○ 鹿島槍ヶ岳

【登った日】 2017年 9月 9日(土)
【天  候】  晴
【山の名前】  鹿島槍ヶ岳(2889m) 爺ヶ岳(2669m)
【時  間】    7:05〜13:55
【同行者】  おK3
【コース】    扇沢登山口〜種池山荘〜爺ヶ岳南峰〜爺ヶ岳中央峰〜冷乗越〜冷池山荘

前回の笠ヶ岳に引き続き2週続けての北アルプスとなった。
剱岳登頂時に鹿島槍ヶ岳から昇る朝日を眺めた時はその美しさに感動したものである。
その時に見た山が今回のターゲットである。

K2Cさんとteelさんの記録を参考にしました。
扇沢に前泊し冷池山荘泊まりを前提とした場合、自分たちの脚力では悩ましい問題がある。
初日に鹿島槍ヶ岳まで登ってしまうのか、はたまた初日は冷池山荘までとし、翌日に山頂を踏んで下山するかと云うことである。

扇沢に前泊するので5時に出発すれば前者、7時出発であれば後者となる。
結局ゆっくりと登りましょうと云うことになり後者となった。

8日の15:00に桐生を発ち、大町市のレストランでゆっくりと夕食を摂った後扇沢の第一無料駐車場に入った。
扇沢へと行く道路にて突然大きな黒い動物がヘッドライトに照らされながら道路を横断して驚いた。
こちらは鉄の箱に入って走っているので全く怖くは無かったが。
日光周辺の道路を夜間走行していて鹿が横断する事は往々にしてあるが、熊は初めてである。

扇沢無料駐車場は9割の入りでまだ余裕があった。
翌日はゆったり計画なので十分な睡眠を取ることが出来た。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、 第654号)」

朝起きると無料駐車場は満車。ゆったり計画なので朝も完全に朝日が登ってからとした。 扇沢登山口までは15分ほど。ここで登山届けを出します。
結局歩き出しは7:00を過ぎてしました。
まずは種池山荘を目指して柏原新道を登りましょ。 八ッ見ベンチ。その名からして八ヶ岳でも見えるのでしょうかね。
扇沢の駅と駐車場が小さくなりましたね。
背景の山は蓮華と針ノ木岳でしょうか。
地図を見ながら・・あれが岩小屋沢岳でしょうか。
初めて目にする耳にする山です。
第一目標のケルンに到着。 なんだかこの類いの看板が多いです。
石が綺麗に並べられているなぁと思ったら・・・。 石畳だそうです。うーん、なるほど。
扇沢の駅と駐車場がますます小さくなりました。 アザミ沢は落石があったら怖いなぁと。
お花畑?の石畳の道を上ると種池山荘の屋根がぽつんと見えました。 種池山荘到着です。ここで1本。ここまでほとんど登りでしたね。
種池山荘から爺ヶ岳へ向けて登ってちょいと振り返ると・・・。
おー剣ですよ。立山連峰はガスの中でしたが。思ったより目の前に見える感じがする。
剱沢からは鹿島槍が綺麗に見えたのだから当然こちらからも剣が大きく見えるのはわかってはいたのだが。
あれが爺ヶ岳南峰かな。
結構きついね。 鹿島槍は雲に隠れていますが冷池山荘が見えてきました。
山頂まではあと少し。森林限界を超えたのでハイマツだけ。 360度見渡せる爺ヶ岳南峰山頂です。一休み。
少し寒くなってきたので防寒具を装着。
剣の隣に別山が顔を出しましたよ。 続いて中峰へ。こちらの方が標高が高いのですね。
北峰への登山道は見逃したのか見当たりませんでした。
諦めて降りましょう。
冷乗越。
大谷原登山口から登るとここで合流。
赤岩の小岩頭ルートはガスでよく見えないが、おK3曰く距離は短いが、その分急登が続くそうです。 ちょいと降ったためか樹林帯が復活。
その中を登って行くと・・・。
冷池山荘到着です。今日はここまで。
ありゃ14:00前ですよ。余裕が有ることは良いことですが。
部屋は8枚の敷き布団に8人。ヤッター、今回も横は気にせずに眠れそうです。おk3が「こんな写真撮るんじゃ無いよ」と云ってますが。
とにかく夕食まで暇なので小屋の周辺をうろうろ散策などする。

