○ 五龍岳
【登った日】 2016年 9月 24日(土) 〜 25日(日)
【山の名前】 五龍岳(2814.3m)
【同行者】 おK3
五龍岳は11時間というCT的には何とか日帰りできそうな山である。
しかしテレキャビンの運行時間帯の制限(9時間以内)によりわが隊の足では絶対に無理。
そこで五竜山荘に泊まるか幕営することに。
この時期どちらにしても激混みは必須である。
幕営が出来なかったら重いテントを担いでいく意味がない。
やはり小屋泊りとしましょうか。
一人半畳で済めば良いのだが。
土曜日の5:00に桐生を出発し駐車場には諸々のトラブルがあって遅くなり9:30の到着となってしまった。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、
第654号)」
○ 9月 24日(土)
【時 間】 9:40〜15:00
【天 候】 曇り
【コース】 駐車場〜アルプス平〜地蔵の頭〜小遠見山〜中遠見山〜大遠見山〜西遠見山〜白岳〜五竜山荘
登山者用の駐車場に停めて「テレキャビンとうみ駅」へ向かいます。 | 往復1人1800円也。アルプス平に到着です。あれ、ガスってますね。 |
お花畑の中を花には目もくれず黙々と歩き始めます。 | 地蔵の頭。1676mだそうです。 |
ベンチと大きなケルン。中には地蔵様が安置されているそうな。 | カンカンと鳴らしてみる。熊さんにお知らせ。 |
見返り坂。振り返っても何も見えない。(泣) | 一ノ背髪。アルプス平と小遠見山の丁度中間地点の様です。 |
ガスってますなぁ。 | 二ノ背髪 |
瞬間的にガスが晴れて目指す五龍岳が。 | 天狗岳との分岐には五龍岳登山口の看板が。 |
小遠見を捲いて少し歩くと中遠見山。 | 紅葉が始まっていますね。景色が見えない分目を楽しませてくれる。 |
登山道はよく整備されています。 | 大遠見。ここで一本。 |
今日は小屋まで行けばいいので楽な行程です。 | 西遠見ノ池に到着。 |
あれ、ここに西遠見の標柱が。西遠見山は2268mのピークじゃないの? | 西遠見山はこのあたりだよなぁ等と云いながらガスの中を行く。 |
緩やかな階段。無ければ土がえぐられるでしょうね。 | 鎖場出現。 |
おK3が片手でヒョイヒョイと登る。 | 白岳頂上が見えてきましたよ。 |
鞍部には五竜山荘も見えました。今日の目的地です。 | 白岳頂上にはケルンと標石。 |
唐松岳に続く尾根は途中から雲の中。 | その唐松岳への分岐。小屋のすぐ上です。 |
五竜山荘到着です。
案の定テン場は満杯でした。 かわいそうに結構無理矢理斜面に張っているテントも有りました。 小屋は大賑わい。 手続きにも結構待たされました。 |
心配してた混み具合ですが、直前に予約を入れていた効果なのでしょうか、あてがわれたのは7つの布団の部屋に8人でした。
ちなみに小屋のスタッフの方が云われるのは「今日は基本布団1枚に2名です。この部屋はいい方ですよ」と。
昨年は体育座りで夜を明かしたと云うから今年は天候のせいもありこれでも空いているらしい。
このところ雨が続いていたせいか掛け布団がやけに湿っぽい。
登山者の服が布団の吸湿剤になっていると云うと周囲の人も皆そう言ってますよ・・と。
インナーシュラフを持参したので少しは湿っぽさが軽減できた気がする。
夕食は4回転。
我々は3回転目の18:20からでした。
献立はおかわり自由のカレーと味噌汁です。
結構美味しいデザートもついてました。
部屋はカップルが4組。
若い2組のカップルは明朝五龍に登って日の出を見るのだという。
自分らは・・・ゆっくりと朝ご飯を食べてから登りましょう。
○ 9月 25日(日)
【時 間】 6:30〜13:00
【天 候】 晴
【コース】 五竜山荘〜五龍岳〜五竜山荘〜白岳〜西遠見山〜大遠見山〜中遠見山〜小遠見山〜地蔵の頭〜アルプス平〜駐車場
日の出は5:30頃とのことなので小屋の前で待つ。 地平線の彼方の雲がうっすらとオレンジ色に変わってきた。 |
同じように小屋の前で日の出を待つ登山者たち。 |
出てきましたよ。 | 初日の出ではないのでバンザイを叫ぶ人はいない。 |
