○ 岩久保山 雷電山

【登った日】 平成22年1月10日(日)
【天  候】  晴れ
【山の名前】 岩久保山(394.1m) 雷電山(449.1m)
【時  間】    8:40〜13:30
【同行者】  単独
【コース】      三島神社前駐車場〜 琴平山〜 岩久保山〜長尾根峠〜桜峠〜雷電山〜八幡宮〜三島神社前駐車場

地元川内の大間々と接する地域の山々である。
2008/10/18の十二山レポにある赤芝山脈縦走を試みたときの残りである。(宿題を片づけなくては。)
前回は時間切れで三本木峠までしか行けなかったので、残りの雷電山から岩久保山、そして三島神社までのルートを
三島神社からスタートし、雷電山への周回ルートとして充足する。
今回もやまの町桐生の赤芝山脈を参考とした。
実はこのルートは藪が多く、しかも場所によっては密藪らしいので少し躊躇するが、今回は単独なのでどうにかなるであろう。

Map

スタート場所の曹洞宗雲祥寺。 お隣の三島神社。手前の空き地に駐車させてもらった。
雲祥寺墓地の最奥が登山口。 未舗装の林道といった感じの幅のある立派な道です。
琴平山山頂には桐生市基準点No.50が。側の木の枝には楚巒山楽会の山名板が有りましたが文字がかすれて薄くなっていました。 次のピークが見えています。
あのどこかに石祠があるはずです。
相生工業団地あたりでしょうか。後ろには鹿田山。 岩を背景にした石祠が見つかりました。文字などは判読不明。
藪漕ぎの始まり始まり。枝がはねて顔にあたり痛い。 そのうちに大間々カントリーのクラブハウスが見えてきました。
このような細い篠竹をかき分けて進みます。 三等三角点の岩久保山。
岩久保山を過ぎるとちゃんとした濃い踏み跡が現れます。 ちゃんとした道は右の尾根へ(尾根伝いに子の権現まで通じているようだ。)。今日の予定は直進。踏み跡は少し・・かなり薄くなります。
長尾根峠に飛び出した。尾根を1本間違えたため100m以上西に出てしまった。(踏み跡が薄いわけです。)
車道を東方向に戻り画像の場所あたりで取り付くことにしたがこの密藪で大変な目に遭う。
稜線までほんの少しの距離であるが、密藪の為立って登れない。
しょうがないので藪の下をはいつくばって潜るが、ザックが引っかかり前に進めない。しょうがないのでザックをおろし、引きずるようにして登る。
おまけに所々にイバラの木があり、これがまた痛い。
標高400mのピーク。ピンクのテープが有った。 この赤リボンの場所を最初は左方向に445m峰方面へ行ってしまった。
すぐに気が付いて戻る。分岐の印のようです。hisiyamaさんの概念図だと左方向は角山方面になるのだが。
ここからまたしても藪に突入。
もうおなかいっぱい。
さすがにここは気合いを入れないと入っていけない。
ようやく桜峠に到着。峠道を越えた側から撮影。切り通しとなって稜線とクロスする様に峠道があった。峠道はちゃんとした道に見える。
これを川内方面に下ると麦生小路方面に行くと思われる。
大間々方面はすぐ近くまで林道桜峠線が来ている。
雷電山への登りはやや急であるが、藪に比較すると楽なもんです。 登り切ると雷電山山頂。石祠が有りました。
石祠の後ろの木に「谷山砦跡」の標識がくくりつけてありました。

石祠に備え付けられていた参拝者記録帳の箱に以下の説明文が有りました。

「谷山城とは仁田山城の出城(見張の城)です。江戸時代に村人がこの地に雷神を祀ったので雷電山と言う」

さて、ここで本日の目的は終了。

携帯電話で今から下山する旨を伝える。

この先は八幡宮まで一気に南下するだけなので1時間も有れば駐車場所まで戻れると思った。

しかし現実は厳しい。

もう藪なんて無いと思っていたら途中からまたしても稜線が藪なのです。

途中で桐生市基準点No.70を見つける。 藪と倒木。両足の臑のキズに障害物があたると痛い。もう勘弁ですが。
ようやく藪が少し収まった。先にピークが見える。 ふと足下を見ると何とも小さなかわいらしいお地蔵様が。
最後のピークに到達。石祠が2基。雷電様と愛宕様。 最後のピークの後はちゃんとした道が八幡宮まで続いていました。
民家のある場所まで降り立ちました。 降りたすぐ隣が八幡宮。
駐車位置までの車道を戻る途中に子聖大権現への看板を発見。 三島神社に戻りました。この空き地に駐車してました。

今回の周回ルートは藪を厭わない人向けです。
このレポを読めば普通の人は行きませんよね。

毎回藪をやるたびに思うのだが、膝まで隠れる臑当てを装着したいくらいです。
今日も又臑がキズと打撲だらけになってしまった。

しかしながら懸案の宿題をすませて満足ではある。
これにて山田郡誌に記載のある赤芝山脈縦走完了。

ホームへ戻る