○ 斜里岳

【登った日】 2013年 8月 5日(月)
【天  候】  晴
【山の名前】 斜里岳(1547m)
【時  間】    6:50〜14:35
【同行者】  おK3
【コース】    清岳荘駐車場〜下二股分岐〜(旧道:沢コース)〜上二股分岐〜斜里岳〜上二股分岐〜(新道:尾根コース)〜下二股分岐〜清岳荘駐車場

斜里岳はみーさんの記録より沢登りが大変楽しい山であるとの事前認識があったのでとても楽しみにしていたのだが、その通り変化に富んだ面白い登りが楽しめた。
下りのコースに指定されている新道コース(尾根ルート)であるが
最初のうちは景色の良い尾根を周辺の山を見ながら爽快に歩けるので良いのだが、尾根からの下りで下二股へ降る急降下は木の根が張りだしたり大きな段差がある下りだったりとなるので慎重にならざるを得ない。
登山口にある清岳荘は旧清岳荘が焼失して9年前に建て直されたとのことで有るが、綺麗で立派な山小屋であった。
この小屋は感じの良い管理人が常駐しており素泊まりのみの対応となっている。管理料も含めて2000円/人とのこと。
自分たちはみーさんの感想に従い車中泊とする。
車中泊は1台500円である。(たぶん板張りに薄い敷き布団で寝るよりも車の方が快適そうである。)
この小屋でピンバッジと北海道の山で一般的である簡易トイレ用の便袋を2枚購入する。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、 第654号)」

清岳荘。立派過ぎて山小屋のイメージでは無い。 広い駐車場です。ほぼ平らなので車中泊に適。
登山口で簡易記録簿に記入して出発です。 林道をしばらく歩く。北海道の蕗は葉っぱがやたらでかい。
林道終点地から山道に入りますが、熊への注意看板。 ここから斜里岳頂上まで3.6kmだそうです。
早速沢の渡渉が始まります。 水の成分の影響か川底の石が赤茶色です。
下二股の到着。ここで沢沿いの登りに躊躇しているご夫婦があり、自信が無いので登りも尾根コースで行かれるとのこと。
自分らは出来れば登りも下りも沢コースがいいんだけれども。
沢靴があればそのまま沢を遡行する方が早いのであるが、そうもいかず捲き道を行く。
捲き道のほうが厳しかったりして。
小さな滝や・・。 長い滝を眺めながら登ります。
これはと言う滝には名前が付いているようです。 沢のすぐ側や渡渉を繰り返して歩くので涼しく感じます。
これもなかなか・・と思ったら名前が付いていますよ。 お助けロープ。
またまた立派な滝が・・・。 見晴らしの滝だそうです。
沢の渡渉にもずいぶんと慣れてきたおK3。 二股に分かれた滝が出現。
右岸の縁を登ります。 水に濡れた黄褐色の岩ですがあまり滑りません。
上二股です。戻りはここから新道の尾根ルートへ。 先方にピークが幾つか見えましたが目指す山頂ではなさそうです。
沢がだんだんと細くなってきます。 源頭と思われるところでたっぷりと採水。これより上に水場は無い。
深くえぐられたようになっている登山道を登る。 降雨時の水流と登山者によってえぐられたのでしょうかね。
ジグザグのザレ場を登ると・・・。 鞍部の馬の背に到着。休まずに左手の前衛峰に向かう。
ここ登りも結構急である。 振り返り馬の背東方向の1452m峰を見る。
頂上と前衛峰の鞍部へ一旦下降する。 西方向に見えるのは清里の町でしょうか。
鞍部には斜里岳神社。 斜里岳への最後の登り。
頂上です。 羅臼岳が呼んでます。明日行くから待っててねと。
ズーム。オホーツクが見えます。斜里平野も。 三角点は頂上を少し降った場所にありました。ここでランチ。
さぁ下山です。こうやって見ると急傾斜ですねぇ。 雪渓が一部残っている場所が見えました。
苦労して登ったガレ場を慎重に降ります。 登りで気がつかなかった胸突き八丁。9合目だそうです。
石ゴロの登山道は歩きにくい。 上二股を新道方面に。しばらく行くと龍神の池へのお誘い。
我々は行かなかったが行った人の話によると綺麗な水が湧き出ているそうで採水したとのこと。行けば良かったなぁ。
新道は展望が良い。 最初のピークへ。ここで一本。
再度振り返り斜里岳を眺める。中央左3つのピークの真ん中です。 これから歩く尾根の様子。登山道がくっきりと見えます。
本当に熊をよく見たからこの名前なのでしょうね。 この下りはいただけない。木の根や・・・。
急斜面で滑る粘土質の登山道。 危険な場所にはお助けロープが親切です。
急なのでジグザグに登山道は刻んであるのですが、それでもこの角度。 下二股に着いてヤレヤレです。
ここからは急な下りはありません。 旧清岳荘跡地。けっこう小さな山小屋だったと思われます。
渡渉中。背後のオジサンが「早く渡れよ・・ほんとにとろいヤツだなぁ」と思っているかどうかは知らない。 林道終点にもどりました。
ここからは熊も大丈夫でしょう。
清岳荘に戻りました。 朝の出発時より減った車と増えた車と。

斜里岳は噂に違わず沢沿いの登りが涼しくて楽しめる山でした。
この山も多くの登山者と会いましたが皆自分達のペースでゆったりと登っていたのが印象的です。
清里から斜里に向けて走行中に斜里岳を眺めたのですが、この姿が格好良くて又良いのです。
斜里岳は登っても裾野から眺めても良い山でした。

2回連続で車中泊が続いたので今夜は予約の取れた羅臼登山口のホテル地の涯へ泊まることにします。

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