ゆっくりと朝食を摂ってさぁ五龍へ。 | 斜面がアルプスらしい景観を呈している。 |
ブロッケン現象。 実物を見るのは初めての体験です。 |
空身の人も結構いますね。 頂上で日の出を見た人が戻ってくるので時々交差する。 |
岩場の登りとなりました。所々鎖もありありました。 | ストックは邪魔なので途中でデポ。両手両足で登る。 |
八峰キレットの分岐です。頂上はすぐ隣。 | 五龍岳山頂です。とりあえず記念撮影。 |
暫く待っていましたがガスは晴れそうにありません。 | 諦めて下山にかかる途中で・・鹿島槍ヶ岳がちょこっと顔を出しました。 |
さぁ、小屋に戻りましょ。この景観、アルプスだなぁ。 | 唐松岳から白馬へと続く山並みが。 |
小屋から五龍への途中のピークは捲き道となっています。 | 小屋が見えてきました。 |
小屋から五龍山頂までは丁度一時間でした。小屋で一息入れて。 | 下山です。振り返って・・五龍はガスに包まれています。 |
白岳山頂。唐松岳を背景に。遠く富山湾が見えました。 | もう一度振り返ると・・・五龍岳の雲が瞬間切れましたよ。 |
復路は八方尾根には回らずピストンにしました。 | 白馬村ですね。 |
これから戻る遠見尾根。昨日はガスの中でした。 | 時間もたっぷりとあるので鎖場もゆっくりと。 |
西遠見ノ池で一本。 | 逆さ五龍。ガスがかかってイマイチだけどね。 |
エネルギーを充填して池を後にします。 | 雑木の尾根は紅葉を楽しみながらゆっくりと歩きます。 |
往路ではパスした小遠見山に寄って見ましょう。 | あらら・・・、山頂は50人ほどの登山者が。大人気ですね。 |
後でわかったことですが、小遠見山を目的としたハイキングマップが有るくらいの人気のコースらしいです。 そのためか登山靴では無い普通の運動靴のハイカーも結構いました。 |
気が向けば回るはずの八方尾根の終端部。 実はずっとガスに包まれていたので行く気にもなれませんでした。 終端部になってようやくガスが晴れていました。 |
ペアリフトの乗り場が見えてきました。 | 地蔵に戻って尾根歩きもおしまい。 |
お花畑は最短距離で戻るだけ。お疲れ様でした。 | 駐車場に戻りましたがまだまだ車が残っています。 |
駐車場の車はほとんどが長野以外の県外車でした。
エスカルプラザの中の龍神の湯で2日分の汗を流す。サウナも有りました。650円/1人です。
なぜかこの日は14:30でおしまいとの事。全く混んでもいなくてゆったりと入れました。
普段は16:30なのにどうしてなのでしょうかね。
五龍岳は一泊二日の日程だとゆっくりと歩けて余裕がありました。
余談。
先週の17,18,19の三連休は結果的に天候が悪く山行には向かなかったのだが、元々は予定があった。
ハイトスはゴルフの予定だったがTファミリーの幕営山行の予定と重なりゴルフをキャンセル。
そこでおK3は「あなたが連れってくれないなら・・」と初めての試みで旅行会社主催のトレッッキングツアーに申し込みをした。
場所は笠ヶ岳である。
二泊三日のゆったりツアーだそうだ。
ところがTファミリーの幕営山行が諸事情により中止となってしまってハイトスは自宅でごろごろ。
雨なのでどこへも行けなかったのである。
悲惨なのはおK3である。
新宿集合と云うことでわざわざ前日の16日に新宿で前泊して出発した笠ヶ岳ツアーだが、なんと初日の山小屋で天候不順のため2泊して戻ってきたのである。
強風と雨で尾根歩きはキケンと判断したらしい。
まぁ、トムラウシの事もあるので強行するのはマズイでしょうが、中止になるのは本当に珍しいらしい。
初めて申し込んだトレッッキングツアーは滅多に無い中止となってしまって気の毒でしょうが無い。
ちなみに代金は全額戻らない。(笑)
台風のおかげでとんだ災難ではあった。
しかし宿で足止めとなってしまって同行のツアー客との交流が密になったと見えて、笠ヶ岳女子会なるもが出来たとか何とか。
何時間も同じ空間を供にするとなるとおしゃべりに花を咲かすしかないですからね。
同じ趣味を持つ者ですから自然山の話になるのだが、皆さんそれなりのキャリアをおもちの方々だったそうです。