○ 大雪山 (黒岳、北鎮岳、中岳、間宮岳、旭岳)
【登った日】 2013年 8月 11日(日)
【天 候】 晴時々曇
【山の名前】 黒岳(1984m) 北鎮岳(2244m) 中岳(2113m)
間宮岳(2185m) 旭岳(2290m)
【時 間】 6:40〜14:00
【同行者】 おK3
【コース】 リフトトップ登山口〜黒岳〜黒岳石室〜お鉢平展望台〜北鎮岳〜中岳〜間宮岳〜旭岳〜姿見ノ池〜姿見駅
北海道の屋根と呼ばれている大雪山系。
第一次北海道遠征でこの山は外せない。
北海道最高峰の旭岳、第2位の北鎮岳、雄大なお鉢平と見所満載の山稜である。
都合の良いのはお鉢巡りなのであるが、これだと旭岳に登れない。
そこで今回お鉢の北半分から旭岳へと縦走してR/W姿見駅へ降ることにした。
R/Wの後は旭川電気軌道のバスで旭川駅までおりて、道北バスで層雲峡まで戻る予定である。
特に道北バスの最終は旭川駅18:40なのでどうしてもこのバスに間に合うように降らなくてはならない。
ところが、この道北バスの最終にばかり気を取られて旭川電気軌道バスの時刻を調べるのを忘れてしまったのである。
ボンボン出ているだろうとの勝手な思い込みは良くありませんね。
なんと1日に3本しかなくて、11:15,14:15、17:15なのです。
当然17:15のものは道北バスの最終に間に合わないのでこのルートを採るには14:15のバスに間に合うように降りなくてはならなかったのです。
この縦走ルートをお考えの方は旭川電気軌道のバス時刻にご注意ください。(いで湯号で検索)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、
第654号)」
町営駐車場の1階は屋根付き駐車場なので雨が降っても安心。 4:30には起床して朝食を摂りR/W乗り場へ向かいます。 |
R/Wの始発は6:00ですので5:30には改札の先頭にザックをデポして万全を期す。時間が厳しいのでどうしても始発に乗りたいのです。 |
R/Wを降りた後はリフトに乗り換えます。 | R/W、リフトと高度をかせげるので有り難いですね。 |
さぁ登山開始です。 | ゴーロ帯をゆく。 |
雲海の狭間に山々が。 | またしてもトリカブトの親戚が。 |
野アザミ。 | 特徴的な岩峰を側面から見る。 |
頂上への最後の登り。 | 頂上には祠と山頂標柱がありました。 |
まずは黒岳山頂。ここまではあっさりです。 | あれが北鎮岳ですね。 |
お鉢の南側の北海岳。今回は行かない。 | 正面奥が最高峰の旭岳。 |
少し降ってお鉢巡りの分岐点です。 | まずは黒岳石室にお邪魔してトイレを借りる。協力金は200円です。 |
お鉢巡りは北側のルートを採ります。 | 少しガスが出てきましたが・・・。 |
コマクサの生き残り。 | タカネシオガマ。 |
お鉢平は半分ガスに覆われ。 | 展望台からもあまりパットしません。 |
少し歩くとガスが晴れてお鉢平を見渡すことが出来ました。 | この雪渓は避けては通れません。 |
追いついたご夫婦はちゃんとアイゼンを装着して登って行かれました。 | 滑っても傾斜は緩いので大丈夫でしょう。 |
北鎮岳分岐には大勢の登山者が休憩中。 | 北鎮岳を見上げる。さぁ登りましょう。 |
あっという間に頂上です。 | 頂上から分岐を見下ろす。 |
分岐に戻りました。ガイドによると登り30分、下りに20分とありましたが合わせて25分でした。 | 自然の造形物。 SFに出てきそうな異星の荒野のようですね。 |
中岳方面からお鉢平を望む。 | お鉢平を背景に中岳山頂。 |
中岳分岐へはなだらかな稜線歩きです。 | 下りもなだらか。 |
尖った山は熊ヶ岳ですね。 | 中岳分岐です。中岳温泉経由で裾合平へ下れます。 |
北鎮岳を背景に緩斜面をゆったりと登るおK3。 | お鉢平を西側から望む。ガスは晴れましたよ。 |
今回は歩かないお鉢の南側の淵の稜線。 | 間宮岳に到着。 |
少し歩くと旭岳への分岐です。 ここで北鎮岳で遭遇した10人くらいの学生パーティに追いつく。 |
旭岳が目の前ですよ。 我々にしては思ったより早いペースでここまで来ました。 |
あの左側の雪渓を登るのでしょうかね。 | 鞍部の雪融け水。この幕営地での水源となるのでしょう。 |
エゾノツガザクラ。 | 旭岳の頂上に人影が。雪渓にも人影が。 |
振り返って見る間宮岳方面。鞍部にはテン場。 | 熊ヶ岳は双耳峰のよう。地形図からは読み取れないが。 |
雪渓は途中から土が被さった状態となり全く滑らずに登ることが出来る。 | 雪渓が無くなって急登が始まる。 |
最後の登り。 | 振り返ると後旭岳が。 |
頂上には登山者が溢れんばかり。何かラジオの収録でもしている様子。 | 北海道最高峰に到達です。 |
一等三角点。 | お鉢南側のさらに南の山は白雲岳、赤岳方面でしょうか。 |
お鉢北側では北鎮岳が目立ちますね。ランチにしましょう。 | さぁ充分に休憩したので下山に掛かりましょうか。 |
旭岳東斜面からは荒涼とした風景が見下ろせます。 | 頂上付近を振り返る。どんどん登山者が降りてきます。 |
登る人ともすれ違います。 | 旭岳はこちらの東側ルートが一番人気のようです。 |
この風景は富士山の宝永山近辺を想起させますね。 | 荒涼としたこの様な風景も好きです。非日常です。 |
噴煙が噴き上がる姿見の池方面。 | 噴煙の側には硫黄。 |
ズームしてみましょう。立山の地獄谷の小規模版といったところ。 | 姿見の池ですが、ここではもうガスが出てきてしまいました。 |
この鐘を鳴らすのは少々コツがいるようだ。 | なんでしょね。 |
姿見駅に着きました。ここでバッジを見たりしてゆっくりとしてしまった。 | R/Wは15分ごとに出ているようだ。 |
ロープウェイ山麓駅前に降り立ち、目の前にあったバス停を見ると・・・なんと1日に3本しか無いではないか。これは困った。
姿見駅でゆっくりとなぞせずに1本早いR/Wだったら14:15に乗れたのだが。 しょうが無いのでタクシーとなるが丁度一台停まっている。 都合の良いことに先客のご夫婦がおられたのだが行き先を聞くと同じ旭川駅だと言うので相乗りさせていただくことにした。 これはとても運が良いことで、もしタクシーも無ければ呼び寄せてもらう事となり料金もまた余計に掛かるところであった。 旭川の駅前の層雲峡行きのバス停にて待つこと10分。 |
層雲峡まで戻って早速黒岳の湯につかり汗を流す。
さっぱりとしてから夕食は登山軒にて旭川ラーメンを食す。
生ビールはサッポロであった。やっぱり。
反省点はもちろんバス時刻の調査不足である。
事前に分かっていれば我々のの足でも14:15に充分に間に合ったのであるから。