仙人ヶ岳、深高山、石尊山

【登った日】 平成20年12月27日
【天  候】 晴れ
【山の名前】 仙人ヶ岳(66.9m)、深高山(506m)、石尊山(486.4m)
【時  間】 8:30〜15:40
【同行者】  おK3
【コース】 岩切登山口〜熊ノ分岐〜仙人ヶ岳〜熊ノ分岐〜猪子峠〜深高山〜石尊山〜石尊山下(バス)〜岩切登山口

3週続けて西上州の山として物語山、御堂山を計画して準備していたが、木曜金曜あたりの寒波の影響で北日本を中心に
一挙に雪が降り積もったようだ。
先週の荒船山の雪程度ならば問題は無いが、本格的な積雪に対する装備や訓練はしていないので急遽近くの雪の積もっていない
里山に変更となった。

1000mを越える山々が積雪期の間は、雪の少ない里山に限ります。
桐生、足利の近辺にはこの様な山々に事欠きません。
今回はおK3がまだ行っていない仙人ヶ岳へ行くことにしました。
ハイトスも桐生からは何度か登って居ますが、足利からは登っていませんでした。
岩切から登り、帰りは猪子峠経由という一番ポピュラーなルートでいくことにします。
しかし何か物足りないので猪子峠からは深高山、石尊山と尾根伝いに渡り歩き、県道に出たあとはバスで駐車場まで戻る事にした。

バスの石尊下発の時刻(1日に4本のみの運行である。)15:13分に合わせて登山開始時刻等検討した。

出発地の岩切駐車場である。

有料で300円也。

我々の1台だけの駐車です。

画像を撮している場所あたりがバスの回転場所です。

登山口は駐車場から見える民家の屋根に向かって降りていったところです。

準備していると単独行の男性が黙々と猪子トンネル方向に歩いていきます。

何処から歩いてきたのだろうかと不思議に思いました。

人のことはさておき、出発です。

登山口に有った石塔です。 木の鳥居が出迎えてくれます。
沢沿いに歩きますので、右岸左岸を行ったり来たり。 マンガン鉱の坑道跡にしては小さいな。何だろう??。
まるで窯の跡の様な穴が何箇所も見られました。
沢の様子です。この時期ですので水量も乏しく冬枯れと行ったところです。不動沢の滝も残念ながら寂しかった。 本物のマンガン鉱の坑道跡です。
入れないように金網で覆ってありました。
登山口から40分ほどで生不動尊(岩切山生満不動尊)に着きました。
本日の山行の無事をお祈りします。
生不動尊からすぐの所にある道標です。
とっても岩切から25分では来れません。超健脚者の時間??。
坑道跡がいくつも有りました。子供時時代はこの様な洞窟跡を探検と称して良く遊び場にしたものだと思い出しながら。でもカマドウマは苦手だったな。 小俣第二小学校児童会の案内板です。
「左に行くとまよいます」とのことですので右に行きましょう。
稜線が見えてきました。分岐までは近いだろうと想像できます。 と思っていたら道標が地べたに落ちていました。
ここへきてようやく山登りらしい急登になりました。 おK3もようやく本気モード?になったようです。
本気モードになった途端に熊ノ分岐に到着です。小休憩をとって左方向仙人ヶ岳へ向かいましょう。 赤雪山への分岐です。3.9kmとのこと。
松田湖から赤雪山経由で登るルートも面白そうです。
仙人ヶ岳山頂です。さすがに人気の山ですので、すでに7人ものハイカーに会いました。頂上では年配のハイカー達があの山は云々・・とやってます。仲間から聞かれた一人が「あの山は鳴神山だな。」−実は根本山。「あの山は赤雪山だよ。」−実は野峰。もちろんあえて突っ込みはせずにほほえましく聞いておりました。 根本以北の山々は全て山腹より白く雪化粧しております。
ようやく冬らしくなって来ましたのでスキー場も一安心でしょう。
冬山へは行けない我らにとってはこれらの山々は春まで お・あ・ず・け。
近くの里山廻りを楽しみましょう。
下りは猪子峠に向かいます。歩きやすい尾根をゆっくりと下ります。
こちらの尾根ルートは景色が楽しめそうです。
松田湖が望める展望地に到着です。この後高度を下げるたびにいろいろな角度で松田湖を眺めることが出来ます。
これから縦走予定の深高山から石尊山の山並みの様子です。縦走路はなだらかな様子がここからは想像出来ますが、実際はどうだろうか。 530mのピークに到達しました。
「530m 宗の岳 」の小さな山名板が取り付けてありました。
松田湖がより大きく見えるようになりました。 「犬帰り」の鎖場に到着です。
見てのとおり7mほどの高さですが、右側が切れ込んでいますので実際の高度感はもっとあるように感じます。足場はしっかりとありますので大丈夫ですが、おK3は少し不安な様子です。
上からロープで確保しようかといったのですが、おK3は「大丈夫みたい」というのでハイトスが先に下ります。「こうやって鎖をしっかり持って」などといっているところの写真を撮るくらいに余裕があるのですね本当は。 しっかりと鎖を握り締めて降りてきます。
今までも何度も経験しているので、最後にちょっと援助しただけで大丈夫でした。無事本日唯一の難所?犬返しを通過です。
途中の展望から赤雪山を望みます。近いうちにいけるかな?。 おK3少しペースが落ちてきました。犬返しでくたびれたか。
511mのピークを過ぎたあたりで松田湖を真横から見る。 石祠です。何故か「ほっ」とします。
猪子峠に到着です。エスケープルートはここから岩切へ下りますが、今日はまったく問題ありませんので予定通り深高山へ向かいます。 踏み固められたような道を登ります。
先に大きな鉄塔が見えます。
林道にぶつかりますが、平行して道が続きますのでアスファルト道には降りなくてすみます。 十字路に着きました。
左は「松田町巨石群」だそうです。いつか行ってみたいなぁ。
十字路そばには石祠がありました。 深高山へは急な登りとなりますが、最初は木の階段から始まります。
急登は続きますが、ロープが助けになります。おK3ペースダウンです。 深高山頂上に着きました。頂上には石祠が奉られて居ます。
おK3が少し疲れたようですが、これからはほぼ平らな尾根歩きだよと元気付ける。途端に元気が回復?する。 深高山より南東方向に見える山は行道山と大岩山でしょうか。
これらの冬期里山歩きの有力候補ですね。
深高山から石尊山への尾根は想像通りの小さいアップダウンだけのほぼ平らな縦走であった。 湯殿山への分岐へ到着です。
湯殿山への登山道は通行禁止だそうです。
何でも登山道に亀裂が入り崩落の危険が有るそうです。
深高山から30分で石尊山へ到着です。13:50です。
バスの時刻まではまだ1時間20分も有ります。余裕です。
石尊山山頂から少し行ったところで展望の良い広場が有ります。