日暮れ間近になって鹿島槍ヶ岳の双耳峰が綺麗に見えるようになった。

談話室でビールを飲みながら岳なんぞをを読んだりしてまったりとした時間を過ごす。

談話室はストーブがあって暖かいのですよ。

夕食は17:00からで、食事の後の消灯(20:15)まで暇をもてあます。

さぁ、明日は登頂から下山まで長丁場になるのでゆっくりと体を休めましょう。

ヘッデンを枕元において耳栓をして万全の準備で床につきます。

 

早出予定なので朝食もお弁当も頼みませんでした。

お弁当は事前情報により最初からパス。

 

【登った日】 2017年 9月 10日(日)
【天  候】  晴
【山の名前】 鹿島槍ヶ岳(2889m) 爺ヶ岳(2670m)
【時  間】    4:40〜13:30
【同行者】  おK3
【コース】    冷池山荘〜布引山〜鹿島槍ヶ岳〜布引山〜爺ヶ岳〜種池山荘〜扇沢登山口

4:00に起床し、寝ている人を起こさぬようにそっと廊下に出る。
ザックは山荘に預けてサブザックを担いでさぁ出発です。
登り初めてすぐにテン場です。
起き始めている人もいますね。
布引岳中腹あたりで夜が明けた。 雲が出ているのですっきりとした日の出は拝めなかった。
剣を背景に布引岳山頂。通過点みたいな場所ですけれども。 鹿島槍山頂は目の前です。
立山連峰と剱岳に朝日が・・・・。美しい。 山頂への最後の登り。
鹿島槍ヶ岳山頂。朝日を浴びておK3、満足そうです。 北峰。行って見たい気がするがおK3は行く気無し。
五龍方面。 爺ヶ岳方面。
立山連峰は少し雲に覆われているが何度見ても飽きない。
風を少しだけ避ける場所に陣取り朝食。
名残惜しいが山頂を後にします。とにかく風があって寒いのです。
ダウンとウィンドブレーカーを羽織ってもまだ寒かった。
おっ、あそこに見えるとんがった山は・・・。 奥穂高と槍ヶ岳ではないですか。
テン場まで戻りました。テントの数は半分くらいに減ってましたね。 冷池山荘に戻ってザックを回収。
山荘前の展望所でもう一度鹿島槍を眺めて下山です。 冷乗越で振り返る。頂上は雲に覆われていました。
あそこに見える種池山荘までは爺ヶ岳の巻き道を採ります。 でもこの捲きは頂上直下を通るだけでそれほどのゲインは無い。
途中ですれ違った大きなザックを背負った半袖の若いお兄さんに「縦走ですか?」と聞くと、「白馬まで行こうかと・・」とさらりとした返答でした。
夏のアルプスは若者の山なのですねぇ。
種池山荘で大休止。
登山者が大勢でベンチは満杯です。
皆さん美味しそうなものを頼んでいますね。
蓮華岳と針ノ木岳を眺めながら何とも贅沢な休憩場所です。 後は降るだけ。とっとと降るだけ。あっと言う間にアザミ沢まで。
そのあとは見るべく景色も無く、例のごとく飽きた飽きたと合唱しながらひたすら降ります。 扇沢が見えてきました。
いつもこういう時にパラグライダーで一気に降りられたらなぁと思う。
扇沢の沢音が大きくなって暫くすると登山口です。

お疲れ様でした。

今回余裕のある計画のためか結構体調が良いのでケルンを過ぎたあたりから自分のペースで降った。

当然おK3は置いてけぼりとなるが、実は先に降りて車を登山口まで運んで来なさいという事であるのでかわいそうでも何でも無いのである。

 

 

好天が予想されたので2週連続の北アルプスとなったが、少々贅沢な気がしないでも無い。
やはりアルプスは好天に限りますね。
続く今週も奥穂高に繰り出そうかどうかと思案したのではあるが、笠ヶ岳や鹿島槍ヶ岳の余韻がさめやらぬ内に引き続きではバチが当たりそうで3週連続は自重することになった。


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