが、この先無理に進んでも獣道さえあやしい。

この岩を後方にしてどんどん登りますが、どんどん不安が大きくなります。

目の前の斜面がだんだん急になってきて見た目で45度を超るんじゃないかと思えてきます。

泣く泣く引き返すことにします。

 

ようやく少しなだらかになったところで写真をとる余裕ができました。

途中まで登ったのに目的を達せなかった為、なんか悔しい思いを後に残して元の道に戻ります。

黒川ダム方面口の登山口に到着です。

これから先は舗装道路を延々と歩くことになります。

今回のルートで一番つまらないところですが、しょうががない。

こんな感じですがなるべく舗装道ではなく落ち葉のあある左側を歩きます。
黒川ダムに到着です。

釣り人がいるかと思いましたが誰もいません。

 

泉龍院駐車場までのとぼとぼあるきの途中で菱町一色ハイキングコースなる看板と登り口を発見しました。
が、空模様が怪しくなってきたのでこれ以上寄り道しないで帰ることにします。

膝がそろそろ限界に近づいています。

 

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