○ 第二次北海道遠征(7/25〜8/6) (幌尻岳、十勝岳、オロフレ山) ダイジェスト
昨年の第一次遠征にて登り残している百名山3山(幌尻岳、十勝岳、後方羊蹄山)を登り、後半は観光中心で北海道を楽しみたいと考えた。
今回も現地の天候に合わせ、その都度状況を見て登る山を決めることにした。
今回は事前に6山の地形図を準備し、X-trailでの車中泊を中心に行動できるように新潟からのフェリーにて北海道に渡った。
今回の予定は2週間であったが予期せぬアクシンデントにより2日短縮して帰桐することになってしまった。
このため後方羊蹄山に登れなかったので近い将来第三次遠征が催されるで有ろう事必至となってしまった。
7/25
新潟港よりフェリーにて出港。いざ北海道小樽へ。
7/26
小樽着当日は最短距離で行ける後方羊蹄山に登る予定であったが、なんと26,27両日は雨模様であるので初日から観光に切り替えた。
まずは小樽と云えばここでしょう。
自分はこの小樽運河と倉庫群の風景を描いた版画が好きで、一度は来てみたいと思っていた場所である。
函館に向かう途中で積丹半島に寄ってみた。
島武意海岸の絶景は目を見張るものがあり、小雨の中であったが下の海岸まで降りてしまった。
ここは予定外だったので余計に素晴らしく感じた。
函館と云えば五稜郭。
土方歳三の終焉の地でもあります。
説明文には釜次郎さんの年譜も記されており、大鳥圭介についてもしかり。
箱館戦争に思いを馳せて・・・満足であった。
観光客は中国人がやたらと多かったのが不思議であった。
函館の夜景に外国人が多く集まるのはわかるがこの地は何故に???と思ってしまったのだが。
やはり函館の夜景は外せませんな。
ここでも圧倒的な数の中国人団体観光客にまさに圧倒されました。
何せ自分の周りでは日本語が聞こえない。(笑)
急遽の函館観光のため、土曜日当日手配出来るのはビジネスホテルしか見つからず市内のビジネスホテルに投宿。
受付の女性に「会社名をここに書いてください」と云われたが「仕事ではないのですが・・」と返答。
どうも一般観光客が泊まるのは珍しかったらしい。
7/27
予報では28,29、30の3日間は好天とのこと。
それでは今回遠征の一番の目玉である幌尻岳に登りましょうか。
ルートとしては額平川コース、新冠コースの双方の準備をしてきていた。
額平川コースの場合は避難小屋の予約が出来るかが問題であるが、それよりも今回は数日前から雨模様であり沢の増水は避けられない。
下手をすれば渡渉できずに断念となる危険性が高いので新冠コースを採用した。
(実際山頂で額平川コースの登山者の話を聞くと、渡渉は腰から胸までだったそうでツアーは中止となった他、断念する登山者も多かったそうである)
その為この日は移動日となり新冠の道の駅(サラブレッドロード新冠)へ。
ここで車中泊とし、翌朝はゆっくりと登山口に出発です。
なぜならば新冠コースは2泊3日の予定とするので初日は6時間掛けて新冠ポロシリ山荘までたどり着ければよいのである。
7/28,29,30
幌尻岳登頂
30日は無事幌尻岳登頂を果たし3日間の汗を流すべく レ・コードの湯 へまっしぐら。
さっぱりして腹ごしらえもして、さぁこれからどうしようと作戦会議。
次は十勝岳に行きたいのだが、やはり天候がイマイチなのと一日休養を入れようと云うことで周辺まで行って観光にしましょうとなり、今日は走れるだけ走ることにしましょう。
たどり着いたのが日高の樹海ロード日高。
本当は富良野まで行きたかったのだが所詮翌日は観光なのでたいした問題ではない。
7/31
おK3ご所望のファーム富田である。
ここでも中国人観光客の波の中にいる様である。
ここはどこの国?と思わず叫んでしまいたくなるような。
日本人の家族連れがしきりに周囲を伺っていたかと思うとつかつかと満面の笑みを浮かべながらハイトスに駆け寄り写真を撮ってくれと言う。
もちろん快諾したのだが、なるほど周辺で日本語が通じる人が来るのを待っていたようである。
おK3との日本語による会話を聞きつけたものと思われる。(笑)
同じくおK3ご所望の展望花畑、四季彩の丘である。
花も綺麗だったが牛乳がおいしかった、
思わずおかわりしてしまったですよ。
十勝岳登山口である望岳台へ至る途中で青い池に寄ってみた。
結構神秘的な湖水の色ではあるが人造湖との事。
8/1
ここでおK3が予期せぬアクシデントに襲われた為今後の予定を建て直す事となった。
十勝岳の戻りのあと300mほどで駐車場という平坦地まで戻ったところで浮いた石に足を乗せたらしく左足をくじいてしまったようだ。
数分後自分で立って歩けるというので軽い捻挫と思われたが実際桐生に戻って整形外科に行ってみると・・なんと骨折しているとのこと。
はぁ〜・・である。
この時は軽い捻挫と考えてしまい・・・とはいえとにかくこれで後方羊蹄山は登頂不可となり、残りの日々を観光に費やすことにした。
まずは一昨日じゃらんで予約した十勝川温泉観月苑へ。
あとは観光と温泉地巡り三昧である。
8/2
まずは釧路湿原。
でも遠かったなぁ。
霧の中の襟裳岬。
ハイトスは38年前に訪れているがすっかり様子が変わっていた。
当時バイクで腰を浮かせて走行した悪路の黄金道路は完全な舗装道路となっていた。
襟裳岬に至ってはザレた荒れ地にポツリと標柱が立っていただけの場所だったのだが。
拓郎ちゃんとおさみちゃん、そして森進一の功績は大きい。
襟裳の町で夕食を摂った後何とかたどり着いたのが道の駅みついし。
今回最後の車中泊となる。
8/3
アイヌ民族博物館「白老ポロトコタン」
説明員のおじさんが丁寧にアイヌの歴史、民俗、宗教について説明してくださった。
今夜のお宿は同じくじゃらんで直前予約(平日なので予約は楽でした。)した登別温泉滝乃家別館 玉乃湯へ。
8/4
登別温泉の次は洞爺湖温泉でしょう。
道すがらにオロフレ山に登ってみました。
2時間ほどでしたのでおK3は車で待機。
この日のお宿、と云うか北海道最後のお宿は洞爺湖温泉 洞爺山水ホテル 和風。
もちろんこちらもじゃらんで直前予約。
おK3のたまわく部屋食が良いとの仰せであったので探してみた。
洞爺湖にて記念撮影。
8/5
最終日は雨の中。
ゆっくりとホテルの朝食を摂ってチェックアウトも10時近くになった。
雨が酷いので車中から昭和新山の噴煙を見て最後の観光とし、苫小牧に向かう。
支笏湖に寄るつもりだったのだが、途中で国道が急遽通行止めとなり断念した。
電話にてフェリーの予約を8/7から8/5に変更しておいたので少し早めにフェリーターミナルに行き、チケットを交換してもらう。
お盆休み前なのでフェリーも空いているようだった。
もともと登山半分、観光半分の予定ではあったが、最低でも百名山の残り3山は登るつもりでいたのである。
しかしながら後方羊蹄山を残すことになってしまった。
こればかりは致し方無い。
第三次北海道遠征を計画せざるをえない。
その時は8割観光になるのだろうか。
羊蹄山がなくなった分予定より2日早く戻ることとなった。
あわよくばの候補は夕張岳、富良野岳、樽前岳・・・。(北海道の山はキリが無いなぁ。)