○ 白馬岳

【登った日】 2017年 7月 16日(日)
【天  候】  曇後雨
【山の名前】 白馬岳(2832.2m)
【時  間】    5:40〜13:00
【同行者】  おK3
【コース】    猿倉駐車場〜白馬尻小屋〜大雪渓〜葱平〜小雪渓〜村営頂上小屋〜白馬山荘

3連休である。
先週に引き続き白馬八方方面に出かけることにした。
先週のお隣の山、白馬岳に行ってみよう。
さて、猿倉から登るか栂池から登るか・・であるが、最後にゴンドラに乗ることにして猿倉からスタートにしよう。
さすがに日帰りは無理なので猿倉から大雪渓を登り、白馬山荘に一泊し、翌日小蓮華山、白馬大池、乗鞍岳経由で栂池というオーソドックスなルートとした。
栂池からは八方BTまでバスを利用、八方BTから猿倉までもバスが利用できる。
連絡のつくバス時刻も調べて用意万端であったのだが。

土曜日の午後3時過ぎに桐生を出立し八方までは先週と全く同じルートで車を走らせる。
途中で夕食を摂ったりして猿倉の駐車場には20:00過ぎに到着した。
広い駐車場は7割の占有率で、本日登った人が多かったようである。
寝床を設定してビールを飲みながら明日への英気を養う。
見上げれば満天の星である。
この駐車場自体が標高1230mですからね。
こんなに星が見えるということは明日は晴天に違いないとほくそ笑みながら21:00には就寝となった。

初日は予定通りのルートで進んだのだが、雨と風にやられて散々な目に遭い、おまけに山荘での翌日の天気予報は雨、曇り、時々晴れ間などということでピストンで帰ることにした。
この日、大雪渓ルートも雨と風でひどい目に遭ったのだが、栂池から登った人はもっと大変だったようで、なんでも談話室で聞いた話によると吹き曝しの尾根の途中で2名ほど強い風に飛ばされて一時行方不明となり、山岳救助隊の方が捜索に行かれたそうな。
幸い大事無く救助隊の方々と山荘までたどり着いたので良かったらしいが。
この話を聞いて大雪渓ルートのほうがまだましだったこと、そして明日は稜線歩きをあきらめて大雪渓を下ることに決めたのでした。


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。((承認番号 平24情使、 第654号)」

猿倉の大駐車場。160台駐車可能だそうです。 チョイと歩くと猿倉荘。ここで登山届を出します。
猿倉荘の右脇から登山道が始まります。 登り始めるとすぐに林道へ。
林道途中に鑓温泉への道標が。ここの露天風呂には入ってみたい気もするが寄れませんね。 林道終点からちょいと登ると・・・。
白馬尻小屋に到着です。いよいよ大雪渓ですぞ。 白馬尻小屋で休憩しながら雪渓を眺める。
白馬尻小屋から数分でアイゼン装着。いよいよ大雪渓歩きです。 最初のうちはなだらかです。
徐々に傾斜が出てきて・・・。 振り返えってみる。
途中で雨が降り出しましたよ。雨具とザックカバーを装着。
後続の登山者が蟻の行列のように続々と登ってきます。
行く手には雨雲が。
あーあ、今週も天気には恵まれなかったなぁ。
大雪渓の終端までたどり着きました。やれやれです。 登ってきた大雪渓を振り返る。
段々と雨が強くなってきました。 小雪渓のトラバースは事故が多いのでここでもアイゼンを装着。
避難小屋に到着。こんな天気じゃここで引き返すのもありかな?と。 いやいやここまで登ってきたのだからね。
雨がますます強くなって雨具に音を立てて降り注ぎます。 あれま、まだ雪渓が残っているのね。
ここでも念のため面倒でもアイゼンを装着。 この雪渓は短いので手を抜きたくなるのですが。
万一滑り落ちたら大変ですからね。 ガスの中に何やら建物が。村営頂上宿舎の様です。
前を歩いていた数人の団体さんが吸い込まれるように小屋に行っちゃいました。こんな風と雨の中だとここでもいいかななどと少し弱気に。
いえいえ、予定通り白馬山荘まで行くのです。稜線に出たところでこの道標。しかし周りは全く見えません。 雨と風に吹かれながらガスの中を歩いてゆくと・・・忽然と大きな建物が出現です。白馬山荘ですね。間違いなく。
やれやれ、ずぶ濡れになりながら小屋に到着です。 夕方になると雨が上がったので山頂方向を眺めてみたが・・・。
明日に期待しよう。