小学生作の案内板には「お弁当を食べる広場・・」と有りました。

とにかくバスの時刻まで余裕が有りますのでゆっくりと過ごします。

この場所にはベンチまで有りますのでハイキング時の休憩場所に最適です。

風が少し出てきました。

さすがに12月も末ですので登りはともかく、休憩時や下りでは寒くなり、ウィンドブレーカを引っ張り出さざるを得なくなりました。

さてと、石尊神社の奥宮でも見物しに行きましょう。

石尊神社の奥宮へ参拝するおK3です。 天狗と河童でしょうか?
その先はちょっとした岩場がありますので慎重に。 おK3はすたすたと岩場を越えていきます。
石切場でしょうか。それとも採石場でしょうか。 所々で丁目石が目立ちます。奥宮は二十八丁目でした。これは十九丁。
段々と傾斜が緩やかになってきました。
県道は近いと思われます。まだまだ時間は余裕があります。
女人禁制の石柱です。昔は女人禁制だったのでしょうか。
おK3とウーマンリブの話なぞしながらゆっくりと下ります。
石尊不動尊へ到着です。無事を感謝し御礼の拍手拝礼。 石尊不動尊入り口の様子です。中に数台の駐車が可能です。
バスを待つ間に石尊山の外観を。
時間の15:13を過ぎても中々バスが来ません。
道路を走るので中々時間通りには来れないのだろうと・・・でも遅すぎる。
約20分遅れでバスが到着です。運転手さん曰く、途中で故障してしまい、代車だそうです。送れたお詫びと言うわけでは有りませんが、終点の小俣北ではなくて駐車場の有るバス回転場所まで乗せてくれました。

1日に4本の運行であるバスの時刻に会わせて今回のコースを組んでみたが、何とか少し余裕のある時間で回ることが出来た。

全行程7時間程であるが、実走行時間は6時間程度であろうか。

初めて岩切より仙人ヶ岳を登りましたが、やはり人気の理由は猪子峠のルートに有るのでは無いかと思われる。

里山の景観とそこそこのスリルも味わえて、結構面白かった。

又、石尊山のルートもハイキングには最適なコースなので、季節によっては賑やかな事だろうと容易に想像できるルートでした。

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