○ 西穂独標

【登った日】 2020年 8月 27日(木)〜28日(金)
【天  候】  晴
【山の名前】 西穂独標(2701m)
【同行者】  おK3

西穂高には行きたいけれど日帰りは我が隊の足では無理であろう。
ならば西穂山荘に一泊であればとは思うがコロナの件で密はやはり嫌だなぁ。
そうだ、小屋泊が嫌ならばテント泊にすればよいじゃぁないか。
調べてみると幕営も予約が必要との事で電話にて予約を入れると、さすが平日の為か予約できた。

幕営装備と二日分の水を担いでいくとなると結構な重量になる。
しかしR/W利用なので降りてから1時間半程度の登りだけなのでたぶん大丈夫と思った。
所がこれが自分の体力の衰えが考えていたよりもずっと進んでいたことを知らされることとなった。


この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)

【登った日】 2020年 8月 27日
【天  候】  晴
【時  間】    13:15〜15:00
【同行者】  おK3
【コース】    R/W西穂高駅〜西穂山荘

鍋平の無料駐車場に止める。
ガラガラで他に三台しか止まっていない。
R/W白樺平駅まで結構長い距離を歩きここだけで汗だくになってしまった。R/W駅で重量をはかると16kgだからそれほどではないなぁ。
R/Wの客は登山者が3人だけで他の十数名はこの西穂高駅が目的地なのでしょう。 おK3にも結構な重量を背負ってもらった。
13kgほどあったようだ。w
滅多に担がない重量なので大丈夫かと思っていらそれほどでもないようだ。それよりも自分のほうがヘバるとは歩き始めの時点では思っていなかったのだが。 途中で西穂高岳方面。
この時点ではどれがどれやらわからない。
山荘直下の急登は肩に食い込む重量もあり歩みが急に遅くなる。
ちなみにハイトスは途中で荷物に振られ、踏みとどまった時に足の筋を痛めたようだ。
西穂山荘着。
あぁ、これで重い荷物から解放される。安堵安堵。
早速手続きをしてテントの設営にかかる。
天場はすいているのでお好きな場所にどうぞとの事。
西穂山荘の天場は素晴らしい。平だし砂地だし。
久しぶりの設営である。塩見以来だから4年ぶりか。
グランドシートを敷いてテント、そしてフライを張っておしまい。
3人用なので中に荷物類を全て収納できる。
さぁ夕食の準備に取り掛かりましょうかね。
水は全部で7L担いできた。
メニューは定番のカレーである。
ちなみにお隣のお兄さんは本日奥穂からジャンダルムを越えてきたそうな。たいしたものだ。
今の自分ならば確率5割で滑落死だろうな。

19時にはシュラフにもぐりこんだのだが、思ったより寒くはない。
おK3は3シーズン用、自分は夏用のシュラフを2枚重ねの準備だったが1枚で済んだ。
念のためシュラフカバーまで準備してきたが徒労であった。
それもこれも昔の赤岳で寒い思いをして懲りているからなのだが、今回は本当にやたらと荷物を重くしただけだった。
体を横にして足を延ばすと左足が攣った様な痛みに襲われる。
荷物に振られたときに痛めたのかもしれない。
なだめなだめ就寝する。

 

【登った日】 2020年 8月 28日(金)
【天  候】  晴
【山の名前】 西穂独標(2701m)
【時  間】    6:10〜11:30
【同行者】  おK3
【コース】   西穂山荘〜丸山〜西穂独標〜丸山〜西穂山荘〜 R/W西穂高駅

天場からは日の出が山の陰となり拝めなかった。
朝食を摂ってテントを撤収して荷物置き場に預けた。
さぁ、西穂に向けて出発です。
ザックの重量は半分以下になってますね。
笠ヶ岳。登頂時はあちらから北アルプスの山々を眺めたなぁと感慨にふける。 振り返り西穂山荘とその後ろには焼岳。
噴煙は上がっていませんね。
尖がっているのがピラミッドピークかしら。 丸山へはあっという間です。
ガレ場が始まる。
ハイトスの体調がおかしい・・・というよりも左足が言うことを聞かないようで歩きかたがおかしいらしい。
おK3曰く「いつもと違ってジジくさい歩き」だそうな。
独標の標柱が見えました。
あと少し。
おK3がずいぶん先に行っちゃってます。
松本深高校生の慰霊の碑。
落雷事故に遭った場所なのでしょう。
最後の急登を経て西穂独標。
珍しく2ショットを撮ってもらった。
ここで大休止しながら作戦会議。

目指す西穂高岳は目の前です。

しかしここからが本日の核心部。

時間はまだ8時前だ。

・・・・・・・。

体がこの先はやめておけと言っている。

岩場の難易度は剣などよりは幾分と易しく思える。

しかし足元もおぼつかない今日の状態では撤退したほうが良いだろう。

おK3もあっさりと独標で十分であるとの事。
撤収です。
笠ヶ岳がより綺麗に見えるようになりました。
横筋がはっきりと見えますね。
未練がましく振り返るが・・・リベンジはないだろうな。 時間は有り余っているのだからゆっくりと下りましょ。
今回は二人の意見が一致したのでもめることはない。 山荘が見えました。
デポしておいた荷物をパッキングして下山です。

何のために思い幕営装備を背負って、しかもヘルメット、ロープ、など万全の準備をしてきたのにこの体たらく。

独標だけなら軽い荷物で日帰りでこれたのに・・・。

等々色々考えながら下るのですが、原因ははっきりしている。

自分にはもうアルプスクラスを幕営装備を担いで歩き回る体力はないのだと。

行く前はおK3をいかに確保するかということばかり気になっていたが、いざ登り始めるとその相方にも置いて行かれるのである。

素直に認めざるを得ない。

帰りは水も食料も減っているのでだいぶ軽くなり、R/Wを降りて駐車場までの歩きもそれほど苦にはならなかった。

さぁ、温泉でさっぱりしましょ。

帰り道の途中で日帰り温泉の幟が目に留まった。

石動の湯。

なんと300円。やすっ。

風呂上がりにノンアルで乾杯。

ついでに小腹が空いたので中華そば500円也を食して帰路に就いた。

 

この記事を書いている今日現在も痛めた左足の筋が痛い。
これじゃぁ山登りどころかゴルフもやれやしないなぁ。
しばし安静にしていよう。
膝が良くなったら今度は筋を痛めたではどうしようもない。

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