白馬山荘は日本一の規模を誇る山小屋だそうで、レストランまであります。
こんな天気のためか空いていて一人一畳でゆったりでした。
夕食は五時からということでたっぷりと時間がありますね。
明日はどうしようかと思案するが、強風の尾根歩きは風に飛ばされそうで急に弱気になってしまいましたよ。
それはともかくザックカバーを装着したにも関わらずザックの中まで濡れています。
着替えはビニール袋に入れてあったのでとにかく乾いた衣服に着替えです。
濡れたものをもって乾燥室に出向くがすでにいっぱいです。
注意書きには雨具や登山靴は入れないで下さいとある。
どうせ明日も雨だから雨具はいいや。グローブや帽子、タオルだけでも乾燥させなくては。

あとは寒くてしょうがないので受け付けのストーブで暖を採ります。
ちゃんとした昼食タイムをとならなかったこともあり、5時には夕食の待ち行列につらなりました。

普段ではありえない、ご飯のお代わりをしちゃったりして。

明日はピストンに決めたのでゆっくり出来ますね。
売店でヤマバッジを購入したり談話室でくつろいだり。
所々で外国語(ハングル)が聞こえますね。
耳栓をして21時前に就寝。

 

【登った日】 2017年 7月 17日(月)
【天  候】 雨後曇
【山の名前】 白馬岳(2832.2m)
【時  間】    7:00〜12:30
【同行者】  おK3
【コース】    白馬山荘〜白馬岳〜白馬山荘〜村営頂上小屋〜小雪渓〜葱平〜大雪渓〜白馬尻小屋〜猿倉駐車場

朝食は5時からですが、時間を少しずらして行列無しで食堂へ。
小屋は食事の準備をしなくていいのが助かりますねぇ。
準備を整えてザックをデポし山頂にご挨拶してきましょうか。

皆さんザックをしょってますね。栂池方面に行くのでしょうね。 山頂直下に白馬山荘創始者「松沢貞逸」 翁のレリーフがありますのでご挨拶。
頂上が見えてきました。 記念撮影。
一等三角点。 お隣の旭岳は何とか見えますが。
方位板は年季が入ってますね。よく文字が見えない。 お花畑。ウルップソウ、ツクモグサ、ミヤマキンポウゲ等らしい。
旭岳が雲から顔を出しました。少しだけ背景に青空が。 白馬山荘と白馬岳に別れを告げましょ。
昨日は全く全貌が見えなかった村営頂上宿舎。 今日も雪渓はちゃんとアイゼンをつけましょうね。
これも昨日はよく見えなかった避難小屋。後ろには大きな岩があったのですね。小屋の真下には雪解け水が囂々と流れています。 お、アルプスらしい景観が。
天狗菱とガスに隠れた杓子岳の一部が。
こんな上流でも雪解け水が豊富で結構な水量です。 さぁ、今日は大雪渓の下りです。石がなければ尻セードで降りたいですね。
所々にクレバスが。 後ろを振り返り大雪渓上部を眺める。
左に目をやると2号?3号?雪渓。 右に目をやると小さな雪渓。
そんなことをしながらおK3が追いつくのを待ちます。 やはり下りは早いですね。大雪渓の終端が見えてきました。
白馬尻小屋。ここまで下りると少し太陽が差してきました。 林道から落差のある堰堤滝を眺める。
猿倉荘に戻りました。昨日の喧騒が嘘のように静まり返っています。 駐車場に戻ると・・それでも3割くらいはまだ埋まっています。

ピストンにしたおかげでお昼過ぎには駐車場に戻ることができました。
クーラーボックスの保冷材はまだ一部凍っていて、残っていた冷たく冷えた飲料でのどを潤して・・さぁ、帰りましょう。
まずは汗を流しましょう。
これも先週と同じく「みみずくの湯」へ。
さっぱりして帰桐しました

今回も天候に恵まれませんでしたが、白馬の大雪渓を往復できたので満足です。
8月になると雪渓の雪も腐ってきてかえって歩きづらいらしいですが、今回はまずまずの雪の量でした。

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