○ 北横岳

【登った日】 2013年 3月 2日(土)
【天  候】  曇
【山の名前】 北横岳(2480m)
【時  間】    10:55〜13:55
【同行者】  おK3
【コース】    ロープウェイ駐車場〜坪庭〜北横岳ヒュッテ〜横岳(南峰)〜横岳(北峰)〜横岳(南峰)〜坪庭〜ロープウェイ駐車場

一月末に鍋割でかずさんと「今シーズン中に北横岳も行きたいですねぇ」なんて話をしていたのだが・・のびのびとなってもはや3月です。

朝起床すると外は結構強い風が吹いている
早朝TVで情報収集・・・なんと今日は一日中風が強いらしく、丁度西穂山荘の紹介なんぞやっていたが、山荘の外は猛吹雪であった。
こりゃぁ今日の北横岳お手軽モンスター見物は取りやめだなぁと一旦はなった・・・のだが。
代わりに利平茶屋から赤城とも思ったがこの強風では3回連続の敗退は確実である。
どうせ敗退ならば現地で様子を見てから決めましょうと気を取り直してとにかく出発することにした。
しかし一旦取りやめての情報収集などで出発が30分ばかり遅くなってしまい、結局7時過ぎとなってしまった。

途中の道路は凍結箇所も結構ありまして、耐用年数を大幅に超過したスタッドレスを今シーズンで最後だからとだましだましながらスロー運転でひやひやしながらの精神的に落ち着かない運転でした。
もっとも凍結箇所は前を走る車もおしりをフリフリしながら走っておりましたから自分らと同じようなもののようでした。
現地に着いてみると風はそれほどでは無く、快晴では無いにしろまずまずのコンディションであり来て良かった・・となった。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、 第654号)」

桐生からは3時間弱でピラタス蓼科スノーリゾートに到着。
風は思ったよりも弱く、とりあえずは良かった良かった。
ロープウェイ(以下RW)に乗り込むが目の前の横岳は雲の中です。眼下の斜面ではスキーヤーやボーダーが気持ちよさそうに滑走中。
頂上駅に到着するとRWの乗客の大半を占めるスキーヤーは滑走スタート地点に移動するので後に残るのはアイゼンを装着する等準備を始めるほんの一握りの登山者達。 RWの乗客の数パーセントが登山者のようです。今回は午後にも強風の恐れがあるので根性無しのRW往復キップ購入となってしまいました。
おK3は完全装備です。
坪庭は踏み跡に沿って歩くので沈むことも無くアイゼンが最適です。
氷点下の低温と強風が作り出す自然の造形美ですね。 坪庭と縞枯山。
北横岳への分岐は道標が雪の下なのでしょうか見当たりません。
応急の案内板が雪上に突き刺してありました。
時々雲が晴れて青空が顔を出します。
あぁー非日常の世界ですねぇ。
途中の斜面から坪庭と縞枯山。 今日は来て良かったねぇ。と言っている。
白い木々。 積雪量の多さがよく分かる。
三ツ岳分岐。踏み跡はありますが・・。岩場があるので止めときましょ。 北横ヒュッテ着。皆さん休憩中。我が隊も一休み。
急登をこなすと頂上はすぐそこです。 南峰山頂。三角点峰です。
北峰までは水平移動のようなもの。 北峰。蓼科が背景・・・でも隠しているじゃん。
こちらの山頂にも三角点?・・そんなわけ無いですよね。折角綺麗に氷が貼り付いているので確認はしない。隠された蓼科をズーム。 今回モンスターは見ることは叶わず。
プチが幾つかあっただけ。
南峰に戻りましょう。後続の登山者がやって来ますよ。 名残惜しいが最後にもう一度蓼科の写真を撮って戻ります。
北横岳ヒュッテに戻るとご覧の通り大混雑。 戻りにも展望場所でこの景色に見入ってしまう。
降る人、登ってくる人・・・時間に関係無く登山者が絶えません。 坪庭の端から見た今回唯一と言って良い登りの斜面。
坪庭の竹の標識棒にえびのしっぽ。風向きが判る。 結局縞枯山荘さえも行かず、途中でランチにして戻ることにしました。
RW山頂駅に戻りました。3時間の雪上ハイキングでした。
気温は-11度とのことでしたがそれほど寒くは感じませんでした。
風は強くはならなかったので下山道を下っても良かったのですが、何せ往復キッップ購入済みですのでRWの客となる。
後は温泉で暖まって帰るだけ。 駐車場所のすぐ近くが登山口でした。

典型的なモンスターとの遭遇は出来ませんでしたが曇時々晴の天候でそれほどの強風もなく思い切って出発して正解でした。
登山者はスノーシューとアイゼンがほぼ同じ割合でワカンの人は一人くらいしか見かけませんでした。
スノーシューの人は急斜面で登りも下りも苦労しておられたようで、やはりこのようにある程度踏み固められた場所ではアイゼンが最適と思います。
今回そり(尻)遊び出来るかと思って準備しておりましたが登山者が多く断念しました。

当初予定は三ツ岩岳から雨池山、あわよくば縞枯山へも足を伸ばしたいと思っていたのであるが、何せあの朝の風で出発が大幅に遅くなった事で出鼻をくじかれたようなものである。

後日談:なんとアプローチの途中の道路で石塚隊の車とすれ違ったようである。(さくらも同乗していたらしい)
八ヶ岳周辺で比較的安心な、それでいて高山の雰囲気のある雪山歩きを楽しみたい・・と考えることは同じ様である。
しかしすれ違う車が群馬ナンバーで有ることを瞬時に読み取れる石塚さんの目の良さには恐れいります。
自分と言えば凍結路の走行に神経を集中しており全く余裕の無い状態でした。
尚、石塚隊は前日泊で2日続けての山行で、この日は霧ヶ峰に行かれた様である。


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